このブログでは「ホ・オポノポノ」を長年実践している講師をお招きし、様々なお話を伺います。


ヒューレン博士へのインタビュー(4)

2016年06月03日

大震災の原因も問題解決法も、
すべては自分の内側にある


―― お久しぶりです。お会いしない間に、日本では大きな震災(東日本大震災)がありました。


イハレアカラ・ヒューレン博士(以下、博士) 地震があったとき私は台湾でクラスの最中で、「私の記憶の中の何が、この現象を引き起こしたのか」について、クリーニングしていました。 
 今回の震災は、自然現象ではなく、人災です。神聖なる存在が、愛する子どもたちにひどいことをするはずはありません。ただ「この地球が、瀕死の状態なのだ」ということを示した出来事でした。
 地球は、母なる大地は、世界中いたるところで、いわば人類に痛めつけられ、強奪され続けてきたわけです。母なる大地はなんとか自分で調整しようとしてきましたが、それがうまくいかない状態にきています。


―― きっとそれには誰もが気づいているのですが、問題が大きすぎて、深すぎて、複雑すぎて、何にどこからどう手を付けてよいのかわからないのだと思います。


博士 飛行機に乗ると、事故のときには、酸素マスクを着用するように案内されますね。親なら誰もが、まず子どもにつけたいと思うでしょう。しかしアナウンスは、「ご自分が先につけてください、そして周りの人につけてください」と流れます。多くの人たちは、先に人につけたい、と思ってしまうのですが、「まずは自分自身」なのです。
 どんな問題も、原因はすべて自分自身の内側にあります。その体験をしている、ということについて自分自身の内側をクリーニングしなければ、どれだけの義援金があったとしても、実るような使い方がなされません。自分のすべきことを、正しいポジションで行うこともできないでしょう。


―― 義援金がうまく使われていないなどの話は良く耳にしますね。


博士 私たちは、地震や原子力発電所の事故は、問題も原因も全て自分の外にあって、「“何か”や、“誰か”が悪いから」起きたのだと思っていますが、原因のすべては私たちの内側にあります。「自分の記憶の何が、この地震を生み出したのか」、と問いかけ、クリーニングすることが重要です。日本の総理大臣が、すべて彼の責任であるかのようにとがめられていますが、一人ひとりが「自分の責任において」クリーニングするということが忘れられていますね。


―― 確かに忘れています。この大きな問題は、もっと大きな何かが変わらなければ解決できない、と思っていました。


博士 まず、あなたと私が「自分の中を見る」ということを始めない限り、現象が変わるということは難しいのです。
 人はみな、「〈すべては〉自分の中にある」ということを知らなければなりません。「解決法」は、「自分の中にしか存在していない」のです。
 ブッダは「自分の中の何がこういう解釈、認識を生み出しているのだろう」と内観してきました。シェイクスピア、キリスト、何人もの聖人が同じことを違った言葉で繰り返し伝えてきました。「無でありなさい、純粋な心を保ちなさい、本当の自分でいなさい、悟りの状態でいなさい」。しかし私たちの「知性」は、外側の何かをとがめ、憎むことを続けています。
 すべての問題の解決は自分の仕事であり、それらは自分の中の出来事なのだということに、気づくことができるでしょうか。今、私たちは、大きな大切な学びの中にいるのです。


たった一人が、一組の男女が
「愛」を示すだけで


―― 私たちは、自分という存在を軽く見過ぎているのかもしれません。


博士 一人ひとりがそれぞれ「本来、自分はどういう存在なのか」ということに気づけばよい、たったそれだけなのです。自分自身を知らないがゆえに問題が起きます。光は私たちの中で常にあるのですが、それを遮ることで暗闇の中に入ってしまうのです。「暗闇を手放すだけで」、自分がどう行動すればいいのかはっきりしてきます。そして自分の周りの人も、自分の役割がわかるようになるのですよ。


―― 「手放す」という感覚、いまさらながらやっとわかるようになって、大変長い間、「これを手放すんだ~~」と、手放したいものを握りしめて「アイラブユー、アイラブユー、早く消えろ~~」とやってましたが(笑)、多くの方がクリーニングを実行されているからなのか、私も「あぁ、そうか手放すんだった」と、気づけるようになりました(笑)。


博士 多くの日本の方が、「あぁ」と、気づくようになりましたね(笑)。握りしめてしまうのもプログラムだったので、しかたなかったのですよ。しかしクリーニングがしやすくなったのは、私も感じています。昔は長くて深刻な質問がたくさんありましたが、最近は本当にそうしたことがなくなりましたね。多くの人がクリーニングしてくださるほど、スムーズになります。


―― 握りしめているものを離して観てみると、私の頭で考えていることなんて、ほんとにたかが知れているなぁと思うのです。とくに、ウニヒピリと話すと気づかされるのですが、先日は、夕食のメニューを頭で思いつく順に聞いていっても全然OKが出なくて、「どうしてかな」と思って冷蔵庫を見直してみると、奥のほうに、賞味期限間近の食品が見つかって(笑)。頭はそんな食材のこと、忘れてしまっているのに、ウニヒピリは覚えていたんですね。それらを使ったメニューで聞き直すと、OKが出て…いつもそんな感じです。


博士 これを聞いたらあなたは落ち込むかもしれませんが、私たちが認識している「顕在意識」というのは、「本当にアホ」なんです。もれなく問題に導いてくれる(笑)。顕在意識の情報量は1秒間に15ビット、潜在意識の情報量は1100万ビットです。15の情報に、1100万の情報が押し込められているのが普段の私たちです。そのアホな部分に向かって、「アイラブユー」といえば、押し込められているウニヒピリは外に出てきやすくなります。
 ウニヒピリは、あなたの一番の友人です。仲良くしていれば、違う惑星や遠い過去など、あなたの想像もできないところから情報をもってきて、発想を与えてくれます。そして他の存在のウニヒピリともうまくやってくれるのです。
 普段から話し合っているので、あなたのウニヒピリはニコニコしていますよ。あなたから愛されて、あなたを愛しているとウニヒピリが自覚さえすれば、直接話してくれるようになります。


―― 愛されている、愛している、ということがとても大切なんですね。


博士 もし私が、たとえばあなたを愛したとして、本当の意味での「愛」を示したとします。すると、それだけですべてが落ち着くのです。これだけ男女がいて、たった一組の男女すら、本当の意味での愛をお互いに示し合っていないのです。みんな押し付け合ったり、摩擦が起きたりしています。
 男女、というのは宇宙の調和そのものです。たった一組の男女が調和することによってエネルギーが循環し、正しい発想、アイデア、正しい食品、いろいろなものが生まれるのです。本当に、たった一組の男女が完璧な関係を持つことができれば良いのですが、一組すらそうなっていないので、今この状態なのです。
 愛という根源から何かを行うことで、こういう問題は起きません。それぞれが自分で完璧な責任において、その都度「愛」を選択することで、生まれてくるものがあるのです。
 たった一人がクリーニングするだけで、違いは起きるのです。誰もができることなのに、誰もやらなかった。この地球に向かって、「愛しています。私が改心する機会を与えてくださってありがとうございます。許してください」、と言えばよい、たったそれだけなん
です。この地球は、愛されているということを感じる必要があるのです。皆から、愛されているのだということを。


―― すべての存在は、愛されているということを知りたいだけなのですね。


博士 そう、パソコンも、あなたが「アイラブユー」と毎日伝えていれば、「うん?何か言っているな?」と耳を傾け、そのうちそれを覚えるのです。するとあなたが忘れた時にも、自動的に自分でクリーニングするようになります。電話も、玄関もみんなそうなんですよ。


―― すべての存在が自由になるには、「私が」、常に愛を選択して、まずは自分が自由になることなのですね。お話をお聞きして、光が見えた気がします。ありがとうございました。
(インタビュー:滝澤 朋子)



〈編集後記〉

 インタビューで、博士からこのような言葉をいただきました。
 「あなたがこの記事を読まれる方たちに対して貢献できることは、〈すべてが自分の内側にあるのだ〉、と気付いてもらうことです。
 今、この記事の予告編のようなものが見えています。文字の中に、黄金のイチョウの葉っぱがあるのが見えます。この記事をただ読むだけで、人々に変化が起きるでしょう。自動的に人の意識がクリーニングされ、正しい反応で動けるようになります。人は〈光〉を感じ、自分の無の状態に気付き、体験し、〈愛〉、〈本当の自分〉というものに統合していきます。
 記事を読む、読まないにかかわらず、これが印刷されることによって、地球全体の無意識に届きます。今は闇の中にある意識も明るくなり、自然に〈光〉に向かっていけます。この記事は、新しい太陽、まるで日の出のように人々に光と希望を与えるのです」とのことでした。
 私たち一人ひとりが皆、「アイラブユー」で世界を変える力を持っているのだということ、つい忘れてしまいますが、この時代だからこそそこに立ち返るよう、意識し続けていきたいと思いました。

(2011年8月『元気な暮らし』掲載)

イハレアカラ・ヒューレン
1962年コロラド大学卒業後、ユタ大学を経て、1973年アイオワ大学で教育長・特殊教育ディレクターの博士号を取得して医科大学長、教育学部助教授に就任。1974年ハワイ大学助教授、1976年知的障害者ハワイ協会事務局長、1983年より1987年までハワイ州立病院精神科医スタッフ。現在The Foundation of I,Inc. Freedom of the cosmos名誉委員長。1983年から国連、ユネスコ、世界平和協議会などでセルフアイデンティティ・ホ・オポノポノに関する講演を行うほか、世界各地で普及活動に務めてきた。共著に『ハワイの秘法』(PHP研究所刊)がある。


当記事に関して


※当記事は(株)トータルヘルスデザイン発行の無料月刊情報誌『元気な暮らし』に掲載された記事を元に再構成をしております。
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