アイリーン・シュウォネックさんへのインタビュー(7)
今回は、故イハレアカラ・ヒューレン博士の元でクリーニングを実践してこられた講師の一人、アイリーン・シュウォネックさんのインタビューです。
(前回の続き)
クリーニングで想像もつかない道が開かれる
アイリーン・シュウォネックさん(以下、アイリーンさん) 振り返ってみると、クリーニングを通じて本当に不思議で奇跡的な出来事ばかり起こりました。すべてのことが変化した今、手に入れたいと願ったものはすべて与えられ、元夫と親友になってとてもよい関係ですし、家族みんなが元気でそれぞれの道を歩んでいるんですよ。
―― わかるような気がします。私自身はクリーニングを実践して15年経ったときに離婚したのですが、元夫とよい関係を保っていますし、息子は社会人として自立した道を歩んでいます。
じつは離婚で一人暮らしをするようになって初めて、本当の意味でちゃんとウニヒピリを見てあげられるようになったように思います。クリーニングしているつもりだったというか、いつも自分を疎かにして家族の面倒をみるために操作画策コントロールを試みては、内側にたくさんのゴミを抱えていることに気づけなかったんです。
それらを全部手放して、「自分のものといえるものは何一つない、すべて恩恵で与えられ生かされているんだ」と気づいて、ちゃんとウニヒピリの世話をする機会を与えてもらった。自分自身からは逃げられないですからね。そこから丸一年間、ウニヒピリのお世話に専念しました。すると息子も元夫も自分自身のお世話をする機会ができてちゃんと暮らせていて、息子は「あのときはすごく辛かったけど、あのまま一緒に暮らしていたら依存しきって自立できなかったから今はよかったと思う」と明かしてくれました。今では息子の彼女を交えて出かけたりもするんですよ。
アイリーンさん クリーニングの働きには驚かされますよね。内なる導きで決断されることによって何が開かれるのかは、それまで想像もつかなかったようなものばかりですから。
ネガティブも無制限の恩恵へのクリーニングチャンス!
アイリーンさん 私たちにとって何が正しいことなのかは、それが与えられるまで私たちにはわかりません。でも驚く必要も、何が起こるんだろうと不安に思って準備する必要もない。ホ・オポノポノがもたらしてくれる恩恵には、制限のない可能性が開かれているということをお伝えしたいですね。
もちろん渦中にいるときには「ポジティブなことが起きている」だなんて到底思えないこともあるでしょうけれど、クリーニングで変換することによって、新たな道が開かれたのだと後になってわかります。
ネガティブな現実が表出してきたのなら、それはすべてただクリーニングのためだけに出てきたのだということなのですから。
―― 本当にまったくそうなんです!「これをネガティブと言わずして何と表現するの⁉」という苦痛に満ちた出来事も、じつは大きな飛躍のために必要な変化かもしれません。私も離婚を経たクリーニングで、好きなように飛び回って挑戦するという自由を手にしています。
アイリーンさんが経験された変化にはどんなものがありましたか?
アイリーンさん これまで誰も経験したことのないポジションに昇格して給料が上がり、この上なく素晴らしいと感じられる仕事に従事することができました。どん底では破産宣告を受けていたにも関わらず、ね。来年引退したら、他の人がこのポジションを引き継ぐことはなく、事業は縮小されるそうです。
―― 失礼ですが、引退には早すぎませんか?アイリーンさんはまだそんなお歳ではありませんよね?
アイリーンさん そうですか?日本では普通、何歳で引退するんですか?
―― 平均で65歳だと思います。
アイリーンさん 私も来年で65歳なんですよ。
―― え!?そうはとても思えません!
内なる子どもを大切にするとわかわかしさも保たれる
―― ほかの講師の方々も、年々どんどんわかわかしくなっておられる気がします。どうしてクリーニングを実践するとわかわかしくいられるのだと思いますか?
アイリーンさん そうですね。ホ・オポノポノではウニヒピリという内なる子どもの面倒をみることがとても大事でカギになっていますよね。その幼い内なる子どもが楽しく幸せでいられるよう努めることが、同時にわかわかしさを保つ秘訣になっているのかもしれませんね。私もいつもウニヒピリを尊重していて、楽しく過ごせるように面倒をみているんですよ。
―― ウニヒピリのケアの話で、子どもの側面を大事にしているとのことなので、どんな風にウニヒピリと仲良くしているのかを教えていただけますか?
アイリーンさん ホ・オポノポノのクラスではウニヒピリに愛情を注いでお世話をするための具体的な方法を学びますが、その中からウニヒピリを喜ばせるツールを使ったり、ウニヒピリと遊んで楽しんだりしています。
それと13歳になる犬を飼っているのですが、その犬とのお付き合いがまるで自分自身のウニヒピリと仲良くするのと重なるところがとても大きいように感じるんですね。犬と遊ぶのもすごく好きなのですが、ウニヒピリそのものと遊んでいるような感覚になるんです。
それと孫たちを見ていても、まるでウニヒピリが投影された姿のような気がしています。無垢で誰も何も裁くことがなく、いつも愛らしくて楽しいことだけを喜んでやっていて、時間を気にするということもない。いつも今この瞬間を楽しんでいる。ですから孫たちと関わると、私自身のウニヒピリとつながっている感覚になるんです。
―― 自分のまわりの大事な人たちがウニヒピリと重なるというのは、きっとアイリーンさんがウニヒピリのケアをしっかりされているという証のように感じました。いつもいつでも外側に問題は何もない!ということなのかもしれませんね。本日も貴重なお話をありがとうございました!
(インタビュー:高木 みのり)
(『元気な暮らし』2025年4月号掲載)

アイリーン・シュウォネック
ドイツ出身。2009年よりイハレアカラ・ヒューレン博士の元、SITHホ・オポノポノを実践。ミュニック(ミュンヘン)の民放テレビ局の教育チャンネルのプロデューサーであり、ロミロミのマスタープラクティショナーや作家としても活動している。
当記事に関して
※当記事は(株)トータルヘルスデザイン発行の無料月刊情報誌『元気な暮らし』に掲載された記事を元に再構成をしております。
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