このブログでは「ホ・オポノポノ」を長年実践している講師をお招きし、様々なお話を伺います。


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ジーンさんへのインタビュー(5)

2020年03月27日

今回は、「SITHホ・オポノポノ」を公私ともに実践されているジーン・ナカサトさんにお話を伺いました。


からだのトラウマをクリーニング


―― (前回の続き)ヒザの手術に向けた精密検査で予期せぬ巨大なできものが見つかって緊急手術になったけれど、良性で事なきを得たとのお話でした。では、元から抱えていたヒザのトラブルはどうなったのですか?


ジーン・ナカサトさん(以下、ジーンさん) 両ヒザとも手術を経て、今ではスクワットができるまでになりました。でも、そこに至るまで二転三転して何年もかかり、常にクリーニングが不可欠だったんです。
 私のヒザは、皿が砂利のように砕けていたために、通常の可動域が180°だとしたら20%程度しか動かない状態でした。1回目の手術で痛みからは解放されたのですが、3年も経つと歩くたびにカクカク音がするようになり、レントゲンで「非常に稀なケースですが、中で何かが剥がれ落ちている」と診断されたんです。


―― 次から次に問題が起きたんですね。クリーニングしているのに何故!?意味がないんじゃないか!?と諦めてしまいそうです。


ジーンさん 「クリーニングをしていれば問題が起きない」のではなく、問題が生じたときこそが「ゼロになるチャンス到来」なんです。私も皆に「手術をした医師を訴えた方がいい!」と言われながらも、それに乗っかって外側に原因を求めず、「とにかくこれはクリーニングだ」と内省し続けました。すると、医師が私専用のチタン製ロッドとボルトで固定する方法を編み出してくれたんです。10年後には、もう片方のヒザも同じ医師に同じ処置をしてもらいました。腕も確かでしたからね。
 一方で、その手術中にアクシデントもありました。突然意識が戻ってしまったんです。視界は黒い幕で覆われて真っ暗。麻酔が効いていたので痛みや恐怖はなかったのですが、メジャーで計ったりドリルで穴をあけたり、のこぎりでギコギコ切断する音がして、まるで建築中の工事現場のようでした。その時初めて、原子・分子がつながって癒えるまでに多くの時間を要するのは、「からだ」そのものがショックとトラウマを受けるからなのだと気づきました。意識的に恐怖がなくても、からだが受けたショックによるトラウマが残るんですね。気づくと私のウニヒピリは「わたしはわたし」※の祈りの言葉を繰り返し唱えていました。


―― 自分がクリーニングをして、祈りの言葉で本質に立ち返ることで、医師も記憶から自由になって、最適な方法がひらめいたのですね。時間がかかるということ、私も手術の経験があるのでわかる気がします。


人間関係のトラブルはアカコードがあるから


ジーンさん 時間がかかってもクリーニングが必要ですよね。何であれ問題はトリガーに過ぎないので、忌み嫌わないで向き合うことが早道です。
 こんなことがありました。高血圧に悩んでいる従姉妹が、あるとき友人と旅行に出掛けたんです。旅行中は極端に数値が落ち着いていたのに、帰宅したとたんに数値が急にはね上がったと。結局、夫に対するストレスで血圧が上がっていると気づいたそうです。ここで「問題は夫だ!」となりがちですが、どんな問題でも人間関係にはアカコード(ハワイ語で因縁やしがらみの記憶)が潜んでいて、それこそが反応を引き起こしている原因です。それはいつどこで生じたアカコードかはわからないので、クリーニングあるのみです。


―― 私自身も、感情的な反応が止められずに自分を持て余してしまうことがあって、長いことウニヒピリのケアとクリーニングをしています。すぐにインスピレーションが得られて解決することもあれば、長い期間かかっても玉ねぎの薄皮を剥ぐようにしか進まないこともあり、記憶もアカコードもとにかくクリーニングですね。


ジーンさん そう。特に病院はあらゆる健康上の問題が集積しているので、そこに溜まっている記憶をウニヒピリが吸い込まないように、行く前、そこにいる最中、戻ってからもクリーニングが必要です。関係する人、病院のスタッフ、すれ違う人々、場所、すべてにおいてです。吸い込んだ記憶を吐き出してトラブルまみれにならないようにね。


―― 病院に行くと疲れやすいですよね。それは記憶の重さかもしれないですね。


痩せたい願望を叶えたのではなくクリーニングの結果、痩せていた


―― 両ヒザがよくなったら歩ける距離も長くなりますし、運動量が変わりますよね。それで自然に痩せたのですか?あるいは痩せるために意欲的に努力なさったとか?


ジーンさん 痩せたい願望は全くなかったんです。ですが新たな医師に出会って、「もう投薬は必要なさそうだから、9週間のプログラムに参加してみない?」と提案されたのがきっかけです。食生活と習慣を変えるためのグループセラピーで、週2回のエクササイズ、瞑想とヨガのクラスが含まれていました。


―― グループセラピーというのは自助グループのこと?


ジーンさん そうです。参加者全員で一緒に食事をつくって食べて、運動をして、気づきを分かち合うというものでした。もともと自助グループもセラピーもキライだったので、最初は抵抗感があったんです。「負担が大きすぎる! どうして赤の他人に自分の問題をさらけ出してその人たちの問題までクリーニングしなくちゃいけないのよ?」って(笑)。でもその自分の反応をクリーニングしたら、試してみるかという気になって、終わってみたら食習慣が根本的に変わっていました。 
(次号に続きます)


(インタビュー:高木 みのり)
(『元気な暮らし』2020年4月号掲載)




ジーン・ナカサトジーンさん


1982年に故モーナ女史と出会って以来、30年以上にわたりSITHホ・オポノポノを公私ともに実践。ハワイ州教育省の教育スペシャリストとしてハワイにおける教育施設の環境向上に務める。


当記事に関して


※当記事は(株)トータルヘルスデザイン発行の無料月刊情報誌『元気な暮らし』に掲載された記事を元に再構成をしております。
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Posted by THDstaff at 10:00講師の方々に訊く