このブログでは「ホ・オポノポノ」を長年実践している講師をお招きし、様々なお話を伺います。


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KR女史へのインタビュー(4)

2016年04月29日

毎日、いつも、クリーニング


―― KRさんは、普段どのような生活をなさっているのですか?


KR女史  そうですね、目を覚まして、まずベッドから起き上がる前に今日一日のことをクリーニングします。毎朝運動もしますから、運動することに対するいろんな想いを先にクリーニングして、マラソンしながら出てくる感情なども限りなくクリーニングしますし、仕事をする前も、本を読む前も、テレビを見る前も、犬の散歩へ行く前も、シャワーする前も…クリーニングしています(笑)!


―― クリーニング三昧ですね。実際には、どんな風にクリーニングされるのですか?


KR女史  瞑想もしますし、ウニヒピリのケアも大切ですね。また、クリーニングのためのカードをあらゆる場所に置いています。書類の中にカードが入り込んでしまうこともありますが、その書類に大きな気づきがあったりするので、カードが勝手に行きたいところへ行かせています。電話の受話器の下にも置いています。電話に出るとき、注意を払えるように。


―― 私も電話にはクリーニングしてから出ますが、先日うっかり忘れて、大変なことになったことがあります。


KR女史  よくわかります(笑)。


―― KRさんでもそういうことがあるのですか?


KR女史  もちろんです(笑)!


―― 少し安心しました(笑)。KRさんは個人セッションもなさるそうですが、みなさん、どんなことで悩んでいらっしゃいますか?


KR女史  女性なら男性、男性なら女性と、異性の悩みはつきものですね。
 仕事でも、家庭でも、体験している“繋がり”をクリーニングすることで進化していくので、そのために、誰もが必要な場所に置かれているのです。「この仕事がイヤだから辞めたい」という場合も、それをクリーニングしないまま辞めると、次の会社にその記憶を持ったまま行くことになります。
 私たちには記憶がたくさんあるので、物事をそのまま見ることも、体験することもできません。「私は怒っている」ということをクリーニングして、はじめて物事の本質と、ちゃんと向き合えるわけです。記憶はクリーニングしない限り、永遠にそこに在り続けます。今、置かれている場所、状況は、あなたにとって完璧です。私たちは、ただクリーニングのために体験するのですが、皆さんそれを良い、悪いと判断します。その判断は、記憶の再生にすぎません。「腹が立っている」「お金がうまくまわらない」「大切な人を失って悲しい」など、その記憶の体験をクリーニングするのは、「今」しかできません。この瞬間が大切です。


―― それでどう変化するか、ではなく、「クリーニングをする」、ということそのものが大事なのですね。


KR女史  そう、最終的に自分に問いかけるのは、「クリーニングしたか、していないか」。それだけです。


インスピレーションを実行する


―― 先日、熱を出して苦しくて眠れなかったんです。クリーニングしていると、「あ、あれを飲もう」と、あるサプリメントを思いつき、飲んでしばらくするととても楽になって、寝ることができました。


KR女史  クリーニングしたから薬を飲まない、何もしない、ということではなく、クリーニングすることで「あ、あれを飲もう」と自分の中でひらめくわけです。よくわかる体験でしたね。クリーニングしないで飲んでしまうと、効果がないかもしれません(笑)。


―― クリーニングさえすれば、何でも解決してくれる、と思ってしまいがちですね。


KR女史  クリーニングして、ただ待っていればすべてがうまくいくように誤解されている方もいらっしゃいます。そうではなく、クリーニングをすることによってインスピレーションを得るので、それを実行する強さも必要になります。 
 私は不動産の仕事で部屋の賃貸もしているのですが、ある女性が家賃を滞納し続けるため、出てもらいたいと思っていました。はじめは、追い出すなんて嫌われるのではないかとか、かわいそうだとか、そういう想いが出てきたのですが、家賃はどんどん滞納されるばかりでしたから、何かが正しくないわけです。そのことをクリーニングし続けていました。すると、「良くないことだから、出て行ってもらおう」と、はっきり感じたんです。そのように自分が「はっきり」したので、彼女も「はっきり」したんですよね。最後に部屋を出てもらうとき、彼女は私のところへやってきて「今が出ていくときよね。愛してるわ」と私にハグをして、去っていきました。彼女は引っ越した場所でものごとがうまく行き、今は滞納もしなくなったそうです。自分にとって正しくないことは、周りにとっても正しくないのです。
 「時(とき)」は、大切です。同情などの感情で放っておくと、正しくないことが延々続いてしまいます。


―― 問題があるとき、クリーニングとともに、そういう決断が必要になるわけですね。ありがとうございました。
(インタビュー:滝澤 朋子)


(2011年2月『元気な暮らし』掲載)




KR女史(Kamaile Rafaelovich)KR
SITHホ・オポノポノ代表。19歳からホ・オポノポノを実践、クリーニングを主体とした古代ハワイアンマッサージのスペシャリストであった故モーナ女史より直接教えを受けた数少ないボディワーカーの中の一人。




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KR女史へのインタビュー(3)

2016年04月22日

大切なのはクリーニングだけ


―― 今、日本ではホ・オポノポノが大変拡がっていますね。KRさんはどのように感じられていますか?


KR女史  本当にすごいですね(笑)。30年ほど前に創始者である、モーナ(※)から、「いずれ日本で100万人くらいの人々がクリーニングするようになって、大きく伸ばしてくれるだろう」と聞いていました。そのときはわかりませんでしたが、今の状況を見て驚いています。世界各国でお伝えしていますが、どの国もこんな拡がりは見せていません。日本は、何かしらの関係があるのでしょうね。
 私たちは41年間、一歩一歩、ただ毎日クリーニングという同じことをやっていただけで、日本におけるこの状況を期待していたわけではなく、ただ一日一日をコツコツ積み重ねてきただけなんですね。ホ・オポノポノが拡がることが悪いわけでもなく、特別なわけでもありません。やはり、ここで、このときに起きていることをクリーニングするだけです。

※モーナ…モーナ・ナラマク・シメオナ。SITHホ・オポノポノ創始者。
ネイティブハワイアンの伝統的高度医療専門家として、 古代ホ・オポノポノを発展させ、医療施設や大学機関、国連などで 講演や指導を行った。1983年にはハワイ州議会により「人間州宝」を授与された(1992年没)。


―― そういうことですね。ホ・オポノポノは、日本の民族性に合っているのではと感じます。


KR女史  日本には文化的に、人を敬ったり、植物や山などに感謝したり、そういう心や行いがありますね。


―― 日本人が持っていた宗教観のようなものを、ホ・オポノポノを通じて逆に思い起こさせてもらっているという印象があります。


KR女史  あなたのその考え方は、ご家族やご先祖から受け継いだ価値観や思想を通じて起きる体験ですね。私はそうは思いませんでしたが、あなたはあなたの体験としてそう感じた、というところが重要なところです。ご自身にそのようなエッセンスがあるので、そういう体験をしている、それは素晴らしいと思います。

KR女史
KR女史


ホ・オポノポノは宇宙的哲学


―― KRさんがホ・オポノポノに出合われたきっかけを教えていただけますか。


KR女史  モーナには、19歳のときに出会いました。知り合いの勤務先の上司というだけで、何をしている人かも知りませんでしたが、一目見たときに、彼女のやっていることを学ばなきゃ、そう感じたんです。
 当時はホ・オポノポノのクリーニングに今のような形はありませんでした。モーナが一緒に瞑想をしようと何度も呼んでくれて、そのときにインスピレーションで受け取った言葉を、少しずつ書き出したんです。この言葉とこの言葉でいいですか、とひとつのセンテンスに関して確認のためにまた2日間瞑想するというような感じでした。その繰り返しで、9年の歳月を費やし、今クラスで使っているクリーニングのためのマニュアルが完成しました。
 クリーニングの4つのフレーズのひとつの言葉や、クリーニングツールなどが記憶を消すことができるのは、この9年がかりでつくったマニュアルがそれに凝縮され、導入されているからなんです。


―― 大変、ありがたいですね。


KR女史  私もです(笑)。当時はマニュアルすらなく、すべての言葉を暗記しなければならなかったんです。ひとつの感情をクリーニングするのに、何ぺージにもわたる言葉を暗唱していたのですから(笑)!
 こういう形になって、ホ・オポノポノはさらに現代的で、合理的になりました。20年も山にこもって瞑想するなんて、誰にもできないでしょう。それが悪いというのではなく、日常生活を送りながら同様の効果を得られるわけですから、忙しい現代の生き方にとても合っていますよね。家族を大切にしながら、仕事を大事にしながら、目の前に置かれている状況をただクリーニングするというところが私は大切だと思っています。普段の生活をしながら自分の中を空(くう)の状態にして、そこにインスピレーションが降りてくるって、すごく生産的で、合理的だと思うのですね。外でなにかがどうなっていても、あまり気にならなくなります。
 ホ・オポノポノでは、問題は自分の中にしかありません。自分を見て、「今、ここの自分自身」に起こることを、ただクリーニングするだけです。
 ホ・オポノポノは、宇宙的な哲学であって、自分に気付くとか、自分を思い出すとか、そこに行きつくための「道具」にしかすぎません。結果的に進化するのであって、進化を追い求めるためのものではないんです。


―― 追い求めると、それが期待になって、ズレてくるわけですね。
 ありがとうございました。来月も、引き続きお話を掲載させていただきます。(インタビュー:滝澤 朋子)



(2011年1月『元気な暮らし』掲載)


KR女史(Kamaile Rafaelovich)KR
SITHホ・オポノポノ代表。19歳からホ・オポノポノを実践、クリーニングを主体とした古代ハワイアンマッサージのスペシャリストであった故モーナ女史より直接教えを受けた数少ないボディワーカーの中の一人。




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KR女史へのインタビュー(2)

2016年04月15日

「期待」を手放す


―― クリーニングを実践されている方から、「思っているようにならない」「何も変わらない」などのお声を耳にすることがあるのですが…。


KR女史  結果に対する「期待」を手放していただくことが大切です。


―― 結果に対する「期待」というのは、「こうなってほしい」「こうしたい」などの気持ちですね。


KR女史  そうですね。「期待」というのは、「記憶」ですから、持っていればそれが私たちをがんじがらめにしてしまいます。もし「期待」があるのなら、それをクリーニングしてください。
 「期待」が詰まっていると、何も入る余地がありません。クリーニングをして、自分の中を空けることができれば、インスピレーションがそこに降りて「あなたにとって〈起きるべきことが起きる〉」のですよ。


―― 「起きるべきこと」が、自分の願いと違う場合もあるわけですね。


KR女史  「クリーニングをして、インスピレーションを受け取る」、たったそれだけです。神聖なる存在は、いつも完全なるものをあなたに与えているのです。しかしそれをどう受け取るか、生かすか、活用するかは、すべてあなた次第ということです。


―― 自分の思いのままにする、ということではなく、今目の前にあるものについて、自分が問題だと感じているその「原因」を、消してしまうということなんですね。結果として、原因が消えれば、目の前にあるものも、あるべき姿でただいられる、ということなんですね。


KR女史  そう、どんなものも、そのままですべて完璧なんですよ。
 私の指が折れて、変形してしまったことがあるんです。最初は「いやだなぁ」と思って、「もとの形に戻って欲しい」と思っていましたが、その気持ちもクリーニングしていました。すると、「どうであれ愛してるよ、かわいい指ちゃん」みたいな気持ちになってきて、指にキスしたくなりました。そうなったとたん、指がまっすぐになっていたんですよ。


―― なるほど、私もクリーニングをして、“あるべき状態”であるようにしたいと思います。


KR女史  そう、すべては自分が作り出していますから、自分があるべき状態でいること、自分が自分らしくあることが大事です。


未来をクリーニングする


―― 講演をお聞きして、「ひとつひとつの体験や感情を丁寧にクリーニングする」、というお話がありました。「これから行く場所」や「これから会う人」についてもクリーニングされているとお聞きしましたが、「未来の体験」もクリーニングできるのですか?


KR女史  未来といっても、今ここにいる私は、今をクリーニングするしかないんです。未来に関して、今ここにいるあなたが、「体験する未来」として意味づけしている、まさに“今ここの、この瞬間の体験”をクリーニングします。その意味で、何十年先の未来でも、無限大にクリーニングはできます。一年分のカレンダーを前もってクリーニングすることだってできるのです。
 リンゴを例にしてみましょう。目の前にあるリンゴが私の口に入るまでに、何秒かの差があるわけです。あなたの未来がこのリンゴだとすると、それを実際に味わうまでに、これに対して想像したり、不安に思ったり、硬いかも、おいしいかも、へんな形だ、など、瞬間瞬間、いろんなことを考えるわけです。それが、「その瞬間のあなたの体験」です。これを、瞬間瞬間、クリーニングするのが重要です。
 このリンゴが目の前にあってもなくても、未来が起きていてもいなくても、あなたがあなたの体験をクリーニングすることに変わりはないわけです。


―― なるほど、よくわかりますね。では方法は、今までと同じで良いわけですね。


KR女史  そう、今あなたが使っている方法で構いません。4つの言葉でも、クリーニングツールの気に入ったものを使ってもいいのです。やり方は人それぞれです。
 どこに行くときも、私は前もってクリーニングします。自分が家を出てから最終的に行く目的地、そしてまた家に帰るまで、一周分。最後に「自分の家に戻る」というイメージが重要で、クリーニング中にそれがイメージできない場合は、そのプランは何か変更したほうがいいということなので、キャンセルします。
 交通手段、電車、使う切符、どの便で、どの駅を経由するかなど、できるだけ具体的にしてから、飛行機に乗るのが怖いなどの感情も含めて、クリーニングを始めます。


KRカード
クリーニングツールのひとつ、KRカード


―― 書き出さないと忘れそうですね(笑)。


KR女史  あなたのウニヒピリがそう言うかもしれませんね。紙に書こうよ!と。繋がった状態になれば、インスピレーションが起きますから。光のスイッチがオンになった状態になるとそうしたひらめきがくるでしょう。


―― 自分の中を空けて、自分のやり方も見つけるんですね!未来のクリーニング、さっそく実践してみます。ありがとうございました!
(インタビュー:滝澤 朋子)



(2010年10月『元気な暮らし』掲載)


KR女史(Kamaile Rafaelovich)KR
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KR女史へのインタビュー(1)

2016年04月08日

すべての体験は「クリーニング」のため



―― 先日の講演では、仕事や人との出会い、「人生のあらゆることはクリーニングのためにしている」というところに立てば、すべてがうまくいく、というお話をされていましたね。私は、「人生がスムーズになるようにクリーニングする」、と捉えていたところがありました。


KR女史  最初はそのように考えていた方でも、ちゃんとウニヒピリ(※)と対話しながら、目の前のことをクリーニングしていくことが、自分の役割なのだ、と気付いていかれます。
 先日、ある方が息子さんの登校拒否という問題に関してセッションを受けられました。進めていくうち、問題は息子さんではなく、「ご自身の記憶」なのだということ、「ご自身が息子さんに対して体験していること」を、クリーニングするのだ、ということに気付かれました。しばらくしてお会いしたら、お子さんも状態が良くなり、ご自身も大変楽になられていました。
 ホ・オポノポノでは、仕事をしていても、人と会っていても、あらゆる体験は、「自分自身の体験や想いのクリーニングのため」に起きている、と捉えます。私たちの体験は、もともと自分自身の中にあった「記憶」が再生されているわけですから、その「記憶」をただ、クリーニングしていくのです。
 医師、治療家という仕事も、患者さんから病状の相談を受けている、という「ご自身の体験」を、クリーニングするだけです。起きることはすべて、「ご自身のクリーニングのため」です。

※ウニヒピリ…潜在意識、インナーチャイルド。クリーニングにおいて、この「ウニヒピリ」のケアは不可欠とされている。詳しくは書籍『ウニヒピリ』をご参照ください。


KR女史
KR女史



頭での分析は、クリーニングの妨げに



KR女史  すべてがクリーニングのため、という例としてお話ししますと、最近私は新しい家を建てたんですが、壁のペンキが決まらず、ヒューレン博士に相談したことがありました。「ペンキが決まらない」という体験から起きている「自分でペンキを決めなければ」、「自分で壁を塗らなければ」、という思いを手放すよう、自分の感情も、クリーニングするようアドバイスを受けました。それを手放したとたん、そこに塗られるべきペンキが、勝手に家を包んでいたんです(笑)。自分が何かをしなくても、自分が手放してしまいさえすれば、私や周りが自由になり、あるべきものがあるべき姿でそこにあるようになります。だから、塗られるべきペンキが、そこに塗られたんですね。ペンキを塗る、というテーマは、「私のクリーニングのため」だったわけです。私たちは、ほとんどの場合「自分でやる」ということを手放せないでいますよね。


―― なんとかしないと!といつも、あれこれ考えて、コントロールしてしまうんです。


KR女史  頭で分析して答えを出そうとしたり、行動したりすることは、何であれクリーニングの妨げになります。私はどんな体験をしていても、また体験する前に、クリーニングを忘れないよう心がけています。電話ひとつも、クリーニングしてから受話器を上げることを忘れないよう、電話に小さなメモを貼っています。「この電話に出る」という体験をクリーニングするのです。


―― 電話でお話ししながらクリーニングするのは難しいですね。


KR女史  電話にクリーニンググッズを置いてもいいですよね。ブルーソーラーウォーターを飲んだり、飲むイメージをするだけでもいいんです。実は、多くの人はクリーニングを頑張りすぎていて、ウニヒピリに負担を与えてしまっています。ブルーソーラーウォーターを飲むだけで、クリーニングになるよ、すごく楽にできるんだよ、ということをウニヒピリに教えてほしいのです。
 皆さんクリーニングが進めば、インスピレーションによって自分なりのクリーニングの方法が出てくると思います。これでなければならない、というものはなくて、それを使えばいいわけです。


―― 私自身は、「どうして目の前の人が神様に見えないんだろう?」という自分自身への問いかけと、『叡智のしずく』を少しでも読むことが、一番クリーニングになります。そのように、人それぞれでよいわけですね。
 次回では、期待を手放す、というテーマについて、伺いたいと思います。
(インタビュー:滝澤 朋子)


(2010年9月『元気な暮らし』掲載)



KR女史(Kamaile Rafaelovich)KR
SITHホ・オポノポノ代表。19歳からホ・オポノポノを実践、クリーニングを主体とした古代ハワイアンマッサージのスペシャリストであった故モーナ女史より直接教えを受けた数少ないボディワーカーの中の一人。




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ヒューレン博士へのインタビュー(3)

2016年04月01日

考えるよりクリーニング


―― 最近、「ホ・オポノポノ」を通じて、全体的に幸せな流れが起きているのを感じている、というお声をよく聞きます。多くの方がこのメソッドでクリーニングを実践されて、平穏な気持ちを得ていらっしゃるそうです。皆さんから感謝の気持ちをお預かりしてきています。私も以前のことを思えば随分平和な時間が増えました。ありがとうございます。


イハレアカラ・ヒューレン博士(以下、博士)  私たちこそ感謝します。あなたが平和であれば、みんなが平和になりますし、あなたが平和でなかったら、私たちも平和になれませんから。


―― ホ・オポノポノのクラスには今回も大勢の方々が参加されたそうですね。


博士  以前、あるお店を取材で使ったんですが、一人のウエイトレスさんが取材を聞いていて、今回のクラスに参加されていました。またお店で彼女を見かけたので、クラスはどうでしたか、と尋ねたら、「考えるよりクリーニングですから、クリーニングだけをしていました」と答えていました。彼女は、お客様の部屋に行くのも怖いほど、大変な恐れを持った人でしたが、集中的にクリーニングしていったら、それが消えたと言っていましたよ。
 素晴らしいことは、彼女はそれについてセラピーを受ける必要もないし、グルや先生に守ってもらう必要もないということです。彼女は輝いていましたね。最も重要なことは、自分を体験するということです。


―― 自分を体験するのですか?


博士  私たちは皆、神聖なる存在に作られているわけですから、自分を体験するイコール、神聖なる存在を体験し、知る、ということです。
 クラスの参加者の中に、乳ガンを患っていた女性がいました。この方はクリーニングの意味はよくわからなかったのですが、ただ素直にクリーニングしたんですね。そうしたら、ソフトボールくらいの大きさだった腫瘍が、次に検査したらもう消えていたそうです。これは、意味もわからず、ただクリーニングしていった結果なのですね。彼女は去年のクラスで見たときは、影が薄くて、生命力を感じなかったんですよ。でも、彼女はクリーニングを通して復活したんですよね。何百万回とクリーニングをして、生まれ変わったわけです。



クリーニングは「自分のため」だけに


博士  しかし同じクラスの参加者の方で、ある男性が、「ずっとクリーニングしているのに腰が痛いのが治らない!」と言っていました。「続けるだけです」としか、私には言えませんでしたが…。
その男性と女性の違いというのは、彼女はただ何百万回、ずっとクリーニングし続けているので、潜在意識のウニヒピリはそれを見て真似をして、彼女が気付かない間もクリーニングしているわけですね。男性の方も、何度かクリーニングをしたと思いますが、そのあと「変わらないじゃないか」、と文句を言ってしまうと、ウニヒピリはその男性がどうしたいのかわからず、その人の真似もしないわけです。


―― 書籍 『ウニヒピリ』を読んで、よくわかりました。私たちがどっちつかずでいると、潜在意識は迷ってしまうのですね。


博士  「ホ・オポノポノ」はとてもシンプルです。もしあなたが仏陀の言うところの「空」の状態でいたら、あなたにはインスピレーションが通るわけですよね。それはあなたが自由である、ということですから、すべての人が自由である、ということです。
 でもほとんどの状態は、記憶があるんです。あなたが記憶によってインスピレーションをブロックしている時は、あなたの周りも同時にブロックされています。


―― 目の前の人が苦しんでいたりすると、ついその人のためにクリーニングしているように間違ってしまいますが、クリーニングすると、結局自分自身がスムーズになってきます。クリーニングは本当に自分自身のためにするものなんだ、と最近やっと腑に落ちてきました。


博士  クリーニングは、誰かのためにするのではありません。「自分のためだけ」なんです。なぜなら、他の人はすでにもう「完璧」だからです。私たち全員、神聖なる存在に創造された、空(くう)から始まった存在ですから、「完璧」なのです。
 しかしあなたの目に、もし誰かが完璧でないように映るのなら、そう見せているもの、「完璧以外のこと(記憶)」は、自分の中にあるんです。「なぜ目の前の人が、神聖なる存在として見えないのだろう?」その原因となっているのはあなたの中の「記憶」です。それを、クリーニングするんです。
問題は私たちそのものではなく、私たちはもともと完璧な存在で、「記憶」があるだけなんです。あなたがクリーニングして、自分の「記憶」を消去していくことによって、あなたの周りも同時に自由になれるんです。



女性が経済に与える影響


博士  前にもお話ししましたが、そういう意味で女性が、経済にとても影響しています。幸せな女性は幸せな子どもを産み、幸せな子どもは幸せな社会人になり、幸せな社会人は幸せな経済を生み出すわけですよね。女性が自分を取り戻し、自分を愛し、自分自身として存在する、これが全てなんです。
 女性は9ヶ月間妊娠するのですから、その女性が不幸を感じていたら、胎児は9ヶ月間不幸を感じて育つことになります。そうすると、生まれた子どもは愛を第一優先にするのではなく、お金儲けを最優先するようになってしまいます。


―― これも私が再現しているわけなんですが、先日も、お母さんが子どもに対してものすごく怒っているのを見かけました。目の前にいる女性が不幸なのは、自分の中にその記憶があるからなんですね。


博士  そう、その不幸な女性はあなたの中にいるんですよ。あなたのために、クリーニングすることができますね。


―― そういう意味で、私の母は私の記憶を見せてくれる大事な存在だったと思います。自分の状態がぐらつくと、母はすぐにネガティブな電話をかけてきていたんです。でも最近は、自分の調子に関わらず、母の方が調子が良くて(笑)。ヨーガのインストラクターのコースを受講したり、人にヨーガを教えたりし始めて、逆に母から元気をもらうことが増えました。そればかりか、親戚関係の問題までスムーズになって、驚いています。


博士  あなたがクリーニングしてお母さんとの因縁や執着を切ったから、彼女は彼女として自分なりの場所を見つけることができて、彼女自身のやるべきことが始まったわけです。でもあなたがクリーニングをしなかったら、二人はドツボにはまっちゃいますよね!


―― 完全に、ドツボでした(笑)!


博士  あなたの人生でなぜあなたのお母さんが親になったかわかりますか?


―― クリーニングのためですか?


博士  あなたを邪魔するためです(笑)!目の前にあなたがいる、ということは、過去世において私があなたとその先祖代々にさかのぼって何か過ちがある、不完全なところがあるので、こうしてもう一度「悔い改める」機会を与えられているわけです。



「ただ、やるだけ!」


―― 時々、「悔い改める」という表現に、抵抗のある方がいらっしゃいますね。


博士  ご自分にとって、ふさわしいことを行う、というのが一番大切です。ご自身のやり方で行わないと、クラスで「治らない」と言っていた人のように、不満が出てしまうでしょう。私は何が起きようとも、すべて自分に責任があるということから、クリーニングして、手放したいわけです。何かを管理しようとか、人に合わせようとか、そういうことは必要ありません。ただクリーニングだけなんです。
 今起きている経済問題も、お金の問題ではないんですよ。同じ物語が繰り返し繰り返し再生されている。これは初めて起きる問題ではないのです。不況も戦争も何度も繰り返されていますよね。その記憶を、完全に消去してゼロに戻したいのです。大勢の人たちがクリーニングする方法を学べば、それだけ早く、みんな一緒に因縁のもつれから開放されることになります。「体験することはすべて自分の責任だ」という立場を取る人たちが増えれば増えるほど、楽になるわけですよね。


―― その一員でありたいですね。最後に何か、皆さんがクリーニングをする上でわかりやすいお話をいただければと思うのですが…。


博士  ロサンゼルスではクラスを行うと、「気持ちを込めなければならないんですか」、とよく聞かれます。コンピューターで何かを消す時、感情を込めなくてもただデリートキーを押すだけで消えます。それと同じです。ただやってください。信じるとか気持ちを込めるとか、何回以上とか、そういうのは必要ありません、考えなくていいんです。


―― 潜在意識を迷わせないよう、「記憶が見えたら消す」のが大事なんですね。結局のところ、やっぱり「Just do it(ただやるだけ)!」ですね(笑)!ありがとうございました。
(インタビュー:滝澤 朋子)



(2010年7月『元気な暮らし』掲載)

イハレアカラ・ヒューレン
1962年コロラド大学卒業後、ユタ大学を経て、1973年アイオワ大学で教育長・特殊教育ディレクターの博士号を取得して医科大学長、教育学部助教授に就任。1974年ハワイ大学助教授、1976年知的障害者ハワイ協会事務局長、1983年より1987年までハワイ州立病院精神科医スタッフ。現在The Foundation of I,Inc. Freedom of the cosmos 名誉委員長。1983年から国連、ユネスコ、世界平和協議会などでセルフアイデンティティ・ホ・オポノポノに関する講演を行うほか、世界各地で普及活動に務めてきた。共著に『ハワイの秘法』(PHP研究所刊)がある。


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