このブログでは「ホ・オポノポノ」を長年実践している講師をお招きし、様々なお話を伺います。



アイリーン・シュウォネックさんへのインタビュー(6)

2025年02月19日

今回は、故イハレアカラ・ヒューレン博士の元でクリーニングを実践してこられた講師の一人、アイリーン・シュウォネックさんのインタビューです。



休息と愛を求めたのに、真逆の出来事が起きた


―― 弊社はホ・オポノポノを教える立場ではないのですが、小冊子を通じてご紹介しているためか「どうクリーニングしたらいいですか?」「4つの言葉(ありがとう・ごめんなさい・許してください・愛しています)を唱えるだけでいいですか?」といったお問い合わせがたまにあります。4つの言葉も大事だけれど、日々の実践のためにはクラスで学ばれた方がいいですよとお伝えしているんです。


アイリーン・シュウォネックさん(以下、アイリーンさん) クラスに参加するというのは導かれるようなものなので、自然な流れが大事ですよね。電話でクラスを勧められるというのもひとつの導きかもしれませんけれど。
 今日は、問題まみれで何もかも嫌悪して生きていた私が、ホ・オポノポノのプロセスを通じて愛に溢れる人生に180度変わったことを中心にお話したいと思います。そのこと自体がそもそもの奇跡で、どんな問題に直面しても対処できるようになったという体験を皆さんとシェアすることが大事かなと感じました。
 途中で投げ出さず、実践し続けて本当によかったと思います。過去の自分の言動が別人のもののように感じられますし、昔の記憶を思い出して苛まれそうなときにも「それはもう私ではないよ」と自分自身に伝えてクリーニングの機会にしています。それほど私自身が変わったんですよ。


―― ドイツの教育テレビ局で長年要職に就かれているアイリーンさんが、問題と嫌悪にまみれていたなんて意外です。何をそんなに嫌悪されていたのですか?


アイリーンさん 特に自分自身に対して、「役立たず!生きている価値もないバカで、物事に適切に対処したり家族をひとつにまとめたりする能力もない」と嫌悪して裁いていました。職場でも家庭内でも嫌悪感でいっぱいで、同僚と揉めることも多かったですし、問題が尽きませんでした。表面を取り繕って生きていたんですよ。
 ホ・オポノポノのクラスに参加したのも、休息と愛を求めていたからです。ところが求めていたものとは真逆で、究極の嫌悪に溢れ返ってしまったんです。以前もお話しましたが、当時お付き合いしていた方に全財産を持ち逃げされて、貧乏のどん底に陥ったというね。


―― どうしてこんなことに!?ってなりますよね……?


アイリーンさん なりますよ。絶望で途方に暮れて犬の散歩をしながら、「今晩眠りについたら二度と目覚めさせないでほしい!もうこれ以上は耐えられない!」と神聖なる存在に訴えましたからね。


パラドックスも、自分を知りクリーニングするチャンス!


アイリーンさん 後々、ホ・オポノポノのプロセスを通じて気づくことになるのですが、愛を求めてクリーニングを始めると、記憶を消去するためにまず「愛のない現実」と嫌悪が立ち上がってくる。期待があると失望するというような、パラドックス(矛盾・逆理)を経験したんです。
 私の場合はこのパラドックスがあまりに厳しかったので、「ホ・オポノポノなんて何にもならない!」とクラスでもらった資料丸ごとゴミ箱に投げ捨てて、「もう明日目覚めなければいい!」と訴えた。でも翌朝、目覚めたときにハッとして捨てたものを拾い集めたんです。それこそがインスピレーションで、そこから180度ガラッと変わったんですよ。
 クリーニングで経験することは千差万別なので、ホ・オポノポノが簡単だという人もいれば、パラドックスを経験しない人もいるでしょう。でも私のように厳しいパラドックスを経験しても、180度の変化ができる。ホ・オポノポノを実践する方々の助けになればと思います。


―― パラドックスのお話が、冒頭の「どうクリーニングしたいいかわからない」というお問い合わせに対する答えにもなる気がしました。
 求めていたものや期待と真逆のことを体験したら、迷いや疑念や、「わからない!」でいっぱいになります。でもそんなときこそ内省して、自分の内側でどんなことを請い願っていて、そもそもそれを願う前提として何を頑なに決めつけて握りしめているのか?に気づいて手放すチャンスで、記憶を消去するという選択もできますね。


アイリーンさん 一概には言えないけれど、ホ・オポノポノに困惑して止めてしまうか、続けるかの分かれ道はそのあたりにあるのかもしれませんね。


どんな状態でも自己をケアしてクリーニングできる


―― じつは私にも、クリーニングを始めてしばらく経ったとき、急にパンドラのフタが開いて問題が噴出するような出来事がありました。振り返ってみると、それは自分を抑圧して記憶を溜め込んだことによる結果で、記憶を消去するためだったとわかりますが、当時は「ホ・オポノポノなんて何にもならない!むしろしなければよかった!」と思って離れていた時期もあるんです。
 アイリーンさんが「クリーニングをしよう」と持ち直したきっかけは何だったのですか?


アイリーンさん 神聖なる存在に対して「これ以上は耐えられないから、私の人生を終わりにしてください!」と訴えて眠った翌朝に、普通に目が覚めて、人生の終焉ではなく始まりを迎えたことがターニングポイントだったと思います。自分自身の中に、内なる力の源泉のようなものが不思議と湧いてきて、「クリーニングを続ける。進む」と選択できたからです。


―― 仕事もしていて子育てもある中で、どう乗り越えたのですか?


アイリーンさん どん底でボロボロのときは自分専用のオフィスに引きこもって誰とも話をしませんでした。絶望的なうつ状態で、最低レベルの振動周波数だったと思います。同僚もあえて何があったのかと聞いてくるでもなく、そっとしてお
いてくれたんです。その間ずっとブルーソーラーウォーターを飲んだり、さまざまなクリーニングツールを使いながら少しずつ変化を体験して、1ヶ月くらいでようやく外に出られるようになったんですよ。
 でも理屈で理解してクリーニングをしていたわけではないんです。ただ自分のケアをするための行動を取っていた、そのように神聖なる存在に導かれたという感じです。気づけば自分で自分の責任を取れるようになっていたんです。
 問題を解決するには、どんな出来事もすべては記憶を消去するために起きているんだ!と思えるかどうかが大事です。そして、実際に消去できるんですよ。



(次回に続く)

(インタビュー:高木 みのり)
(『元気な暮らし』2025年3月号掲載)




アイリーン・シュウォネックさん

アイリーン・シュウォネック

ドイツ出身。2009年よりイハレアカラ・ヒューレン博士の元、SITHホ・オポノポノを実践。ミュニック(ミュンヘン)の民放テレビ局の教育チャンネルのプロデューサーであり、ロミロミのマスタープラクティショナーや作家としても活動している。


当記事に関して


※当記事は(株)トータルヘルスデザイン発行の無料月刊情報誌『元気な暮らし』に掲載された記事を元に再構成をしております。
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Posted by THDstaff at 10:00講師の方々に訊く