このブログでは「ホ・オポノポノ」を長年実践している講師をお招きし、様々なお話を伺います。



マハヤナさんへのインタビュー(3)

2019年09月27日

今回は、ホ・オポノポノ講師としてクリーニングを実践されている、マハヤナI. ドゥガストさんにお話を伺いました。
前回のマハヤナI. ドゥガストさんのインタビュー(2)は、こちらをご覧くださいませ。


自分に向き合って、積極的にクリーニング



マハヤナI・ドゥガストさん(以下、マハヤナさん) 誰もが皆、自分自身の内なる声に耳を傾けることをすっかり忘れてしまっています。まるで病院に行って「私に何か問題はありませんか?」とお医者さんに丸投げするかのように、人任せにしているんです。自分のことを最もよく知っているのは、自分自身です。そのことに立ち返ってウニヒピリを信頼し、そのささやき、「感情」をしっかり受け止めてクリーニングをすれば、自分に何が起きているのか、どうすればいいのかを自分自身で感じ取ることができるのに。

先ほどご紹介した方のお話(前回のお話し)のように普段は意識すらしていないことでも、たとえば元夫の写真に挨拶をし続けるとか、あえてわだかまりを感じている人にフォーカスしたとたん、潜在意識に隠されていた感情(記憶)が噴出するものです。

そんな風に、これまで目を背けて認識できていなかった記憶にスポットライトを当てて、積極的に自分自身に向き合ってクリーニングすることもできる。その方の体験談を聞きながら、「私自身、そこまで自分に向き合ってきただろうか? 向き合うときが訪れたんだ!」と内省する機会になりましたし、大変励まされました。

クラスで自分の体験をシェアすることには勇気がいります。寛大にもお話してくださる方々が、大きな気づきをもたらせてくれますし、助けられることも多いんです。

抑圧している感情は不調の種にもなり得ます。ある日突然手の施しようのない状態だと気づく前にクリーニングしたいですよね。そしてもし「手の施しようのない」状態だとわかったとしても、「そんな状態になるまで向き合ってあげなくてごめんね」とウニヒピリを抱きしめるところから始めたいのです。

私自身も深刻な不調が見つかったとき、母がかつて同じものを患っていたので、何らかの根深い記憶が再生されていると感じました。自分に与えられた診断と予後に対する責任を引き受けながら、医学的処置や副作用、家族にまつわる問題、さまざまに表れる現象や移り変わる現実の場面によって湧き上がる感情や思考、怖れなどを丁寧にクリーニングしました。インスピレーションが得られたら実行して、「これ」と感じるクリーニングツールも使いました。

どんなインスピレーションがあって、どんな処置をすればいいのかは人それぞれ千差万別なので一概に何をしたとは言えませんが、そのプロセスが寛解に向かわせてくれたんです。


―― 感情がウニヒピリの記憶を教えてくれるんですね。外側の出来事にとらわれると自分自身の内なる声を無視して、ウニヒピリを裁いたり否定したりしてしまいがちです。気づいたときにはウニヒピリが怒りで爆発寸前。

ウニヒピリのケアって大切で、結局それが負の感情であっても何にせよゼロにするために積極的に向き合う。それを持っている自分に対して「そうだったんだね、苦しかったね。一緒にゼロにしようね」と受けとめてあげないと支配的になってしまうように感じています。



男性性と女性性のバランスをとる大切さ



マハヤナさん 女性の場合、内なる男性性が勝ってしまうんですよね、ビジネスをする上では必要な力なのですが、同時に自分の中にある女性性を認めてあげることが大切です。そのためにはシリアスに取り組むよりも、ゲームにして楽しむ方がいいですよ。

私もそうでした。離婚して20年、3人の息子を育てながら仕事をするうちに、男性性が圧勝してしまったんです。実は息子たちが十代だった頃、私はいつも眉間にシワを寄せて、険しい顔をしてばかりいたんです。自分では笑顔のつもりなのに、息子たちに「ママ、ヤバい形相になってる。オッサンみたいでマジ怖い」って言われてしまうほどでした(笑)。そこで、「ママは変わりたい。ちゃんと女性としての自分を表現したい。もしまたオッサンみたいになっていたら、すぐに教えてほしい!」と頼んだんです。

息子たちはホ・オポノポノこそしませんけれど、私たちはとっても仲良しで信頼関係も固いので、どんなことでも正直な気持ちを伝え合うことができるんです。そこで一緒に楽しめるゲームにしました。私が眉間にシワを寄せていると、すかさずあの子たちが「わー! オッサンが怖い顔して歩いてる! 逃げろ!」なんて言ってくれる。すると私も我に返って「ホント!?もうオッサンはいなくなったわ!ママよ?!」と言い返す…というようにね(笑)。

笑いながら意識的にクリーニングして、肉体に刻まれてしまった記憶を修正して、本来の状態に自分を調えてあげられるように取り組んでいきました。クリーニングで心の苦悩を消去することと同じくらい、からだに刻まれた記憶を取り除いてあげることも大切なんですよ。


―― 私もいつの間にか眉間にシワを寄せるのがクセになっていて、鏡を見るたびに悲しくなっています。


マハヤナさん まだ潜在意識の中に眉間のシワをつくらざるを得ない記憶が残っているんですね。からだに表れていることもすべて、潜在意識が教えてくれる記憶だと認識して、手放して、記憶から自由になっていきたいですよね。


(次号に続く)
(インタビュー:高木みのり)



(『元気な暮らし』2019年10月号掲載)




マハヤナ I. ドゥガスト (Mahayana I. Dugast)マハヤナさんプロフィール
自然回帰からくるセルフヒーリングを教えるヒーラーとして、また自己啓発の講師や執筆者として活躍する中、導かれるようにホ・オポノポノに出合い、公私にわたり実践。2010年にステージ2の癌を告知され、クリーニングとインスピレーションの実践を重ねて治癒を経験。自己ヒーリングが脳に与える数々の影響を学び、マインドフルネスについての造詣も深い。3人の息子と1人の孫を持つ。自然回帰からくるセルフヒーリングを教えるヒーラーとして、また自己啓発の講師や執筆者として活躍する中、導かれるようにホ・オポノポノに出合い、公私にわたり実践。2010年にステージ2の癌を告知され、クリーニングとインスピレーションの実践を重ねて治癒を経験。自己ヒーリングが脳に与える数々の影響を学び、マインドフルネスについての造詣も深い。3人の息子と1人の孫を持つ。



当記事に関して


※当記事は(株)トータルヘルスデザイン発行の無料月刊情報誌『元気な暮らし』に掲載された記事を元に再構成をしております。
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Posted by THDstaff at 10:00講師の方々に訊く