KR女史へのインタビュー(20)
「SITHホ・オポノポノ」の創始者、モーナ・ナラマク・シメオナ女史の一番弟子で、世界中でもっとも長くクリーニングをしていると言われるKR女史にお話を伺いました。
ホ・オポノポノは実践科目!
―― KRさんはSITHホ・オポノポノを確立されたモーナさんと19歳の時に出会って、もう40年以上クリーニングを実践されていらっしゃるそうですね。
KR女史 ホ・オポノポノは何かを達成したら終わり、というものではないんです。今この瞬間クリーニングをしているか、していないかだけ。今この瞬間に「問題をつくっているのは何一つ外にはない」という前提から自分を見つめます。私自身の中にも常に記憶があり、常に再生されています。ですから毎瞬、自分の中に湧き起こる思いをクリーニングしています。
モーナに教わったことは、顔の前に手を置くこと。それは「問題は常に自分の内側にある」ということを思い出すためです。私も自動的に、原因は外にあると思うときがあります。全て記憶だと自分に言い聞かせてクリーニングをしています。
―― 自分の中の潜在意識、ウニヒピリには膨大な記憶があると言われますね。クリーニングをし続けるごとに、変化を感じていらっしゃいますか?
KR女史 「クリーニングをしても何も変わらない」と言う方がいます。でも、クリーニングをしていれば、必ず変化は起こっているんです。何か免れたことがあったとしても、人はわからないもの。変わってほしいところだけをクリーニングしていても、一見関係ないところが変わっている可能性もあります。
ホ・オポノポノは自転車に乗るような感じです。乗り方のマニュアルを開いて、左のペダル、右のペダル…と読んでいてもよくわからないですよね。でも、そのうちに自然と乗れるようになります。ホ・オポノポノはとてもシンプルです。頭で考えるのではなくて、実践の科目なんです。
―― とにかく「クリーニングする」ことが大事なんですね!
KR女史 実践して、気づいていくんです。私は日々クリーニングをして、新鮮な気持ちになります。
ある日牧場で必要な道具を探すため、大きな家電量販店に行きました。自分なりに探していたけれど、なかなか見つからなかったんです。浮かんでくるイライラや不安、「どうしよう」という焦りをクリーニングしていました。すると、男性がふっと現れて、「何を探しているの?」と聞かれて説明すると、「これで満足すると思うよ」と探してきてくれたんです。店員さんに聞いても「わかりません」と言われていたものを、見知らぬ人が教えてくれたんです。思っていたより安く手に入れることさえできました。ホ・オポノポノをしていなかったら、見つけるのに必死になりすぎていたでしょう。人生はもっと楽でいいのかもしれないと思いました。

「人生はもっと楽でいいのかもしれない」
土地にも才能と目的がある
―― クリーニングをしていると、思いがけないことが起こることもあるとか。ハワイでは広大な牧場をお持ちだと伺いました。
KR女史 別になりたくて牧場主になったわけではないんです。日々クリーニングをしていたら、そうなってしまいました(笑)。私がクリーニングをする必要があったのでしょう。まず牛のことを学ぶ必要がありました。毎日、牛たちに「失礼なことがあったらごめんなさい」などとクリーニングしています。クリーニングをしながら牛と接していると、牛はいらない草を食べ、庭を整えてくれる庭師なんだということがわかりました。そこにある植物たち、動物たち、関わっている人々、それぞれが目的を持っています。彼らの目的を達成できる場にするために、日々クリーニングしています。
―― クリーニングをするための出合いだったんですね。みんな目的を持った存在なんですね。
KR女史 土地にも才能があり、目的があります。私は毎日土地に対して「何をしてほしいですか」と聞いてクリーニングしています。住居や職場をクリーニングするのも重要なポイントですよ。
私の会社は、家の一部屋が職場です。誰も見ていないので、パジャマを着て仕事をしてもいいでしょう。けれども、私にとっては大切な職場なので、着替えて職場に入ります。仕事が終わったら、ドアをきちんと閉めてガウンに着替え、ゆっくりワインを飲んでリラックスしたりします。場所や仕事をクリーニングしていたら、インスピレーションを通して、「仕事着のままで夕食を食べちゃいけない」、「パジャマのまま仕事場に行くのはよくない」と思うようになりました。家をクリーニングして、家のことを会社に持ち込まない。会社のことをクリーニングして、家にまで持ち込まない。それぞれのアイデンティティーがあるので、尊重して分けてあげたいんです。仮にAさんとBさんがいるとしましょう。目の前にAさんがいるのに、Bさんの話ばかりしていたら、Aさんは寂しいかもしれないですよね。家と仕事場についても、そのように感じたんです。
普段当たり前のようにしていることこそ、クリーニングしていくと変わっていきます。
―― 私、部屋がなかなか片付けられなくて困っていました。そんなときこそクリーニングですね!
KR女史 「片付かない」という今の体験をクリーニングしましょう。クリーニングし続けると、あるときパッとできるかもしれません。今は片づける時期ではないのかもしれません。部屋に「何をしてほしいんですか」と聞いてクリーニングするのもいいでしょう。もちろん怠けているとか、疲れたと言い訳しているとか、正直なところもクリーニングです(笑)! 場所とあなた自身をクリーニングしてください。その場所がその場所らしく、あなたがあなたらしく存在できるように。
―― 自分自身の内側を見つめることは必須ですね!今日はありがとうございました。
(インタビュー:太田 陽子)
(『元気な暮らし』2017年2月号掲載)
KR女史(Kamaile Rafaelovich)

SITHホ・オポノポノ代表。19歳からホ・オポノポノを実践、クリーニングを主体とした古代ハワイアンマッサージのスペシャリストであった故モーナ女史より直接教えを受けた数少ないボディワーカーの中の一人。
当記事に関して
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ネロさんへのインタビュー(9)
ホ・オポノポノ講師ととしてクリーニングを実践されている、ネロ・チェッコンさんにお話を伺いました。
職場はクリーニングするための場所!
―― ネロさんはホ・オポノポノを知ったときに、まず、働いているときに感じる怒りと恐怖をクリーニングされたと伺いました。そうして、穏やかな状態や、満ち足りた気持ちを体験されるようになったそうですね。私も仕事をしていて感じるネガティブな気持ちをクリーニングしたいと思いました。
ネロ・チェッコンさん(以下、ネロさん) 職場では、多くの方が怒りや恐怖を感じますよね。職場というのは常に「人と競争していなくてはいけない」、「自分がベストを尽くさないといけない」、「きちんとしないと何かを失うのではないか」、と駆り立てられます。そうした思いは怒りと恐怖を増幅させるんです。クリーニングを始めて気づいたのは、この感情は“私”ではないということでした。
ホ・オポノポノをやっていくと、感情は“記憶”ということがわかります。つまり、怒りや恐怖は“記憶”なんです。あなたの中に浮かんでくる記憶が、怒りとして、恐怖として、表現されるわけです。それはあなた自身ではないのです。あなたは完璧で完全な存在です。そこからクリーニングを始めてください。
さきほど挙げたような思いを動機として動いていると、怒りと恐怖がどんどん膨らみます。それは生産的ではないし、必ずしも良い結果を生みません。まず自分をクリーニングしてゼロの状態から始めたいんです。すると、インスピレーションを受けやすくなります。そこから発言することで、周りと対立することもなくスッと物事が進んだり、人に喜んでもらえたり、驚くほど早く解決があらわれます。
私は裁判所のアドバイザーの仕事をしています。裁判は感情をぶつけ合う場所ですが、事前にクリーニングをして、ウニヒピリに話しかけるほど、穏やかな流れに変化します。
仕事についてお話しすると、私は「仕事をする」のではなく、「クリーニングをするために職場に行っている」と思っています。
―― 職場は「クリーニングをする場」ですか。
ネロさん そうです。クリーニングをするために、職場を選んで通っているわけです。私はビジネスクラスで皆さんとお話しするのが大好きです。それは、多くの人が苦しさを抱えていらっしゃるのですが、皆さんに「職場はクリーニングをしに行く場所です」とお伝えすると、どんどん変化していくからなんです。お勤めされている企業が繁栄し、お一人おひとりの社員、そして社員のご家族、お子さん…どんどん連鎖していくわけです。それも全員がクリーニングをやる必要はないんです。たった一人の人がクリーニングするだけで、そのような結果が出るわけです。
―― 変化がどんどん広がっていくんですね!
ネロさん 私はコンサルティングをしているので、売上がどれだけ上がったか、クライアントからのクレームがどれだけ減っていったか、数字で多くの良い結果を見ていくことができました。
また、ある女性は「今仕事を辞めて、仕事を探している」とおっしゃっていました。ですが、自分が本当にしたいことは何かを聞いてみると、「わからない」。それでは、そこをクリーニングしましょう、と。そしてクリーニングを始めると、「どうせ私には無理」と思っていらっしゃった。そこをずっとずっとクリーニングしていきました。すると、「自分らしく生きたい」と彼女は感じたんです。そこもクリーニングすると、「今までやってきたことは無駄じゃない」、と捉えられたそうで、楽しくワークが終わりました。
クリーニングをしていくと、自分の才能がわかってくるんです。そこを表現する、行動することによって、自分にとって完璧な、自分の場所が与えられます。皆さんはそれぞれ才能を持っています。そして、お一人おひとりが夜空に輝く星のように輝くんです。競争する必要はありません。その人にしかない輝きがあります。持って生まれた才能をきちんと活用することで、元気で楽しく暮らせるわけです。ですが、その才能を見失ってしまうと、健康を損ねてしまうでしょう。それは本来のその人の目的が表現されていないからなんです。
―― クリーニングして自分や周りの輝きに気づけたら、素晴らしいですね。

「クリーニングしてゼロの状態から始めたい」
枠を取ると世界は拓かれる
ネロさん ほとんどの方がクリーニングをするときに、「こうなってほしい」という期待があります。しかし、「こうなってほしい」こと、そのものが記憶の表現なんです。「こうなりたい」の部分にしか目がいかなくなるので、どんどん視野が狭くなってしまう。しかし、人生はそれ以上のものです。クリーニングをしていると、どこかで何かが起きています。
―― 変化は視野の外側で起こっているかもしれないんですね。
ネロさん 一回クリーニングするたびに、あなたは新しいあなたになるんです。そしてあなたが変われば、現実が変わります。想像してみてください。今までの人生で得た最高の喜びは想像して得られたことですか?
―― 思いがけず人から助けられたりとか、全く予想できないことです!
ネロさん そうでしょう。それは神聖なる存在がくれたんです。コントロールしようとする気持ちを手放し、クリーニングをしていると、日常が楽しさや驚き、美しさに満ちていきます。しかし、例えば「営業で目標数値を達成する」だけを見ていると、そこだけに囚われてしまいます。だから、期待をクリーニングする、クリーニングするために人と話す、クリーニングするためにお店に行く、そのように暮らしていると囚われなくなり、自然と人生が拓かれていくでしょう。
―― 例えば、会社では業績を比べるなど、競争がついてまわると思うのですが、競争が第一になってしまうと、視野が狭くなってしまいますよね。どのようにクリーニングしたらよいでしょうか。
ネロさん どんな状況においても、外側で起きていることは、自分の内側で起こっているんです。つまり、競争はあなたの中に起きているわけです。そこに向けて、「愛しています」「ありがとう」「私はこれを手放します」そう言ってクリーニングしてください。すると、本来あなたが持つ愛が表現され、競争がない状態になっていくでしょう。頑張ることや痛みもなく、きっと想像していた以上のことができるでしょう。
―― あくまで、自分の内側をクリーニングすることが大事なんですね。ネロさんは普段どのようにクリーニングされていますか。
ネロさん 私は常に穏やかでいたいと思っています。ですから、それを邪魔する想念のクリーニングに努めています。そしてウニヒピリと常に一緒にいます。朝起きたら、まず最初にウニヒピリに「ありがとう」「愛しているよ」と声をかけます。そして一日の予定を前もって伝えます。ウニヒピリとは愛で会話するんです。子どもに対してのように、「今日はこういうことするんだけど、一緒に行こうね」とか。そういうことを忘れて置いてけぼりにしてしまうと、うまくいかないことばかりです(笑)。ウニヒピリを愛することは、自分を愛することです。まず自分に愛を注ぎましょう。
―― ウニヒピリを通して自分自身をクリーニングすることが、想像を超える変化につながるんですね。つい期待してしまいますが、そこをまずクリーニングしないとですね(笑)。貴重なお話をありがとうございました!
(インタビュー:太田 陽子)
(2017年1月『元気な暮らし』掲載)
ネロ・チェッコン (Nello Ceccon)

20年間エンジニアとして役職についていたが、辞職と同時にホ・オポノポノに出合う。2006年、アイルランドでヒューレン博士がトレーナーを務めるクラスに初参加。3年後、初のイタリアでクラスを開催、以来、コーディネーター・講師として活躍。夫、父親としての自分を常にクリーニングして生きている。
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ベティ―さんへのインタビュー(1)
今回は、クリーニングを教えるクラスをアジア各国で運営しているSITHホ・オポノポノ アジア事務局代表の平良ベティーさんに、Ceeportグッズにまつわる体験談を伺いました。
―― イハレアカラ・ヒューレン博士が「お掃除して心のメモリ(記憶)をまっさらにすると霧が晴れて光が見え、探し求めていた港に帰ることできるよ」とインスパイアされてできたというCeeportグッズ。潜在意識に存在する肉体的、精神的、経済的、さまざまな問題のメモリを消去してくれますが、ベティーさんはどんな風に使っていますか?
ブルーボトル

平良ベティーさん(以下、ベティーさん) 一日の中で水は必ず飲みますよね。お風呂にも入りますし、お洗濯もします。だから無理なくクリーニングを続けられるという点では『ブルーボトル』で「ブルーソーラーウォーター」をつくるのが一番だと思います。飲み水に、お風呂に、洗濯機にと「ブルーソーラーウォーター」を欠かさずに入れますし、顔を洗うときには洗面器にも入れます。すると面白いことに、以前は鏡を見るときにどうしても「あ、シワが…。」とか、「あ、くすみが…。」とか思っていたのに、そういうことを一切感じなくなりました。ありのままの自分の姿を見ることができるようになったんですよ。
―― 私たちはさまざまなものに評価を下しがちですが、自分自身に対する評価も同じように手放して、ゼロの状態で自分を見るということですね。
ベティーさん 自分自身に対して一番うるさく評価をしているのかもしれませんよね。それを手放すことで、自分自身の行動も思考も自由になっていけるんです。
カード

―― 『カード』は、お財布に入れておいてお金のクリーニングをするという話をよく聞きます。
ベティーさん 私は、ホ・オポノポノアジアから郵送するお手紙を三ツ折りにする時などに使っています。お客様のリストの上を滑らせてクリーニングもしています。そうすると、クラスにお迎えするときが初対面であっても、最初にクリーニングしているからか、不思議と皆さんに懐かしさを覚えるんですね。緊張することもなくなりました。
人と人が今生で出会うということは、何かクリーニングするべきことがあるからなんですね。クリーニングをしていないと、過去の記憶にとらわれたまま会うことになりますが、クリーニングしておくことで記憶を通してではなく皆さんを迎えられますし、クラス終了後も記憶にとらわれることなくお見送りができるんです。
―― 人生の中で出会うすべてにおいてクリーニングをするということですね。
クリーニングカード

―― これはメッセージカードのようなものですよね。いつもこれを引くときに「ズバリ」というメッセージが出てきてドキッとします。
ベティーさん イハレアカラ・ヒューレン博士が常々話していることを、そのままカードにしたものです。私は、毎朝出かける前に引いています。その日一日を始める前にクリーニングできるからです。いつもは一日一回引くのですが、ドッと疲れてしまった日には帰宅してからも引きます。静かな時間をとって、カードの正面に向かって丁寧に切って引くようにします。すると、その日の記憶を消すことができて、まっさらな自分に戻ることができるんです。
カード裏側の「レフア」は、むき出しの火山岩の上でも花を咲かせるほど生命力の高い花です。ハワイのカフーナ(伝統的な専門知識をもとに人々を癒す、ハワイ独自の職業)たちも必ず使うという植物でもあるんです。(※こちらは2016年12月時点での仕様です。)
シール

ベティーさん 『シール』は携帯電話をはじめ、いろんな所に使えますが、腕時計の裏側に貼っていたら、「忙しい、忙しい」と時間に追われたり、時間にとらわれることがなくなりました。遅刻もなくなったんですよ(笑)。日常の中で時間にとらわれることはとても多いですから、時間からくる記憶をクリーニングするんです。
―― 時計に貼って時間をクリーニングするなんてすごいアイデアですね! ほかに体験談はありますか?
ベティーさん 北海道在住の方の体験談ですが、家族が介護施設に入ることになり、空き家となる家を売却することに決めたそうです。ところが時期も立地条件も悪くて売れる見込みが全く立たなかったそうです。そこで『シール』を家の四隅に貼ったところ、すぐに買い手が見つかったと喜んでおられました。家にも記憶がありますから、その記憶を手放すことで新たな道を家自身が見つけてきてくれたわけです。
ハワイで不動産業をされているKRさんはいつも、「家にもアイデンティティがあるので、引っ越しをするときにもクリーニングしていると、家自身にとってふさわしい相手を家が見つけてきてくれるのよ」とおっしゃいます。
―― 不動産などの土地や空間についてのクリーニングツールとしても使えるわけですね。そして、それらすべてのものにアイデンティティがあるということはとても重要ですね。
ベティーさん 余談ですが、私も以前は引っ越し魔でした。クリーニングを続けた今は、「どこに出かけなくても、家にいるときが一番幸せ」と感じられますし、お家との関係もうまくいっています。今まで住んできた中で一番狭いし、一般的に避けられることの多いマンションの1階なんですよ。でもそれらは本当の問題ではなくて、問題は記憶なんです。記憶を手放せば、それ自身が持っている本当のよさがわかります。
ここ数年、必要最低限の生活で事足りる「ミニマリスト」がしたくてクリーニングをして、物に対する執着を手放して、持ち物をだいぶ減らしてきました。そのおかげで今とても快適に過ごしています。外に目をやると、一軒家でもないのに目線に森が広がっている景色が楽しめるんですよ。クリーニングのおかげです。
―― クリーニンググッズがたくさんある中で、どれをどんな風に使ったらいいかわからないというお声をいただくことがあります。グッズについてのご関心も高いので、皆さんの参考にしていただけたら嬉しいですね。
ベティーさん どんなクリーニンググッズも使い方に決まりがあるわけではなくて、インスピレーションで使うことと、クリーニングを続けることが大切なんですよ。
―― どうやって使えばいいかわからないとか、この使い方でないとダメだとか思う必要は全くなくて、インスピレーションで使っていくということですね。
ベティーさん 質問をクリーニングして、思いついた使い方をすればいいですよね。
―― その通りですね。本日はありがとうございました。
(インタビュー:高木みのり)
(『元気な暮らし』2016年12月号掲載)
平良 ベティー

IZI LLCが主宰するSITHホ・オポノポノ クラスの認定コーディネーター。2008年にSITHホ・オポノポノ アジア事務局を設立し、代表を務める。日本、韓国、台湾、マレーシア、シンガポール、中国などアジア諸国にて同クラスを運営し、日々クリーニングを実践している。
当記事に関して
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ジーンさんへのインタビュー(3)
ホ・オポノポノ講師としてクリーニングを実践されている、ジーン・ナカサトさんにお話を伺いました。
クリーニングは過去にも未来にも行きわたる
―― 前回に引き続き、ウニヒピリのケアについて伺います。ウニヒピリの存在を認めて、話しかけていくことがケアになるんでしたね。私は手の痒みや痛みが辛いので、ヒフのウニヒピリに話しかけていきたいと思いました。
ジーンさん ウニヒピリに「何してほしい?」って聞いてみてください。例えばおなかが痛かったら、おなかのウニヒピリに「今、幸せですか?」って。「痛いよ~」って言ったら、「痛い」をクリーニングしていくことも必要です。「アイスクリームが食べたい」って言ったら、その気持ちをクリーニングして、アイスクリームを食べたり。ウニヒピリの存在を認めながら、一緒に動いてみましょう。
―― ウニヒピリの「やりたい」を、叶えてあげるんですね。
ジーンさん そうです。多くの人はたくさん我慢を重ねています。そうすると、表面意識のウハネがウニヒピリを押し込めてしまって、ウニヒピリが存在できなくなってしまう。そうすると、我慢が爆発して、からだに表れてしまいます。だから、自分のケアをする。ストレスを抱えたまま、嘘を生きないということです。自分を愛する、尊重する。
―― たくさん我慢したり、自分に自信がなかったり、人目を気にしたり。そういう人は周りにもたくさんいるように思います。そんな状態だと、自分のケアは忘れがちになってしまいますよね。
ジーンさん そうですね。「自分に自信がない」という体験も、記憶から来るものです。私たちは先祖代々から、長年蓄積されてきた我慢や、権力者に従って生きてきた記憶を受け継いでいます。自分の感情や意思を抑え込み、ただ従わなくてはいけない。今あなたが肉体を持って体験している記憶、体験を生み出している記憶は、この世が誕生してから今日までの蓄積されてきた記憶です。今、あなたがクリーニングをすると、ご家族、親戚、先祖代々にその恩恵は行きわたるのです。また、先祖だけでなく子孫にも影響しますので、とてもプラスになりますよ。
―― すごいですね! そうすると、私がクリーニングすることで、両親も楽になれる可能性があるんですね。
ジーンさん あなたから変わります。あなたから記憶が消去され、お父さんからも、お母さんからも。相手が先ではないんです。クリーニングは自分から始まります。
―― 両親がケンカばかりしているときは、何かできたらと思っていました。でも、クリーニングするときには相手が変わるという期待もクリーニングして、ただ手放せばいいのですね。
ジーンさん そうです。今起きている現象に対して、どんな記憶から起こっているかはわからないし、何がよい結果なのかもわかりません。手放して“神聖なる存在”に任せます。
ご両親のことをクリーニングされる場合には、親としてではなく、存在としてクリーニングしてください。名前をクリーニングすることが大事です。一つの存在として見ることができますから。相手が寝ている間にクリーニングするのもよいでしょう。相手が寝ていると、表面意識が休んでいるので、潜在意識がすんなり受けてくれますよ。
―― 相手が寝ていてもクリーニングできるんですね! それでは夜にクリーニングしてみたいと思います。

「手放して“神聖なる存在”に任せる」
ウニヒピリのケアは自分を大切にすること
―― 頭で考えて「毎日クリーニングしなきゃ」って思うと、ストレスになってしまいます。そういうときは休んだほうがいいですか?
ジーンさん クリーニングはストレスが生まれてはいけないし、形の決まった技法になってもいけません。楽になって、肩の力を抜いてください。
例えばホ・オポノポノの本でクリーニングの方法を読むときには、書いてあることをクリーニングするとよいですよ。そして自分のやりたい方法を尊重する。そうすると、自由になって、情報を取り入れながら、自分の生き方ができます。人のやり方を押し付けられてしまっては、がんじがらめになってしまって、楽しくないですよね。ホ・オポノポノでは、自分が楽になることで、流れに沿っていきたいわけです。あまりに自分を抑え込んできた人、「平和」を感じるのが難しい場合もあるかもしれません。
―― 「縛られていない状態」がわからなくなっているということでしょうか。
ジーンさん そうです。今、縛られている状態だということに、まず気づいていない。何かが起こると、記憶で見て、記憶で聞いて、記憶で感じる。目の前のことは記憶が映し出されているという認識もされない。
わたしたちは何かが起きているときに、インスピレーションで見るか、記憶で見るか、二つに一つしかありません。そして多くの場合、記憶で見ているわけです。例えば、ある人を見て「この人、嫌だな」と思った。そしたら、それも記憶なのでクリーニングする。すると、最も嫌だと思っていた人が、最高の親友になっちゃったりするんです。
私はハワイ州において、校長先生を集めて教育システムの提供をしています。先生方から「このやり方は間違っている」「これは実際うまくいきませんよ」など、強い批判にさらされることもあります。私はそれを聞いたときの感情をクリーニングします。「自分の中のどの記憶がこの人にこんな感覚を生じさせるのだろう」と。ただ自分を見つめてクリーニングしながら、プレゼンテーションをするんです。すると、話が終わったころには落ち着いていきます。一番苦手だった校長先生が、今では最高の親友です。
家族関係においても、例えば、過去世では敵だったかもしれない。だから、母親だから愛するべきと我慢しているけれども、最も苦手な人かもしれない。そこをクリーニングして、ニュートラルな状態に戻したいわけです。それにはまず、自分自身をケアする。そうでないと、いろんな記憶とか情報を危険信号としてウニヒピリが見せても、気づくことができません。自分をケアして、ちゃんと情報を受け取れる体勢にする。それには、自分とウニヒピリがいい関係でないとできないわけです。
―― ウニヒピリのケアをすることで、自分を整えるんですね。
ジーンさん ウニヒピリのケアは、自分を大切に扱うことです。ウハネにしか本音は聞こえないのですから。思ったこと、感じたこと、印象、思考をクリーニングしていきましょう!
呼吸と同じように、ただ息をした、という感じでクリーニングをし続けたいんです。とてもシンプルですけど、だからこそ難しいですね。
―― ただクリーニングを「する」ことが大事なんですね。体験していることが記憶なんだと思うと、生きている世界がより神秘的に見えてきました。楽しんでクリーニングしていきたいと思います。ありがとうございました!
(文責:太田 陽子)
(『元気な暮らし』2016年11月号掲載)
ジーン ナカサト (JEAN NAKASATO)

SITHホ・オポノポノを30年以上にわたり実践、2007年から現在までマウイを中心にSITH講師として活動している。ハワイ州教育省教育スペシャリストとしてハワイにおける教育施設の環境向上に努める。
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