このブログでは「ホ・オポノポノ」を長年実践している講師をお招きし、様々なお話を伺います。


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ネロさんへのインタビュー(9)

2017年05月19日

ホ・オポノポノ講師ととしてクリーニングを実践されている、ネロ・チェッコンさんにお話を伺いました。


職場はクリーニングするための場所!


―― ネロさんはホ・オポノポノを知ったときに、まず、働いているときに感じる怒りと恐怖をクリーニングされたと伺いました。そうして、穏やかな状態や、満ち足りた気持ちを体験されるようになったそうですね。私も仕事をしていて感じるネガティブな気持ちをクリーニングしたいと思いました。


ネロ・チェッコンさん(以下、ネロさん) 職場では、多くの方が怒りや恐怖を感じますよね。職場というのは常に「人と競争していなくてはいけない」、「自分がベストを尽くさないといけない」、「きちんとしないと何かを失うのではないか」、と駆り立てられます。そうした思いは怒りと恐怖を増幅させるんです。クリーニングを始めて気づいたのは、この感情は“私”ではないということでした。
 ホ・オポノポノをやっていくと、感情は“記憶”ということがわかります。つまり、怒りや恐怖は“記憶”なんです。あなたの中に浮かんでくる記憶が、怒りとして、恐怖として、表現されるわけです。それはあなた自身ではないのです。あなたは完璧で完全な存在です。そこからクリーニングを始めてください。
 さきほど挙げたような思いを動機として動いていると、怒りと恐怖がどんどん膨らみます。それは生産的ではないし、必ずしも良い結果を生みません。まず自分をクリーニングしてゼロの状態から始めたいんです。すると、インスピレーションを受けやすくなります。そこから発言することで、周りと対立することもなくスッと物事が進んだり、人に喜んでもらえたり、驚くほど早く解決があらわれます。
 私は裁判所のアドバイザーの仕事をしています。裁判は感情をぶつけ合う場所ですが、事前にクリーニングをして、ウニヒピリに話しかけるほど、穏やかな流れに変化します。
 仕事についてお話しすると、私は「仕事をする」のではなく、「クリーニングをするために職場に行っている」と思っています。


―― 職場は「クリーニングをする場」ですか。


ネロさん そうです。クリーニングをするために、職場を選んで通っているわけです。私はビジネスクラスで皆さんとお話しするのが大好きです。それは、多くの人が苦しさを抱えていらっしゃるのですが、皆さんに「職場はクリーニングをしに行く場所です」とお伝えすると、どんどん変化していくからなんです。お勤めされている企業が繁栄し、お一人おひとりの社員、そして社員のご家族、お子さん…どんどん連鎖していくわけです。それも全員がクリーニングをやる必要はないんです。たった一人の人がクリーニングするだけで、そのような結果が出るわけです。


―― 変化がどんどん広がっていくんですね!


ネロさん 私はコンサルティングをしているので、売上がどれだけ上がったか、クライアントからのクレームがどれだけ減っていったか、数字で多くの良い結果を見ていくことができました。
 また、ある女性は「今仕事を辞めて、仕事を探している」とおっしゃっていました。ですが、自分が本当にしたいことは何かを聞いてみると、「わからない」。それでは、そこをクリーニングしましょう、と。そしてクリーニングを始めると、「どうせ私には無理」と思っていらっしゃった。そこをずっとずっとクリーニングしていきました。すると、「自分らしく生きたい」と彼女は感じたんです。そこもクリーニングすると、「今までやってきたことは無駄じゃない」、と捉えられたそうで、楽しくワークが終わりました。
 クリーニングをしていくと、自分の才能がわかってくるんです。そこを表現する、行動することによって、自分にとって完璧な、自分の場所が与えられます。皆さんはそれぞれ才能を持っています。そして、お一人おひとりが夜空に輝く星のように輝くんです。競争する必要はありません。その人にしかない輝きがあります。持って生まれた才能をきちんと活用することで、元気で楽しく暮らせるわけです。ですが、その才能を見失ってしまうと、健康を損ねてしまうでしょう。それは本来のその人の目的が表現されていないからなんです。


―― クリーニングして自分や周りの輝きに気づけたら、素晴らしいですね。


ネロ・チェッコンさん
「クリーニングしてゼロの状態から始めたい」

枠を取ると世界は拓かれる


ネロさん ほとんどの方がクリーニングをするときに、「こうなってほしい」という期待があります。しかし、「こうなってほしい」こと、そのものが記憶の表現なんです。「こうなりたい」の部分にしか目がいかなくなるので、どんどん視野が狭くなってしまう。しかし、人生はそれ以上のものです。クリーニングをしていると、どこかで何かが起きています。


―― 変化は視野の外側で起こっているかもしれないんですね。


ネロさん 一回クリーニングするたびに、あなたは新しいあなたになるんです。そしてあなたが変われば、現実が変わります。想像してみてください。今までの人生で得た最高の喜びは想像して得られたことですか?


―― 思いがけず人から助けられたりとか、全く予想できないことです!


ネロさん そうでしょう。それは神聖なる存在がくれたんです。コントロールしようとする気持ちを手放し、クリーニングをしていると、日常が楽しさや驚き、美しさに満ちていきます。しかし、例えば「営業で目標数値を達成する」だけを見ていると、そこだけに囚われてしまいます。だから、期待をクリーニングする、クリーニングするために人と話す、クリーニングするためにお店に行く、そのように暮らしていると囚われなくなり、自然と人生が拓かれていくでしょう。


―― 例えば、会社では業績を比べるなど、競争がついてまわると思うのですが、競争が第一になってしまうと、視野が狭くなってしまいますよね。どのようにクリーニングしたらよいでしょうか。


ネロさん どんな状況においても、外側で起きていることは、自分の内側で起こっているんです。つまり、競争はあなたの中に起きているわけです。そこに向けて、「愛しています」「ありがとう」「私はこれを手放します」そう言ってクリーニングしてください。すると、本来あなたが持つ愛が表現され、競争がない状態になっていくでしょう。頑張ることや痛みもなく、きっと想像していた以上のことができるでしょう。


―― あくまで、自分の内側をクリーニングすることが大事なんですね。ネロさんは普段どのようにクリーニングされていますか。


ネロさん 私は常に穏やかでいたいと思っています。ですから、それを邪魔する想念のクリーニングに努めています。そしてウニヒピリと常に一緒にいます。朝起きたら、まず最初にウニヒピリに「ありがとう」「愛しているよ」と声をかけます。そして一日の予定を前もって伝えます。ウニヒピリとは愛で会話するんです。子どもに対してのように、「今日はこういうことするんだけど、一緒に行こうね」とか。そういうことを忘れて置いてけぼりにしてしまうと、うまくいかないことばかりです(笑)。ウニヒピリを愛することは、自分を愛することです。まず自分に愛を注ぎましょう。


―― ウニヒピリを通して自分自身をクリーニングすることが、想像を超える変化につながるんですね。つい期待してしまいますが、そこをまずクリーニングしないとですね(笑)。貴重なお話をありがとうございました!
(インタビュー:太田 陽子)



(2017年1月『元気な暮らし』掲載)




ネロ・チェッコン (Nello Ceccon)ネロ・チェッコンさん
20年間エンジニアとして役職についていたが、辞職と同時にホ・オポノポノに出合う。2006年、アイルランドでヒューレン博士がトレーナーを務めるクラスに初参加。3年後、初のイタリアでクラスを開催、以来、コーディネーター・講師として活躍。夫、父親としての自分を常にクリーニングして生きている。



当記事に関して


※当記事は(株)トータルヘルスデザイン発行の無料月刊情報誌『元気な暮らし』に掲載された記事を元に再構成をしております。
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Posted by THDstaff at 10:00 │講師の方々に訊く