このブログでは「ホ・オポノポノ」を長年実践している講師をお招きし、様々なお話を伺います。


ホ・オポノポノ電子書籍プレゼント


メリーさんへのインタビュー(2)

2016年09月30日

☆今回は、世界中でホ・オポノポノのマスターコーディネーターとしてクリーニングを実践されている、メリー・コーラー女史のインタビューをお届けします。


口(くち)チャックで、クリーニング!


―― 前回のメリーさんの取材で、「ウニヒピリへの投資が、すべての問題解決の早道だ」と教えていただき、目からウロコが落ちました。私がほかの人に「こう扱われている」と感じていることは、私がウニヒピリにしていること。だから、「こう扱われたい」と感じることを、ウニヒピリにしてあげるといい、と教えていただき、本当にその通りだと日々痛感しています。一日の中でウニヒピリと話す回数が圧倒的に増え、一緒にクリーニングしてもらっています。


メリーさん いいショートカットですね(笑)!


―― メリーさんのお話は、女性としてのクリーニングがとても参考になります。


メリーさん 女性が持つクリーニングの力については、7人の子どもを育てながら学んだことが多くあります。 
 息子が13歳のとき、オレゴンの木というとても高い木の間に橋を渡し、地上8mのところに土台をつくり、家を建てたいと言い出したことがありました。落ちたら生命に関わる高さですから、親としては止めたかったのですが、そのとき私はクリーニングを始めていて、「口をチャックしてクリーニングする」ことの大切さを知っていました。制止もアドバイスもせず、ただクリーニングして、彼のしたいようにさせました。 
 クリーニングしていくと、インスピレーションで消防士の友達の顔が浮かんだので、息子がつくる家を管理して、たまに見に来てくれるよう頼みました。息子は兄たちに家づくりの手伝いを頼みましたが、消防士の友人は、13歳の息子がチームのリーダーをするよう言ってくれました。息子が18歳の時、無事、樹の上に一軒の家が完成したのです。 
 その子が大学を卒業する時になって、何をしたいのかわからないと悩み始めました。普通、親は意見をするものですが、この時も、「口をチャックしてクリーニング」を実行しました。しばらくすると、彼は建築家になることを決めました。もし私がクリーニングしなければ、樹の上に家をつくるなんて絶対に危ないと反対しましたし、そうしていたら今の彼の仕事と成功はなかったと思います。親として「口チャックでクリーニング」ができることに、心から感謝しています。


―― とても大切なお話ですね。私の場合は、まだ親に口出ししています(笑)!


メリーさん 確かに難しいですよね(笑)! アドバイスをしていると、表面的には親切に見えるのですが、霊的にみると、その人に「矢を向けている」ということになります。記憶によるアドバイスは、その人に穴を開けることになって、神聖なる存在がその人にメッセージを投げかけていても、その穴から漏れてしまって聞こえません。 
 クリーニングしていると、勝手に口から言葉が出てきて、言ったことすら覚えてないというようなことが起きます。そんな感覚で話したことが、その人を大きく力づけたり、助けたりするのです。


―― マイナスに感じてしまうことや不快感は、「ここに記憶があるよ」という、わかりやすいお知らせですが、つい反応して口出ししてしまいます。今のお話を伺って、「あのときクリーニングできたことを、余計なことをして、本来の位置から遠ざけてしまった!」と思い返した出来事がたくさんあります。


メリーさん 何をするにしても、みんな記憶で動かされていますから、仕方ないのです。アドバイスをしてしまう自分に気づいて、クリーニングする。どういう状態に自分があったとしても、「ありがとう、見せてくれて」と、気づくこと。最終的に、またウニヒピリとの対話に戻ります。「ウニヒピリをどれだけ愛せるか」ということが、何に置いても一番大きなことなのです。



子どもを育てながらクリーニングに気付く


みんなが、正しい場所に。


―― ご主人からもクリーニングを頼まれるそうですね。


メリーさん そうですね(笑)。主人から10年勤めていた大手企業を辞めて、独立したいという相談を受けたときも、「口チャックでクリーニング」をしました。子どもが7人もいて大学進学を控えていましたし、一年間お給料が入りません。不安定になることは目に見えていました。でも、ずっとクリーニングしていたら、「彼に好きなことをさせなさい」と感じたので、そのようにさせました。その後も、「大学に行かせなければ」、「どうしよう」、という気持ちをクリーニングし続けました。 
 スタートしたときは社員4人に一匹の犬という小さな会社だったのが、最終的に140人の社員を抱えるまでに成長し、その会社が先日、53億円で売却できました。その手続きにあたっても、会社の持つ取引先の名簿や社員のリストなどを毎日クリーニングし、会社にも「アイラブユー」とずっと声をかけ続けました。最終的に役員全員のサインをもらうときには、「メリー、一緒にきて」、と主人が頼んできたので、彼らがサインするテーブルの横でずっとクリーニングし続けました。「君のしていることはよくわからないけど、君がいると物事がスムーズなんだ」と言っていますね(笑)。


―― ご主人にとっても、お子さんにとっても、すばらしい存在ですね。


メリーさん 奥さんがご主人のお仕事をクリーニングすることで、世界中の同じ仕事に及びます。女性はそれだけの力を持っているのです。私たちはクリーニングをして、「自分が正しい場所にいることで、みんなが正しい場所にいる」という状態をつくりたいのです。お母さんという存在は、家族一人ひとりをコントロールしてまとめようとしますが、自分が自分にとってふさわしい場所にいることで、自然に家族みんなが自分の正しい場所におさまり、居心地よく穏やかな状態が生まれるのです。 
 今、アメリカは感謝祭の真っ最中です。日本でいうならお正月みたいなもので、家族が揃うのが当然、奥さんが家に居ないなんて、あり得ないことです。結婚して30年、一度もなかったことですが、クリーニングしていくと、私が居ないことがふさわしいとわかりました。35人の親戚家族が集まるのですが、夫は「僕が料理するから日本に行ってきなさい」、と言ってくれました。


―― 自分自身が正しい場所にいることが、女性の仕事ということですね。来月も引き続き、女性のクリーニングの大きな可能性について伺いたいと思います。(インタビュー:滝澤 朋子)


(2014年3月『元気な暮らし』掲載)



メリー・コーラー
(MARY MY WILD IRISH ROSE KOEHLER)
メリー・コーラーさん

IZILLCが主催するSITHホ・オポノポノクラスのマスターコーディネーター。長年に渡って、アメリカをはじめ世界各国で開催されているクラスの主催に携わり、自身も世界中でクラスのトレーナーを勤める。 私生活では夫と七人の子どもとの家族の関わり合いの中で、またビジネスでもクリーニングを実践し、役立てている。


当記事に関して


※当記事は(株)トータルヘルスデザイン発行の無料月刊情報誌『元気な暮らし』に掲載された記事を元に再構成をしております。
『元気な暮らし』では毎月最新のインタビュー記事を掲載しております!

ご購読はこちらから ↓ グッズのご注文はこちらから ↓
  
  • このエントリーをはてなブックマークに追加


Posted by THDstaff at 10:00講師の方々に訊く

ネロさんへのインタビュー(2)

2016年09月23日

☆今回は、ホ・オポノポノ講師としてクリーニングを実践されている、ネロ・チェッコンさんにお聞きしました。


クリーニングをする機会


―― 今回は、ビジネスをテーマにクラスが行われたそうですね。


ネロさん 「仕事」は、とても大切な部分ですね。義務や役割などではなく、仕事を「自分が平安を持てる場所」だと思えて、さらには「自分にとってクリーニングすることそのものが仕事だ」と気づいていけると楽になるでしょう。
 クリーニングは、私たちが「平和」という状態で生きるために行うものですが、参加された方の中には、クリーニングを義務のように感じて、苦しくなっていたり、「藁にもすがる思いで来た」「もうこれしかない」と、頑張りすぎてしまうことがブロックとなって、自分を閉じ込めていたり、という状態も見受けられました。しかしそれもクリーニングしていくうち、「起きていることは、ただクリーニングをする機会なのだ」と捉えられるよう、シフトしたと感じられました。


―― 正直、ビジネスの中では驚くようなことが起きて、平和を保つことが大変に感じるシーンもありますよね。


ネロさん あなたのウニヒピリが、計算できない、驚くようなことを急に持ち出したりするなら、そこをクリーニングしてあげることができますね。「どうしてこんなことが起きちゃったの? ショックだったね、怖かったね、大丈夫? もうこんなことを急に起こさなくてもいいんだよ、今度からは前もって言ってね。でも見せてくれてありがとう…」と、お話することができます。


―― 恥ずかしながら、ここ最近、公私ともにいろんなトラブルが起きていることについて、クリーニングをしているつもりでいながら、「自分のウニヒピリが起こしている」とはまったく思いませんでした。振り返ると、食生活が荒れていたことに気づきました。記憶によるバランスの乱れが外に現れていたのですね。


ネロさん
様々なテーマでクラスを行う


外側を見て、内側に戻る


ネロさん そのように、「食が乱れる」ということが起きていたのだとしたら、内なるバランスの不調和に気づくための、外側の不調和だったのかもしれませんね。外側を見て、内側に戻ることができます。
 たとえば、誰かがイライラしているのを見た時、「あの人はなぜイライラしているのかな」というのが私たちの思考回路です。そうではなく「私はなぜ、あの人を見て、苛立っていると感じるのだろう」とクリーニングしていけばいいのです。そして、一番重要なのは、そこに「フックされない」ということです。ゼロの状態になることによって、あなた自身が整うことが最も重要なのです。


―― 確かに、自分の起こした失敗や、価値観に合わないことなど、「どうして」と、ずっと握り続けてしまうことがありますね。


ネロさん 起きている出来事を「ぶつかったもの」「問題」とするのではなく、「クリーニングによってただ通すもの」だと捉えていただきたいのです。「自分の内側を整えていく道具」としてクリーニングを使うことができれば、自分の価値観や誠実さから、戦ってしまっている部分も整理することができて、とても仕事に役立ちます。
 ホ・オポノポノは、外の何かではなく「自分を」敬うプロセスです。小さい自分が、大きい宇宙としての自分を敬うのです。仕事をしていく中で、「自分の霊的な誠実さや価値観」との葛藤が生まれ、多くの人が苦しみます。しかしその「自分の中に起こる葛藤」をクリーニングしていくことで、「本来の自分の姿」が見えてくるわけです。


―― 同じお話をお伝えしているはずなのに、すぐ忘れてしまって、いつも恥ずかしいです。


ネロさん 完璧じゃないですか(笑)。「ただクリーニングする」のではなく、完璧な御霊として創造された「自分の完璧さ」を、しっかり味わいながらクリーニングしてください。「美しい女性として与えられているいのち」、それもしっかり感じながら流していくことが重要です。


―― 誰もが自分の美しさや完璧さに気づけるよう「まずは自分から」クリーニングしていきます。 ありがとうございました。
(インタビュー:滝澤 朋子)


(2014年1月『元気な暮らし』掲載)




ネロ・チェッコン (Nello Ceccon)ネロ・チェッコンさん
20年間エンジニアとして役職についていたが、辞職と同時にホ・オポノポノに出合う。2006年、アイルランドでヒューレン博士がトレーナーを務めるクラスに初参加。3年後、初のイタリアでクラスを開催、以来、コーディネーター・講師として活躍。夫、父親としての自分を常にクリーニングして生きている。



当記事に関して


※当記事は(株)トータルヘルスデザイン発行の無料月刊情報誌『元気な暮らし』に掲載された記事を元に再構成をしております。
『元気な暮らし』では毎月最新のインタビュー記事を掲載しております!

ご購読はこちらから ↓ グッズのご注文はこちらから ↓
  
  • このエントリーをはてなブックマークに追加


Posted by THDstaff at 11:00講師の方々に訊く

エミールさんへのインタビュー(2)

2016年09月16日

☆今回は、ホ・オポノポノ講師としてクリーニングを続けておられる、エミール・モルドヴァン氏に引き続きお話を伺いました。


大不況の中のクリーニング


―― クリーニングを続けられて、ほかに変わったことはありましたか。


エミール氏 仕事、そしてお金に関する変化もありました。世界の大不況の中、私の職も大変難しい局面を迎えました。自分の中の恐れや、「どうしようもない」、「どうすればいいのかわからない」などの湧き上がる気持ちをクリーニングしていったのですが、実際、それをしていなかったら、今、自分がどんな状況を迎えていたか想像もできません。結果的に過去の仕事を手放し、業種の違う新しい仕事の機会を得ることになりました。収入は以前よりも増え、その仕事には幸せな気持ちでかかわっています。大きな変化が与えられたと思います。


―― 私の友人も、まったくの異業種に転職を希望していたのですが、年齢や経験のこともあり、業界を知る人からは「不可能」といわれていました。八方ふさがりでなんの伝手もなく、奥さんが根気よくクリーニングを続けていました。私も手伝いたくて、初めは現象のコントロールを試みましたが、うまくいかず、その時分の経験についてクリーニングをしました。最終的に、とてもよい就職先が見つかったそうです。
 エミールさんは、どのような方法でクリーニングをされていますか?


エミール氏 その都度、クリーニングの方法は変えています。同じやり方でも形が違うというか…、自分の意識が変わっていますから、昨日のやり方が今日は違っている、というのは自然な流れだと思います。たとえば、こんな風に誰かとお話をしているときは、言葉を使わず、神聖なる存在がクリーニングを行っている感じや、「愛しています」という感覚がからだに充満しているのをイメージします。4つの言葉も使いますが、言葉の中に自分が居るような「感覚」でクリーニングをすることもあります。


エミールさん
クリーニング方法は様々


心の平和を保ち続ける


―― 先月号で、「24時間クリーニングをしていたい」と伺いましたが、問題が起きていないときも、クリーニングを?


エミール氏 ええ、できるだけ「まるまる24時間したい」と思っています。25年前から、心の落ち着きを求めてクリーニングしてきた中で、心を穏やかに保つには、「常にその状態を保つこと」しかないと気づきました。保ち続けることによって、結果、与えられるのが平和であり、穏やかさ、落ち着きだと思いました。みんな、求めているのは幸せ、平和、解放、自由になることです。人生という旅路ではいろいろなことが起きますが、どうありたいのか、その状態を「今」保つことによって、平和が保たれるのだと思います。クリーニングは、そのためのツールですね。


―― とてもわかりやすいです。さらにお聞きしますが…心の平和のために、政治の変容が不可欠だと思う人は多いと思います。しかしいろいろな事情のもつれる政治の世界は、「どうせ変わらない」と思ってしまいがちです。


エミール氏 そう思っている人が世界中にたくさんいると思います(笑)。でもその考えでいれば、永遠に何も変わりません。自分の中の、その「判断」に向かって、クリーニングすることができます。感情をこめる必要も、相手を好きになる必要もないのです。抵抗のあるところには抵抗が続きますが、「愛しています」「ありがとう」で、物事は変わってくると思うのです。私たちが自分の潜在的な部分にある不純物を消去することができたら、政治家からも、世界の人々からも消えるのです。どんなものであれ、自分から消えることで、周りからも消去されていきます。
 私たちは人間関係、仕事、政治、この3つの柱に執着します。しがみつきたいですし、保証や安全がほしいですよね。しかしそれを手放すことで、思っている以上のものが与えられたり、意識が大きくなったり、「こうあるべき」という思い込みから解放されたり。そしてそれまで美しいと感じていたこと以上のものごとを、美しさとしてとらえられるようになってきます。


―― それらは、「平和な自分自身」からしか得られないのですね。ありがとうございました。
(インタビュー:滝澤 朋子)


(2013年11月『元気な暮らし』掲載)



エミール・モルドヴァンエミール氏

ルーマニア、クルージュ ナポカ出身。ブカレスト テクニカルアカデミー大学、機械工学経営学博士。ヒューレン博士リードのクラスの翻訳を務めた後、ヒューレン博士の認定を受け、2010年より、ルーマニア、チェコ共和国、スロヴァキア共和国にて、SITHのトレーナーとして活躍中。


当記事に関して


※当記事は(株)トータルヘルスデザイン発行の無料月刊情報誌『元気な暮らし』に掲載された記事を元に再構成をしております。
『元気な暮らし』では毎月最新のインタビュー記事を掲載しております!

ご購読はこちらから ↓ グッズのご注文はこちらから ↓
  
  • このエントリーをはてなブックマークに追加


Posted by THDstaff at 10:00講師の方々に訊く

エミールさんへのインタビュー(1)

2016年09月09日

☆今回は、ホ・オポノポノ講師としてクリーニングを続けておられる、エミール・モルドヴァン氏にお話を伺いました。


何が起きてもクリーニング


―― エミールさんの、ホ・オポノポノとの出合いについて教えてください。


エミール氏 私は人生の20年以上、精神世界について勉強をしてきました。その中で、「外界は自分自身の投影だ」ということは理解していましたが、実際にどうなのか、という論理の部分がわかりませんでした。ある時、知人から受け取った「ホ・オポノポノ」についてのメールに、すべてが自分の中にあること、潜在意識を扱うことの大切さが書かれていて、疑問だった部分がとても楽に理解できました。しかし逆に「そんな簡単なはずはない」という抵抗もあったのです。
 興味を持っていた折、2010年に、ルーマニアで初めてクラスが開かれることになり、通訳を頼まれました。素晴らしい真理だと思っていたので、クラスの前にヒューレン博士と講師のメリーさんに時間を取っていただき、理解を深める時間をいただいたのです。終了後、「ルーマニア人にホ・オポノポノが教えられると思うか」と尋ねられ、私は「国籍は関係なく、その人がクリーニングをするかしないかだと思います」と答えました。そして2ヶ月後、講師として関わってほしいと連絡をもらったのです。


―― 講師になるべくしての出合いだったのですね。クリーニングを続けられて、どんな変化がありましたか?


エミール氏 たくさんの変化がありすぎて、一言では難しいですが…半年ごとに自分の変化を内省していて、今気づいているのは、自分がとても平安であるということ、そして前よりも幸せだと感じていることです。「何が起きてもクリーニングをすればいい」と、この状態を保っていられることが嬉しく、すべてが「ありのままで、これでいいのだ」と思えます。ものごとが穏やかに受け止められることが大きな変化だと思います。
 人間関係でいえば両親や娘との関係が穏やかになりました。妻との関係も、5~6年前にはもうどうしていいのかわからず、終わりかと思ったほどでしたが、クリーニングを続けてきて、2年ほど前からわだかまりが消えました。今では本当にすばらしい関係です。


エミール氏
クリーニングでたくさんの変化が


思い通りにならなくても幸せ


―― 人間関係は、難しいテーマですね。何年もクリーニングを続けるのは大変だと思いますが、どのようにされてきたのですか。


エミール氏 相手の態度や起きてくる問題によって、自分の感情、思考、判断などが出てきますが、常に「すべて自分の中にある」と言い聞かせながら、4つの言葉を使ったり、「自分はどうしてこんなに幸せじゃないのだろう」という気持ちに言葉をかけたりしました。
 人間にとって期待を持たないということは一番のチャレンジで、難しいことだと思いますが、「結果」は、自分が管理できない部分なのだと思います。クリーニングは、心の平和を保つ、幸せでいられる方法であって、生まれる結果についてはお任せしているのです。すべての人たちが、いいときもあれば悪いときもあって、常に変化の中にありますよね。これまでは、「自分の思い通りになったときが幸せ」という解釈でしたが、クリーニングをするようになって、「思い通りにならなくても幸せ」だと思えるようになりました。どんな状況でも穏やかでいられるようになったのです。それが真の幸せだという風に思えます。
 相手とどう関わったら良いのか、何をどう話したら良いのか、すべてインスピレーションの中で行っていきたいのです。ほとんどの場合、平和でいられます。「ただクリーニングをする」と言い聞かせて、24時間続けていたいと思っています。人間ですから感情的になることもありますが、「何があろうと完璧なのだ」と、自分の反応をクリーニングしていきます。やればやるだけ上手になって、クリアになっていきますから、「自分を正当化するための時間が、いかに無駄か」ということに気付くようになりますよ。


―― 「思い通りにならなくても幸せ」、というのは大きなヒントだと思います。来月も引き続きお話をいただきたいと思います。ありがとうございました。
(インタビュー:滝澤 朋子)


(2013年10月『元気な暮らし』掲載)



エミール・モルドヴァンエミール氏

ルーマニア、クルージュ ナポカ出身。ブカレスト テクニカルアカデミー大学、機械工学経営学博士。ヒューレン博士リードのクラスの翻訳を務めた後、ヒューレン博士の認定を受け、2010年より、ルーマニア、チェコ共和国、スロヴァキア共和国にて、SITHのトレーナーとして活躍中。


当記事に関して


※当記事は(株)トータルヘルスデザイン発行の無料月刊情報誌『元気な暮らし』に掲載された記事を元に再構成をしております。
『元気な暮らし』では毎月最新のインタビュー記事を掲載しております!

ご購読はこちらから ↓ グッズのご注文はこちらから ↓
  
  • このエントリーをはてなブックマークに追加


Posted by THDstaff at 11:30講師の方々に訊く

KR女史へのインタビュー(14)

2016年09月02日

☆今回は、「SITH ホ・オポノポノ」の創始者、モーナ・ナラマク・シメオナ女史の一番弟子であり、40年以上クリーニングを実践しておられる、KR女史に引き続きお話を伺いました。


ホ・オポノポノに「決まり」はない


―― ホ・オポノポノを実践している友人が近くに越してきたので、クリーニングが難しいと感じるとき、サポートし合っています。
 「クリーニングは、あくまで自分の記憶について行うもので、話し合ったり、質問したりする集まりは、そこから離れてしまう」と、以前ヒューレン博士からお聞きしました。これはその類になりますか?


KR女史 今のような疑問が出てきたら、それをクリーニングできますね。「私はこうするべき」と、思い込んでしまうと、流れが止まってしまいます。
 ホ・オポノポノは「自分自身をクリーニングする」のが基本です。ヒューレン博士と私は毎朝電話で会議をしますが、講演会の日などは、博士が私に「今、何が起きていますか?」と質問し、私はそれに答え、出てきたことをクリーニングします。一見、私の問題について博士が手伝っているように見えるかもしれませんが、そうではありません。博士は、私の話を聞いたときに起こる、博士の中にある、「博士に起きる反応」をクリーニングしているのであって、「誰かのため」とか、「助けるため」にしているのではありません。「自分自身をクリーニングする」、という枠組みは変わりませんが、「こうしてはいけない」とか「こうしなければいけない」などの決まりもありません。ホ・オポノポノはとても流動的で、その概念も体験も、毎回違うのです。


―― なるほど、よくわかりました。それが基本でしたね。


牧場にてKR女史
ハワイの牧場にて


「土地に愛され、守られる」体験


―― クリーニングの体験は、確かに毎回違います。私は他人のいびきで眠れない体験が多く、そのたびにクリーニングしながら寝ていたのですが、先日、博士から「“いびきのアイデンティティ”と話すといい」とアドバイスをいただきました。それで、「あなたは仕方なく出てくるのだから嫌いたくはないけど、眠れなくて困っているの」と話してみたのです。すると、「私に周波数を合わせないで」と、いびきが言うので(笑)、どうやるのかさっぱりわからなかったのですが、やってみました。不思議なことに、いびきは聞こえていたのに、反応することなく眠ることができました。


KR女史 面白いですね(笑)。本当に、クリーニングをすることでどんなことが起きるのかはわかりません。私も先日、驚くような体験をしました。
 博士と朝電話でミーティングしていると、急に「馬から落ちる」という体験をクリーニングしたい、と口にしていました。どうして私はこんなことを言うのだろう、と思っていたのですが、その5時間ほど後でしょうか。いつもの馬ではなく、私の牧場の一番新しい馬・レイラに乗ってみんなと駆けていると、レイラが穴に足を取られ、私は岩だらけの土地に放り出されました。ところが、土地が「大丈夫? 大丈夫?」と、まるで新生児を守るように私を受け止めてくれて…私は無傷だったのです。「土地に愛されている」と心から感じた出来事で、今、お話をするだけでも涙が出そうです。
 私が世話役として選ばれたこの土地は、競売にかけられたり、事件問題が起きたり、虐待されて振り回されて、大変傷ついていました。それが、クリーニングをしていたら、こんな聖母のような土地になっていて…今では私のとても大切な存在です。クリーニングすることで、何から保護されるのかはわかりません。でも、そういう体験も確かにあるのです。


―― ある、森に住む女性について書かれた本(★)を思い出しました。彼女の森で、誰かが彼女に暴力を振るおうとすると、森が大変な怒気を発し、彼女を守るのです。本の中のお話ではなく、人が周囲のすべてと一体となって、愛し合い、守り合うということが、実際にあり得るのですね。

★「アナスタシア」 ウラジーミル・メグレ著 ナチュラルスピリット社


KR女史 自然の中で、まさしくそれが事実だということをたくさん体験してきています。


―― 改めて愛の流れを妨げている「記憶」をどれだけクリーニングできるかが、大切なのだと思いました。ありがとうございました。
(インタビュー:滝澤 朋子)



(2013年7月『元気な暮らし』掲載)




KR女史(Kamaile Rafaelovich)KR
SITHホ・オポノポノ代表。19歳からホ・オポノポノを実践、クリーニングを主体とした古代ハワイアンマッサージのスペシャリストであった故モーナ女史より直接教えを受けた数少ないボディワーカーの中の一人。




当記事に関して


※当記事は(株)トータルヘルスデザイン発行の無料月刊情報誌『元気な暮らし』に掲載された記事を元に再構成をしております。
『元気な暮らし』では毎月最新のインタビュー記事を掲載しております!

ご購読はこちらから ↓ グッズのご注文はこちらから ↓
  
  • このエントリーをはてなブックマークに追加


Posted by THDstaff at 10:30KR女史に訊く