KR女史へのインタビュー(14)
☆今回は、「SITH ホ・オポノポノ」の創始者、モーナ・ナラマク・シメオナ女史の一番弟子であり、40年以上クリーニングを実践しておられる、KR女史に引き続きお話を伺いました。
ホ・オポノポノに「決まり」はない
―― ホ・オポノポノを実践している友人が近くに越してきたので、クリーニングが難しいと感じるとき、サポートし合っています。
「クリーニングは、あくまで自分の記憶について行うもので、話し合ったり、質問したりする集まりは、そこから離れてしまう」と、以前ヒューレン博士からお聞きしました。これはその類になりますか?
KR女史 今のような疑問が出てきたら、それをクリーニングできますね。「私はこうするべき」と、思い込んでしまうと、流れが止まってしまいます。
ホ・オポノポノは「自分自身をクリーニングする」のが基本です。ヒューレン博士と私は毎朝電話で会議をしますが、講演会の日などは、博士が私に「今、何が起きていますか?」と質問し、私はそれに答え、出てきたことをクリーニングします。一見、私の問題について博士が手伝っているように見えるかもしれませんが、そうではありません。博士は、私の話を聞いたときに起こる、博士の中にある、「博士に起きる反応」をクリーニングしているのであって、「誰かのため」とか、「助けるため」にしているのではありません。「自分自身をクリーニングする」、という枠組みは変わりませんが、「こうしてはいけない」とか「こうしなければいけない」などの決まりもありません。ホ・オポノポノはとても流動的で、その概念も体験も、毎回違うのです。
―― なるほど、よくわかりました。それが基本でしたね。
ハワイの牧場にて
「土地に愛され、守られる」体験
―― クリーニングの体験は、確かに毎回違います。私は他人のいびきで眠れない体験が多く、そのたびにクリーニングしながら寝ていたのですが、先日、博士から「“いびきのアイデンティティ”と話すといい」とアドバイスをいただきました。それで、「あなたは仕方なく出てくるのだから嫌いたくはないけど、眠れなくて困っているの」と話してみたのです。すると、「私に周波数を合わせないで」と、いびきが言うので(笑)、どうやるのかさっぱりわからなかったのですが、やってみました。不思議なことに、いびきは聞こえていたのに、反応することなく眠ることができました。
KR女史 面白いですね(笑)。本当に、クリーニングをすることでどんなことが起きるのかはわかりません。私も先日、驚くような体験をしました。
博士と朝電話でミーティングしていると、急に「馬から落ちる」という体験をクリーニングしたい、と口にしていました。どうして私はこんなことを言うのだろう、と思っていたのですが、その5時間ほど後でしょうか。いつもの馬ではなく、私の牧場の一番新しい馬・レイラに乗ってみんなと駆けていると、レイラが穴に足を取られ、私は岩だらけの土地に放り出されました。ところが、土地が「大丈夫? 大丈夫?」と、まるで新生児を守るように私を受け止めてくれて…私は無傷だったのです。「土地に愛されている」と心から感じた出来事で、今、お話をするだけでも涙が出そうです。
私が世話役として選ばれたこの土地は、競売にかけられたり、事件問題が起きたり、虐待されて振り回されて、大変傷ついていました。それが、クリーニングをしていたら、こんな聖母のような土地になっていて…今では私のとても大切な存在です。クリーニングすることで、何から保護されるのかはわかりません。でも、そういう体験も確かにあるのです。
―― ある、森に住む女性について書かれた本(★)を思い出しました。彼女の森で、誰かが彼女に暴力を振るおうとすると、森が大変な怒気を発し、彼女を守るのです。本の中のお話ではなく、人が周囲のすべてと一体となって、愛し合い、守り合うということが、実際にあり得るのですね。
★「アナスタシア」 ウラジーミル・メグレ著 ナチュラルスピリット社
KR女史 自然の中で、まさしくそれが事実だということをたくさん体験してきています。
―― 改めて愛の流れを妨げている「記憶」をどれだけクリーニングできるかが、大切なのだと思いました。ありがとうございました。
(インタビュー:滝澤 朋子)
(2013年7月『元気な暮らし』掲載)
KR女史(Kamaile Rafaelovich)
SITHホ・オポノポノ代表。19歳からホ・オポノポノを実践、クリーニングを主体とした古代ハワイアンマッサージのスペシャリストであった故モーナ女史より直接教えを受けた数少ないボディワーカーの中の一人。
当記事に関して
※当記事は(株)トータルヘルスデザイン発行の無料月刊情報誌『元気な暮らし』に掲載された記事を元に再構成をしております。
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