このブログでは「ホ・オポノポノ」を長年実践している講師をお招きし、様々なお話を伺います。


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マハヤナさんへのインタビュー(2)

2019年08月30日

今回は、ホ・オポノポノ講師としてクリーニングを実践されている、マハヤナI. ドゥガストさんにお話を伺いました。


クリーニングは自由をもたらすもの


―― 今回はビジネスクラスのために来日なさったとのこと。以前、ビジネスクラスに参加させていただいたときには、経営者や重役クラスの方々が多くおられた印象があります。どんなクラスでしたか?


マハヤナI・ドゥガストさん(以下、マハヤナさん) 通常のクラスよりも男性が多い印象でしたが、それでも7割くらいは女性だったように感じます。

ビジネスというとお金の話ばかりと思われる方がとても多いのですが、抱えておられる悩みはからだの不調や人間関係なども含めてプライベートと密接につながりあっているので、扱っているのは「人生そのもの」なんです。

ビジネスの局面で逆境を吸収しながら推進できるかどうか(レジリエンス)は、個々の能力、計画の立案や実行した後に湧き上がってくる感情、事業を推進する上で生じる不安、お金に対するブロックや支払いの授受にまつわる問題など、あらゆることが関係しています。

たとえば世界中の多くの国々で、新規に創業した会社の75%が3年以内に潰れています。その原因は製品やアイデアの良し悪しよりも、人間関係の問題や先行きに対する恐怖、継続力の乏しさなど、すべて内なるものが表出して記憶を追体験していることにあるんです。ビジネスであっても基本は同じ。現実的に経験するすべてのことについて、「内面に隠された記憶」をクリーニングするだけなんです。


―― 毎日、毎瞬、誰とどう関わってどんなことをしていたとしても、感情や思考は絶えず出てくるものですよね。ビジネスマンの間でマインドフルネスが流行っているのも頷けます。


マハヤナさん マインドフルネスは「今という瞬間に、余計な判断を加えず、意識して注意を向けること」。私自身もセラピストとして長く活用してきました。現状をよりよい方向へと導くことができるからです。ですが何かが欠けているという感覚がありました。そんなとき潜在意識に働きかけて自由を与えてくれるホ・オポノポノに出合って、ようやく「足りなかったもの」がパチッとはまった感覚になりました。

たとえばどんな事業形態や職種、場面であれ、職場の同僚や上司、家族や友人などの、あらゆる人間関係で潜在意識が関与しています。そこで生じるあらゆる出来事を通して、自分自身の内側に何があるのかを知ることができますよね。それらを消去し続けるだけで自由になれるのです。そうは言っても、「これは私が作り出したものだ」と自覚できるならラクですが、理由のわからないものほど受け入れがたくて「こんなの私には関係がない!」と拒否したり、内省せずに反応し続けてしまいがちになりますよね。

でも表面的に認識できることは氷山の一角で、潜在意識に溜めこまれた本当の原因はわからないものなんです。「私を自由にする機会を与えてくれてありがとう」という気持ちで向き合ってクリーニングしていけば、最終的に自由が訪れるのですから、どんな出来事でも向き合うことができると思いませんか?


―― 記憶やしがらみ、思い込み、信念、あらゆることから自由になって、本来の生き方へと進んでいく。ともすれば、表面的な判断や自責に陥りやすいですが、クリーニングをして手放して、パターンを脱して、自由になりたいですよね。



逃げずに取り組むことが何よりの早道!



マハヤナさん 「自由になる」というのは、エゴで自分勝手なことと勘違いしがちですよね。今回のクラスでは参加者の皆さんと多くの経験を分かち合うことができました。その中で「ウニヒピリと向き合う」ことについて教えてくれる素敵なお話があり、許可をいただいているので読者の皆さんにもシェアさせていただきますね。

その方は30年以上前に離婚されました。旦那さんが働くのを止めてしまい、金銭的な問題で別れたそうです。当時、彼女は相続したお金を持っていたので彼に貸したものの、一円も戻ってくることはありませんでした。それがクリーニングを続けたことで、最近になって突然、「これをお母さんに渡して」と長女さん経由で、まとまって返ってきたというのです。もちろん彼女は嬉しかったそうです。でも、お金が戻ってきたからではなく、「私には借りたお金を返す価値もないんだ」「信じた自分がとんでもないバカだった」と長年抱え続けてきた自責や重荷、精神的な痛みや傷が癒されて解放されたことこそが、嬉しかったんですって。何より長女さんが、「お父さんに愛されていたんだ!」という気持ちで満たされて、ご本人よりも喜んでいたとのことでした。さらには周囲の方々から「痩せてキレイになった!」と言われるようにもなったそうですよ。


―― まさに自由になったんですね。重荷や傷が消去されたことで、その方の雰囲気まで変わったんでしょうね。


マハヤナさん その通りです。私自身も離婚の経験がありますし、そのことで生じる感情もあるので、このお話を伺いながら涙が溢れそうになりました。内側に存在している闇を放置したままでは、パターンから抜け出すことができません。私自身も向き合ってクリーニングする機会が来た!と感じました。

実は、彼女は漠然とクリーニングしたのではありません。「最も嫌悪している人についてクリーニングするのが一番早い!それは間違いなく元夫だ!」と感じて取り組んだそうです。具体的には、冷蔵庫に元旦那さんの名前を書いた紙を貼って、毎朝見るたびに「おはよう、アイラブユー」と言い続けたんですって。そのたびに恨みや怒り、憎悪、緊張、後悔の念と、お金に対する思いが吹き出すわけです。それらはすべてウニヒピリが抱き続けてきた苦痛なので、ウニヒピリに丁寧に向き合ってクリーニングし続けたところ、結果的に自分が癒されて、現実も勝手に変わったとのことでした。


―― 自分の中にある闇や見たくない感情にフタをすることは、ウニヒピリを無視し続けているのと同じ。ウニヒピリの訴えに真摯に向き合ってクリーニングを選択し続けることが、心の痛みから解放される道なのですね。人間関係で自分の闇が浮き彫りになるときほど、ウニヒピリをケアしてクリーニングすること。しかも期待する結果のためにではなく、ただ自分自身を愛すること。それが一番の早道だと私も感じます。(次号に続く)
(インタビュー:高木みのり)



(『元気な暮らし』2019年9月号掲載)




マハヤナ I. ドゥガスト (Mahayana I. Dugast)マハヤナさんプロフィール
30年間自己啓発の講師や著者として活躍。ホ・オポノポノに出合う前からセルフヒーリングを多くの人に教えてきた。自己ヒーリングが脳に与える数々の影響を学び、マインドフルネスについて早くから学んでいる。現在は不動産業を傍ら、導かれるように出合い実践してきたホ・オポノポノの講師として活動している。



当記事に関して


※当記事は(株)トータルヘルスデザイン発行の無料月刊情報誌『元気な暮らし』に掲載された記事を元に再構成をしております。
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Posted by THDstaff at 10:00 │講師の方々に訊く