このブログでは「ホ・オポノポノ」を長年実践している講師をお招きし、様々なお話を伺います。


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ネロ・チェッコンさんへのインタビュー(15)

2023年06月20日

今回は、「認定講師による個人セッションってどんな感じなの?」という皆さまの疑問にお応えし、スタッフみのりが体験したネロ・チェッコンさんによるセッション内容をそのまま掲載いたします。



個人セッションで「魂」に迫りました!


ネロ・チェッコンさん(以下、ネロさん) 今回は具体的な相談事よりむしろ魂に焦点を絞ってワークされたいとのことでしたね。ご本人の表現がとても大事なのでまずはお話いただき、会話からすべて開いていきましょう。


スタッフみのり(以下、みのり) 以前ネロさんから「先住民(ネイティブ)の方に伝授された、本来の感性を取り戻して癒すワーク」をされていたと伺って、ネロさんとの共通点に「先住民の方々とのご縁」があると感じました。
 というのも私も20代の頃、東南アジアの熱帯雨林で暮らす先住民の方から「木々の歌を聴き分けて薬を調合する」という話を聞いたり、ネイティブアメリカンのホピ族やナバホ族の方々と交流を重ねたりしていたからです。その経験から「万物に宿る霊魂を敬って自然界の一部として生きる人々には、石や動植物とも交流できる豊かな感性がある。でも現代社会に生きる私たちはその能力を失ってしまった」と痛感していたんです。
 そんな時にSITHホ・オポノポノに出合い、「森羅万象に宿っているそれぞれのアイデンティティを尊重する」姿勢に感銘を受けてクリーニングを続けるうちに、感性や能力が戻ってきたような気がします。
 ところで突拍子のない話かもしれませんが、15年前イハレアカラ博士からクリーニングを学んで帰国した直後、突然ある友人から「みのりちゃんにお遣いごとを頼んだ天照大御神(あまてらすおおみかみ)が、みんなに元気を分け与えたいから宮崎に来てほしいそうなの」と連絡があったのです。


ネロさん あなたが天の媒体となって、天照大御神のお遣いとしてホ・オポノポノを学んだのですね。


みのり そのまさか!?のメッセージに困惑していたら、博士が「波に乗れ(ライドオン)!起こることはすべてクリーニングのためだよ」とアドバイスをくれたんです。その流れのままに高千穂の天岩戸神社に行き、「天の安河原」で誰もいない空間に向かってホ・オポノポノのテキストをすべて朗読しました。
 そこは日本神話によると「岩戸の奥にひきこもった天照大御神に出てきてもらおうと八百万の神々が集まって相談してお祭りをした」場所で、神さまたちが問題を解決する方法と伝統的なホ・オポノポノの本質が同じこともわかります。まるで「ひとりでできる」方法を報告したかのようでした。  
 その10年後に伊勢神宮で天照大御神にお仕えされているご神職の吉川竜実先生と今の仕事を通じてお会いしたことや、神道とホ・オポノポノに多くの共通点があることに驚かされてきました。
 そして縄文時代から神道を通じて日本に受け継がれてきた精神性を吉川先生に学びながら、これは日本だけでなく世界の人たちのインスピレーションになるとの確信を深めていたんです。
 もっと深いレベルでクリーニングしてバランスを保つ必要があるよねとウニヒピリに問いかけていたら今回の機会をいただき、とても有難いです。


本当のスピリチュアリティとは?魂を感じて自分の足で歩く


ネロさん お話の最初から、日の神の放射があなたから放たれているのを感じていました。そのサインの前に、今あなたが受け取っている恩恵や仕事が母方の血縁のご先祖からもたらされているとも感じました。そのご先祖はとても大事な霊的遺産を受け継いでいるあなたに呼びかけています。ホ・オポノポノも神道も出合う必要があってそれに応えてきたのだという以上に、そのご先祖との繋がりを強く感じることが重要だと伝わってきます。
 そして、すべての本質はひとつだということ。表現に違いはあっても、競い合う必要は一切なくて、出合ってきたものがすべて、かけがえのないあなた自身の魂の一部だということです。日の神や神々、神聖なる存在とのつながりを無視せず大切にしてきたこと、そのように導かれてきたので何も心配する必要はありませんよ。それぞれすべての伝統をこれまで同様にリスペクトしていけば大丈夫。そして吉川先生も仰ったと思いますが、本質的な違いはないということ。なぜならあなたの魂がバラバラではなくひとつだからです。イハレアカラ博士や吉川先生と出会ってきたのも、あなたの魂が共振共鳴したからですし、魂と心でストレートに話をして、信者のように依存しなかった姿勢を通じて、あなたにとっての真実をつかんでこれたわけです。
 たとえば私は週末毎にシャーマニズムを教えたり、ホオポノポノのクラスや個人セッションをしたり、夢見を教えたりしますが、いつも「表現方法が異なっていても、本質には変わりがなくコンセプトは同じ」と伝えています。もちろんフォーマルな立場では、それぞれをミックスしませんし、したこともありません。そうする必要もないし別々のものとして伝えています。それは私の庭に咲き誇るたくさんの美しい花々を活けてその美しさを楽しむようなもので、花々も私たちも地球の子どもたちであるというエッセンス、いのちの貴さは同じでも個性の形は異なるでしょう?
 それと私たちは、神々や神聖なる存在に対する信仰心や信念(faith)はあっても、何かに依存する“信者(believer)”ではないですよね。事の良し悪しを決めてくれる何かの信者にならず、自分の人生に責任を取る恐れに向き合ってクリーニングを実践しています。
 本当のスピリチュアリティというのは、私たち自身の魂で感じて、どんなものからも導きのサインを感じてクリーニングをしながら自分の足で進むこと。わたしたちは誰もが無から生じている、そして地球の子どもたちなのだということ。その視点に立てば、本来宗教紛争など起きようがないですよね。
 でも特定の何かを自分と同一視して信者になってしまうと、他の表現を否定しがちになりますから世界に宗教戦争が絶えないのです。そういう意味で、神道も仏教もキリスト教も尊重して争うことなく共存している日本社会を心から尊敬し感謝しています。イタリアではまだまだ信者同士の対立がありますからね。


みのり 日本人自身は無自覚でも、とても貴重な感性を持っている。その自覚が大切なことを私も吉川先生に学びました。


魂の目的を生きる


ネロさん あなたの精神性とルーツも、何百、何千、何万年も前から続く先祖代々の方々や霊的な存在に導かれ受け継がれて来たものなので、おそらくこれまでの人生でご先祖に助けられたと感じたことがあるでしょう?それはあなた自身が霊的な世界と人々の世界の架け橋となる役割があるからなのだと思います。だからこそイハレアカラ博士や吉川先生やまわりの方々に出会って精神性を学んできたのでしょう。
 これからさらに母方のご先祖との絆を強めることが重要なので、瞑想をしたり祝詞やマントラを唱えたりクリーニングをしたり、ご先祖と関係する土地に行ってルーツを辿ることも大事で助けになります。そうすることであなた自身を引き上げるとても美しい力を授かるでしょうし、自身の内に宇宙全体との一体感を得られると思います。自分が太陽の娘であり、星々の娘であると同時に母なる地球の娘なのだと実感して、この社会の中で居場所を見い出すでしょう。
 ウニヒピリだけでなくアウマクアと出会うことも大事ですよ。アウマクアと日本の神々は同じ存在なのですから。


みのり じつはクリーニングを通じて、母方を遡った遠い先祖が神道の祓い清めに関係していたとわかり、ご先祖のご縁があってこそホ・オポノポノに出合い吉川先生から神道を学ぶ機会を得られたのだと感じてきました。ですのでネロさんのお話はものすごく腑に落ちます。


ネロさん あなたにはとても明確な魂の目的があると感じます。アリゾナ、ハワイ、日本であなたが経験したすべてのことがご先祖とのつながりでもたらされたものなのでしょう。
 繰り返しになりますが、ご先祖が暮らした土地はとても大事です。そこで霊的な絆を深めることですよ。
 最後によかったら心を静かにする時間を持ちたいと思いますが、いかがですか?


みのり ぜひお願いします!読者の皆さまが、この記事やホ・オポノポノの個人セッション、クラスを通じて魂の目的を生きる扉を開いていけたらうれしいです。12月には大阪で開催されるビジネスクラスのために来日されるそうで、楽しみにしております。本日はありがとうございました。



(インタビュー:高木 みのり)
(『元気な暮らし』2023年7月号掲載)




ネロ・チェッコンネロさん


イタリア・ヴェローナ在住。巨大企業のテクニカルディレクター、アーサー・アンダーセン(現アクセンチュア)経営コンサルタント、ヨーロッパ大手金属メーカーのコンサル指揮を経て同メーカー役員に。また現在ヴェローナ市裁判所の民事訴訟科テクニカルアドバイザーとして、法廷内における企業間ビジネス訴訟および裁判審査の技術的判断を行っている。ビジネスや法廷、個人(夫・父親)といったさまざまな立場の中でSITHホ・オポノポノを実践し、ヨーロッパ、日本、台湾で講師として活動している。


当記事に関して


※当記事は(株)トータルヘルスデザイン発行の無料月刊情報誌『元気な暮らし』に掲載された記事を元に再構成をしております。
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Posted by THDstaff at 10:00 │講師の方々に訊く