このブログでは「ホ・オポノポノ」を長年実践している講師をお招きし、様々なお話を伺います。



KR女史へのインタビュー(4)

2016年04月29日

毎日、いつも、クリーニング


―― KRさんは、普段どのような生活をなさっているのですか?


KR女史  そうですね、目を覚まして、まずベッドから起き上がる前に今日一日のことをクリーニングします。毎朝運動もしますから、運動することに対するいろんな想いを先にクリーニングして、マラソンしながら出てくる感情なども限りなくクリーニングしますし、仕事をする前も、本を読む前も、テレビを見る前も、犬の散歩へ行く前も、シャワーする前も…クリーニングしています(笑)!


―― クリーニング三昧ですね。実際には、どんな風にクリーニングされるのですか?


KR女史  瞑想もしますし、ウニヒピリのケアも大切ですね。また、クリーニングのためのカードをあらゆる場所に置いています。書類の中にカードが入り込んでしまうこともありますが、その書類に大きな気づきがあったりするので、カードが勝手に行きたいところへ行かせています。電話の受話器の下にも置いています。電話に出るとき、注意を払えるように。


―― 私も電話にはクリーニングしてから出ますが、先日うっかり忘れて、大変なことになったことがあります。


KR女史  よくわかります(笑)。


―― KRさんでもそういうことがあるのですか?


KR女史  もちろんです(笑)!


―― 少し安心しました(笑)。KRさんは個人セッションもなさるそうですが、みなさん、どんなことで悩んでいらっしゃいますか?


KR女史  女性なら男性、男性なら女性と、異性の悩みはつきものですね。
 仕事でも、家庭でも、体験している“繋がり”をクリーニングすることで進化していくので、そのために、誰もが必要な場所に置かれているのです。「この仕事がイヤだから辞めたい」という場合も、それをクリーニングしないまま辞めると、次の会社にその記憶を持ったまま行くことになります。
 私たちには記憶がたくさんあるので、物事をそのまま見ることも、体験することもできません。「私は怒っている」ということをクリーニングして、はじめて物事の本質と、ちゃんと向き合えるわけです。記憶はクリーニングしない限り、永遠にそこに在り続けます。今、置かれている場所、状況は、あなたにとって完璧です。私たちは、ただクリーニングのために体験するのですが、皆さんそれを良い、悪いと判断します。その判断は、記憶の再生にすぎません。「腹が立っている」「お金がうまくまわらない」「大切な人を失って悲しい」など、その記憶の体験をクリーニングするのは、「今」しかできません。この瞬間が大切です。


―― それでどう変化するか、ではなく、「クリーニングをする」、ということそのものが大事なのですね。


KR女史  そう、最終的に自分に問いかけるのは、「クリーニングしたか、していないか」。それだけです。


インスピレーションを実行する


―― 先日、熱を出して苦しくて眠れなかったんです。クリーニングしていると、「あ、あれを飲もう」と、あるサプリメントを思いつき、飲んでしばらくするととても楽になって、寝ることができました。


KR女史  クリーニングしたから薬を飲まない、何もしない、ということではなく、クリーニングすることで「あ、あれを飲もう」と自分の中でひらめくわけです。よくわかる体験でしたね。クリーニングしないで飲んでしまうと、効果がないかもしれません(笑)。


―― クリーニングさえすれば、何でも解決してくれる、と思ってしまいがちですね。


KR女史  クリーニングして、ただ待っていればすべてがうまくいくように誤解されている方もいらっしゃいます。そうではなく、クリーニングをすることによってインスピレーションを得るので、それを実行する強さも必要になります。 
 私は不動産の仕事で部屋の賃貸もしているのですが、ある女性が家賃を滞納し続けるため、出てもらいたいと思っていました。はじめは、追い出すなんて嫌われるのではないかとか、かわいそうだとか、そういう想いが出てきたのですが、家賃はどんどん滞納されるばかりでしたから、何かが正しくないわけです。そのことをクリーニングし続けていました。すると、「良くないことだから、出て行ってもらおう」と、はっきり感じたんです。そのように自分が「はっきり」したので、彼女も「はっきり」したんですよね。最後に部屋を出てもらうとき、彼女は私のところへやってきて「今が出ていくときよね。愛してるわ」と私にハグをして、去っていきました。彼女は引っ越した場所でものごとがうまく行き、今は滞納もしなくなったそうです。自分にとって正しくないことは、周りにとっても正しくないのです。
 「時(とき)」は、大切です。同情などの感情で放っておくと、正しくないことが延々続いてしまいます。


―― 問題があるとき、クリーニングとともに、そういう決断が必要になるわけですね。ありがとうございました。
(インタビュー:滝澤 朋子)


(2011年2月『元気な暮らし』掲載)




KR女史(Kamaile Rafaelovich)KR
SITHホ・オポノポノ代表。19歳からホ・オポノポノを実践、クリーニングを主体とした古代ハワイアンマッサージのスペシャリストであった故モーナ女史より直接教えを受けた数少ないボディワーカーの中の一人。




当記事に関して


※当記事は(株)トータルヘルスデザイン発行の無料月刊情報誌『元気な暮らし』に掲載された記事を元に再構成をしております。
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Posted by THDstaff at 10:00KR女史に訊く