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KR女史へのインタビュー(19)

2017年03月31日

前回に引き続き、「SITH ホ・オポノポノ」の創始者、モーナ・ナラマク・シメオナ女史の一番弟子であり、40年以上クリーニングを実践しておられる、KR女史にお聞きしました。



「話しかけること」が重要!



―― KRさんは、「人間以外のものとの対話」についてよく話されていますね。実は家の庭木が公道にはみ出すように生えていて、近隣の住人の方からカットするよう言われているのですが、木がなりたいようにできないことが気になっています。


KR女史 そうですね…「話しかける」ということは、「相手から返事がくる」ということとイコールではないんです。切ることになれば「アイスブルー」という言葉でクリーニングして痛みをとったり、木に「今、こういう状況が起きているんだよ」、ということを話しかけたりもできます。私たちはクリーニングしながら人生を前進していかなければならない。近所の人達から木を切るように言われた、そのときの自分の気持ちや、近所の人たちの表情、誰かに対する憤り、木に対する想い…出てくるそうした体験のすべてを自分の記憶としてクリーニングしていく中で、インスピレーションによって何が起きてくるのかはわかりません。でも社会人として、やるべきことがあればそれをちゃんと行っていくということも、当然必要です。木の種類は何かわかりますか?


―― 杉とかもみじとか、よく見かける木以外はわかりません。


KR女史 それなら写真をとって、得意な人に聞くこともできるし、その種類がわかったら、それもクリーニングできます。あなたの家は、日常的に暮らしている家ですか? どのような経緯で手に入ったのですか?


―― 週末だけお世話に行く家で、主人の家族からの譲渡です。


KR女史 そのようなこともすべてクリーニングできるんですよ。譲渡を受けたお家は、元のご主人の名前もクリーニングして、お家や土地、木々に、「持ち主が変わった」ことを伝えられます。私たちが新しい世話役ですよ、という挨拶はしましたか?


―― 家にも土地にも挨拶はしました。でも、譲渡についてしっかりとは説明していませんでした。


KR女史 土地や建物をクリーニングする重要性は、実践する中で体験していくことなのですが、本当に、意味があります。でもほとんどの方がそれをあまり重視できなくて、「モノ」という扱いになってしまうのですよね。


KR女史



すべてにアイデンティティがある



KR女史 もしも木が人間だったら、切ることになった経緯をもう少し丁寧に説明するし、断りも入れますよね。クリーニングは、そこから始めたいんです。そして、すべてにおいてアイデンティティがある、ということを自分に気づかせていきたいわけですよね。
 私も実は、肝心なところが抜けていた、という体験をしました。あるとき新しく買った食器洗浄機を取り付けようとしたんですが、何件もいろんな業者に頼んで、「難しい」「無理だ」と断られ続けました。これまで、何度も食器洗浄機を取り付けてきましたが、2つの蛇口を繋ぐだけ、簡単なことなのに、買ってから半年、6ヶ月も取り付けられなかったんです(笑)! クリーニングをして、やっと取り付けが終わって、「どうしてこんなに大変だったのかしら」と、ふと思ったとき、食器洗浄機が「誰も私に話しかけてくれなかったじゃない、これから何をされるのか、怖かったの」と言った気がしました。土地も樹も家もクリーニングして、「全部ちゃんとできている」と思っていたのですが、実際、この食器洗浄機さんと水道管さんには、話しかけていなかったのです。


―― 「すべてに」話しかけるんですね。


KR女史 そう、勤め先も会社も中にあるデスクやパソコン、樹も家も土地も家具も、その所有する境界線の中にあるもの、きりがないくらい「すべて」に、話しかける必要があります。「すべて」に、ひとつのことが共鳴しあっているんです。
 ところで、あなたは隣人からある意味、要求を押し付けられているわけですが、たとえば親や上司、配偶者など「誰かから何かを押し付けられる」という体験は起きていませんか。それらに対してうるさい、面倒くさい、正しい、従わなきゃ…など、あなたの中に何か反応が起きているとしたら、それらはすべて“自分の記憶”で、目の前のものを「判断」しているだけなのです。私たちはその体験を「みんなもそう思っている」と思うものですが、すべて「自分だけの」記憶です。そして実際は自分自身も、「本当のところ何を考えているのか」がわからないのですよね。


―― 確かに「みんなもそう思っている」と考えがちです!


KR女史 どんなことも、この世が誕生して今日までに起きた、どんな出来事が原因で今、再生されているのか、「本当の意味でなぜ起きているのか」、私たちには「わかり得ない」のです。「わからない」というところからも、クリーニングをしたいですね。


―― せめて仕事中は「私にはわからない」と、デスクに貼っておこうと思います(笑)。どうもありがとうございました!
(文責:滝澤 朋子)



(『元気な暮らし』2016年5月号掲載)




KR女史(Kamaile Rafaelovich)KR
SITHホ・オポノポノ代表。19歳からホ・オポノポノを実践、クリーニングを主体とした古代ハワイアンマッサージのスペシャリストであった故モーナ女史より直接教えを受けた数少ないボディワーカーの中の一人。




当記事に関して


※当記事は(株)トータルヘルスデザイン発行の無料月刊情報誌『元気な暮らし』に掲載された記事を元に再構成をしております。
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