KR女史へのインタビュー(9)
「浄化アイデンティティ」を持つ「塩」
―― KRさんは、クリーニンググッズとして『ハワイアンソルト』をご紹介くださっていますね。私たち日本人も、「清めの塩」や「盛り塩」など、塩をマイナスエネルギーの浄化に使う習慣があります。
KR女史 ハワイでも伝統的儀式で使われます。「塩」は、一様に「浄化する」というアイデンティティを持っているのです。いろいろな文化の中でその重要性が認識されていて、世界中の浄化や儀式に用いられているのは、とても面白いですね。
塩は海の記憶も含むので、深層水を汲み出す場所は重視しています。この塩には、クリーニングのため、という視点において、太平洋の海水を使います。ある会社が、特殊な技術を使って2200フィート(約670m)の深層水を汲み上げ、ハワイの灼熱の太陽光で自然乾燥させ、塩にしてくれているのです。
―― とても美味しい塩だと思います。KRさんは、どのように使われていますか。
KR女史 まず毎朝一粒、ほかにも気づいたときに舐めます。あとは主に料理に使いますね。すべての食材や調味料の記憶をクリーニングする意味でも、ほんの少し『ハワイアンソルト』を加えることを大切にしています。
―― それはとても簡単で、クリーニングを忘れずに済みますね。
KR女史 他にもインスピレーションでいろいろな使い方ができます。お湯に溶かして顔やからだを洗ったり、お風呂に入れたり、楽しんでください。
クリーニングは「たまねぎ」!?
―― ある日を境に、玄関のドアの鍵が鍵穴に入りにくくなって、ひどい時は玄関で立ち往生です。おかげで毎日、外出前と帰宅時にクリーニングを欠かさなくなって(笑)。「玄関のドア」という存在と、常にコミュニケーションを取って、掃除もマメにするようになりましたね(笑)。
KR女史 私も、先日玄関の鍵を変えて、同じ体験をしました。でも鍵が鍵穴にすっと入る、ということが重要なのではなくて、鍵が入らないことで「何かがクリーニングできる」、これが大切なのですね。小さなことを気遣える、自分の心が嬉しいのです。その積み重ねですから。
―― 先日同僚が、面白い例え話をしてくれました。自分の外側と接して起きたことで、自分自身の記憶をクリーニングしていく。それでいろんなものが剥がれて剥がれて、最後は何もなくなって、すなわち宇宙全体と一体になる。クリーニングは、そんな「たまねぎ」のようなイメージなのではないかというのです。
KR女史 モーナ(SITHの創始者)が、よくその例えを用いていました。クリーニングは、一枚ずつたまねぎを剥いていくようなものだと。
一気に、というのは無理なんです。一枚脱いでは意識が変わり、また一枚脱いで。準備と時期が必要なんですね。たまねぎのように、私たちは記憶でがんじがらめです。クリーニングして、手放して、と繰り返して自由になっていかなければ、ずっとそのままです。
「前もって」クリーニングを!
―― クリーニングを心掛けてはいますが、特に人とのやり取りの中で、忘れることが多いです。
KR女史 穏やかでいられるときと、反応してしまうときがありますよね。ある時、運転していたら突然横から車が入ってきたことがあったのですが、そのときは穏やかな感じだったのです。なのに、たまたまヒューレン博士が一緒に乗っていたとき、同じようにほかの車が入ってきて、すると今度は思わず毒づいてしまったんです。博士がびっくりして、「クリーニングしてるのか?」と(爆笑)。
同じ出来事が起きても、出てくる記憶が違うので、反応も違うわけです。だから、「その瞬間」を見逃したくない。丁寧に自分の体験をクリーニングしていきたいのですね。問題をキャッチして、クリーニング。これをどれだけ素早くできるかなんです。
―― 口論の最中にできなくても、あとから「やっちゃったな」と思えば、そのときクリーニングできますね?
KR女史 もちろんです。私たちは常に過去の記憶をクリーニングしていますからね。
怒っているときは、相手のせいで怒っていると思いがちですが、クリーニングしていくと、その怒りは“もともと自分の中にあるも”で、たまたま今、引き金があって出てきている、ということに気づくという冷静さも生まれます。でも、怒りながらクリーニングするより、前もってやっておくほうが簡単です(笑)。
その体験に直面しなくていい場合もありますから。
―― それで、先々のことや一日のスケジュールについて前もってクリーニングするのが重要だ、と何度も伝えてくださっているのですね。「前もって」がカギですね!ありがとうございました。
(インタビュー:滝澤 朋子)
(2011年12月『元気な暮らし』掲載)
KR女史(Kamaile Rafaelovich)
SITHホ・オポノポノ代表。19歳からホ・オポノポノを実践、クリーニングを主体とした古代ハワイアンマッサージのスペシャリストであった故モーナ女史より直接教えを受けた数少ないボディワーカーの中の一人。
当記事に関して
※当記事は(株)トータルヘルスデザイン発行の無料月刊情報誌『元気な暮らし』に掲載された記事を元に再構成をしております。
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