このブログでは「ホ・オポノポノ」を長年実践している講師をお招きし、様々なお話を伺います。


ホ・オポノポノ手帳2025

KR女史へのインタビュー(6)

2016年05月13日

インスピレーションで、対話する


―― KRさんは、人間以外の存在の声もお聞きになるのですね。


KR女史  そうですね。近所に大きなオウムを飼っている家があって、旅行で3日ほど留守にすると聞いていました。あるとき家の周りを散歩していたら、そのオウムが「もうあたし死にそう、お腹すいちゃった」、と言ったのが聞こえました。窓から覗くと、エサも水もなくなっていたので、なんとか手を伸ばしてカゴを開け、エサを入れました。そのオウムはとても気品ある感じで、「あら、どうもありがとう」って言ったんです(笑)。住人が帰ってきたので報告すると、「普通そんなことをしたら、絶対に噛むはずなのに」と、驚いていました。
 また以前は、コーヒーカップが「私を動かして!」と何度も話しかけてきたことがありました。その度に私は「あとでね」「これやってからね」と後回しにし、落ち着いてからカップを取りに行ったら、もう割れてしまった後でした。これは大きなレッスンで、「聞こえたらすぐに実行する」という大きな学びの機会でしたね。


―― そうした「声」や、ウニヒピリの言葉は、どのようにしたら聞くことができるのでしょう?


KR女史  声として聞こえるというより、多くの人の場合、感情や直感などの形で感じるようです。「声が聞こえる」ということが重要なのではなく、クリーニングしていると意識が開いているので、インスピレーションが受け取れるわけですね。
 私は不動産業を営んでいて、最近、23エーカー(約2万8千坪)という、とても大きな土地を買いました。クリーニングしながらその土地を歩いていたら、小さな穴が開いていて、それを見たときに、「この穴を埋めなきゃいけない」、と感じたんですね。そしてその穴を埋めたら、土地全体が、「ほっ」としたのが感じられたのです。
 この広さの土地で、そんな小さな穴なんて大したことはないはずなのですが、自分の中で「それが大切だ」と感じたので、埋めました。するとこの広い土地、全体が落ち着いたんです。
 クリーニングをしていると、常識外のことが起きます。クリーニングしながら忠実に起きてくることをやるだけです。理屈で理解できなくても、穴を埋めろと言われればやる。自分で土地を管理するのではなく、土地がしたいようにできるよう、良い世話役になるだけなのです。


―― すべてに、そのものの意思があるのですね。


今、ここで、「ゼロ」になる


―― 私の同僚は、職場である事務所に、朝は「よろしくお願いします」、帰るときは「ありがとうございました」、と話しかけているそうです。ある夜、いつものように事務所に挨拶をして、鍵を閉めようと思ったら、いつもはすっと入る鍵が入らない。しばらくガチャガチャやっていて、ふと「ひょっとしたら何かあるのかな」と思ってドアを開けて中をのぞいたら、消したと思っていたエアコンがついたままで、スイッチを切って、「教えてくれたんだね、ありがとう」、とお部屋に言ったら、すっと鍵が入ったそうです。こういうやり取りは、会話しているようで楽しく、幸せな感じがする、と言っていました。


KR女史  素晴らしい、美しいです、とても。話しかけることって、とても素敵ですよね、大切にしてほしいです。普段からありがとうって言ってるから、鍵も鍵穴も手伝ってくれたのでしょう。すべてと繋がっているのだ、という体験ですね。ホ・オポノポノをやり続けると、そういう瞬間が現れてきます。


―― 私はいつも頭の中が記憶でいっぱいで(笑)、よくあちこちにぶつかってしまいます。でもからだのどこかを打ったり切ったりしたとき、「不注意でごめん」、とからだや打ったテーブルに謝ると、血も出なかったり、痛みもなく、青アザにもならずに治ってくれるんですが…。こういうことがあるたびに、「まだまだだなぁ」と思います。


KR女史  「まだまだだなぁ」と思っているのも、「記憶」「判断」ですから、「まだまだだなぁと思う」ことを、その時にクリーニングしてください。ホ・オポノポノは、なにかの状態になるのを待つのでもなく、その状態になるまで何かをするということでもなく、「ここで、この瞬間」に、「ゼロ(無・空)」の状態になるということが重要なのです。


―― なるほど。…今もまた「まだまだわかっていないなぁ」と思ったので、これをクリーニングします(笑)。来月もまた引き続きお話を掲載させていただきます。ありがとうございました。
(インタビュー:滝澤 朋子)



(2011年4月号『元気な暮らし』掲載)


KR女史(Kamaile Rafaelovich)KR
SITHホ・オポノポノ代表。19歳からホ・オポノポノを実践、クリーニングを主体とした古代ハワイアンマッサージのスペシャリストであった故モーナ女史より直接教えを受けた数少ないボディワーカーの中の一人。




当記事に関して


※当記事は(株)トータルヘルスデザイン発行の無料月刊情報誌『元気な暮らし』に掲載された記事を元に再構成をしております。
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