KR女史へのインタビュー(13)
☆今回は、「SITH ホ・オポノポノ」の創始者、モーナ・ナラマク・シメオナ女史の一番弟子であり、40年以上クリーニングを実践しておられる、KR女史にお聞きしました。
『叡智のしずく』と『秋冬春夏』
―― 書籍『叡智のしずく』が去年(取材は2013年)、新しくなりましたね。こちらに綴られているのは、創始者であるモーナさん、KRさん、ヒューレン博士が瞑想によって受けられたインスピレーションだそうですね。
KR女史 私たち3人だけではなく、ほかの多くの人々もこの本に貢献してくれました。当時モーナはとても忙しくて、なかなか連絡が取れない状態が続いていたのですが、瞑想中に、『叡智のしずく』と『秋冬春夏』という2つの本をつくりなさい、とタイトルが出てきたそうです。「どういう本にしたい?」「この本でどんなことをしたい?」と多くの人にモーナが尋ね、出てきたことを一緒にクリーニングし、そうして自然に2冊の本が生まれました。
―― 『秋冬春夏』は、体験談集ですね。「クリーニングだけで、こんな体験をするのか!」と驚く内容でした。
KR女史 私自身、クリーニングしていなかったら、今の自分はありません。『叡智のしずく』に、「ディスティニー」という章がありますが、読むたび、どれだけクリーニングを通して人生を変えてもらったかを自覚します。私は3人の子どもを抱えたシングルマザーで、安定した仕事もなく、天井や床が穴だらけの、雨漏りのする家に暮らしていました。
ホ・オポノポノに出合い、本を出したり、世界各地で講演したり、東京ドームの139倍もの大きさの土地を買ったり…すべて想像もしなかったことです。小さなインスピレーションもキャッチして、それをクリーニングしながら前に進んでいくことが大切です。家を買うために不動産販売の免許を取るという思いつきには驚きましたが、今は本業です(笑)。
―― ちょっと勇気の要る選択肢ですが、実行されたのですね。
KR女史 勇気がない、ということもクリーニングして、進むんです(笑)!
読むだけでクリーニングされる
「この真理」を受け入れたとき
―― 『叡智のしずく』は、「読むだけでクリーニングされる」とご紹介いただいていますが、私自身、その実感があります。問題が起きているときほどより深く「ああ、そうだった」と気づかされます。本来の場所に戻してくれる、素晴らしい本だと思っています。マインドが「こういう状態が欲しい」と強く縛られているときや、「この状況を解決したい」とクリーニングしているとき、ぱっと開いたところを読んで、「そうか、手放すんだった!」と気付くんです(笑)。読むときによって、文章から受ける印象も、どの文章が響くかも違っています。
KR女史 (笑)わかります、私も同じように感じます。この本の初めに、モーナの文章が載っています。
『わたし』とは、今まで経験してきたあらゆる感情、発したことば、良い行いも悪い行いもすべて含めたあらゆる活動の相対的な結果である。
この真理を受け入れたとき、つまり、わたし達が今体験している人生やこの瞬間選択している一つひとつが、すべて過去の記憶によってコントロールされているのだとはっきりと気づいたときに、初めて見えてくるものがある。日々の生き方の中に、「こころの中をゼロに戻していくプロセス」つまり、ホ・オポノポノを取り入れたとき、自分、家族、社会の中に驚くほどの変化を目にすることになる。
『叡智のしずく』より
これが、すべてを語っていると思います。これが始まりで、私たちが行っていることは、まさしくこれだと思うのです。
―― 私自身、「こころの中をゼロに戻す」ということを意識できるようになって、いろいろなことが変わってきました。いつもそこへ帰りたいものですね。ありがとうございました。
(インタビュー:滝澤 朋子)
(2013年3月『元気な暮らし』掲載)
KR女史(Kamaile Rafaelovich)
SITHホ・オポノポノ代表。19歳からホ・オポノポノを実践、クリーニングを主体とした古代ハワイアンマッサージのスペシャリストであった故モーナ女史より直接教えを受けた数少ないボディワーカーの中の一人。
当記事に関して
※当記事は(株)トータルヘルスデザイン発行の無料月刊情報誌『元気な暮らし』に掲載された記事を元に再構成をしております。
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