このブログでは「ホ・オポノポノ」を長年実践している講師をお招きし、様々なお話を伺います。


ホ・オポノポノ手帳2025

モミラニ・ラムストラムさんへのインタビュー(10)

2022年05月27日

今回は、カリフォルニア州サンディエゴにて大学教授兼音楽監督として活動されているモミラニ・ラムストラムさんにお話を伺いました。



(前回の続き)

「神性としての自己」であるかそうでないか。ただそれだけ



―― 自分自身も含めて、多くの人々が「こうあればいいな」という期待や願望実現のために思い描いているストーリーを持っているものです。「使命」といった生きる目的を探し出したい、そしてそれを生きたいと願うようなものです。ある意味で妄想なのかもしれませんが、それらのことも含めて、クリーニングの基本をもう一度明確にしていきたいです。


モミラニ・ラムストラムさん(以下、モミラニさん) 私たちの共通の目的という点で今、気づいたのですが、唯一の目的は「ただ自分自身でありなさい」ということなんです。
 SITHホ・オポノポノという名称は、「ホ・オポノポノを通じて、本来の自己というアイデンティティを取り戻す」という意味で、それ以上に必要なものはありません。自己の神性を一瞬一瞬生きる、ただそれだけでいい。「この仕事をしているから」「これだけ成功しているから」といったような条件を付けた自分ではなくて、「今、この瞬間に自己の神性に立ち返れるか、そうでないか」ということだけ。
 あなたには、固有の美しさとバイブレーションのエネルギーがある。それこそが神聖なる存在が与えてくれたギフトなのですから、その神性を一瞬、一瞬、生きることを選ぶ。あなたが持っている才能をただ生きることだけが、宇宙が求めていること。それをするだけで、幸せになれて豊かさを取り戻すことができるんです。


―― 本当にシンプルなことに戻れますね。何かの目的が自分から離れたところにあるのではなくて、今、この瞬間の自分をただクリーニングして自己の神性を生きるだけなのですね。


モミラニさん 日常のひとつひとつの出来事から現れてくる記憶を消去する。関わる一つひとつの存在のアイデンティティに対する記憶を消去してほしいと神聖なる存在に嘆願する。自己の可能性を開いて神性を生きるというところに立ち返りたいわけですよね。


―― ついつい「していること」にフォーカスしがちになってしまうのですが、焦点を当てたいのは自己の「在り方」なんですよね。


モミラニさん ただあなたとして「在る」ことこそが完璧だし、そこから何を選んでいくかなのですから。私たち自身でいるときには、時間にも空間にも縛られない自由な存在です。私たちはそのとき、流れの中にいて、その瞬間、正しくてパーフェクトなことを選択できるようになっているんです。


―― 外側に答えを求める必要がない。それこそが至福ですね。 
今回のインタビューは、女性たちが「自分自身である」という選択をしていく、「自己を犠牲にしない」という在り方によって自分の人生で起きることに対して自分で責任を取っていくという話から始めました(インタビューの最初はこちらから)。すごくシンプルで、コアで、深淵なところに帰着したように感じます。


本当の原因はわかりようがないただクリーニングあるのみ


モミラニさん シンプルだけれども、毎瞬毎瞬適用しなくてはいけないことなんですよね。


―― 本当に。ついつい誰か他のものになろうとしがちになります。


モミラニさん 何かになろうとして、誰かを責めたり自責にかられたり後悔したりしてストーリーを展開するわけですが、それでさえその瞬間、自分がクリーニングすることが目的で表出していること。手放すチャンスとして与えられているのだし、それができる。いつもすべては自分の内側にしか答えはないのですから。
 ここまでの話をしてきて、今、私たちにつながる家族、親戚縁者、先祖代々の女性がみんな笑顔になっているのを感じました。ありがとうございます。


―― こちらこそ、ありがとうございます。
 私たちの潜在意識に溜め込まれている記憶は、この宇宙の生じた瞬間から今現在に至るまでに家族、親類縁者、先祖代々の人々と共有している。だから自分の内側をクリーニングすれば、母、祖母、曾祖母、さらにずっと遡って影響するということですね。


モミラニさん そう。そういう意味でも、女性のクリーニングはものすごく大事ですし、男性のクリーニングもとっても大切です。先ほどお話したように、生物学的に女性である方々も、男性である方々も、魂としては女性も男性も経験してきた記憶があって、家族、親類縁者、先祖代々に繋がる記憶があるのだから。


―― 魂として今ここの自分に潜むものは、何であれクリーニングしていくのですね。やっぱり誰もが皆、偶然に出会っているわけではない。偶然の出来事などないということ。その再認識が必要ですね。


モミラニさん 今できることは、感情が出てきたときに受け入れてクリーニングをする。それによって記憶から自由になって自己の神性を生きる。「オーケー。私は今、怒りを感じているよね」「自責の念に駆られているよね」「動揺しているよね」「後ろめたく感じているんだね」と認めてあげて、クリーニングに向かうだけ。すぐに消去されることもあれば、何年もかかることもある。それでもベストを尽くしてクリーニングをして記憶から自由になり、ただ自己の神性を生きたいですよね。
 私が自由になる、あなたが自由になる。ただそれだけ。一日を始める前にまずクリーニングをして、一日の出来事を通して毎瞬毎瞬クリーニングをするしか、記憶から抜け出す方法はないですし、私も38年間そのように過ごしてきたんですよ。


―― まさに「袖触れ合うも多生の縁」ですね。お金のことから仕事や人間関係、生き方、すべて「自己の在り方」をクリーニングすることのように感じました。多くの深い気づきをありがとうございました。




(インタビュー:高木みのり)


(『元気な暮らし』2022年6月号掲載)




モミラニ・ラムストラム
モミラニ・ラムストラムさん


1983年よりホ・オポノポノを実践し、故モーナ女史から直接講師のトレーニングを受けた数少ない一人。およそ30年で500回以上のクラスで講師を務める。カリフォルニア州サンディエゴ、メサカレッジの教授兼音楽監督として活動するほか、近年ではクリーニングのインスピレーションから絵画を始め、展覧会が開催されている。



当記事に関して


※当記事は(株)トータルヘルスデザイン発行の無料月刊情報誌『元気な暮らし』に掲載された記事を元に再構成をしております。
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Posted by THDstaff at 10:00 │講師の方々に訊く