このブログでは「ホ・オポノポノ」を長年実践している講師をお招きし、様々なお話を伺います。


ホ・オポノポノ手帳2025

ネロさんへのインタビュー(3)

2016年10月14日

☆今回は、ホ・オポノポノ講師としてクリーニングを実践されている、ネロ・チェッコンさんに、引き続きお話を伺いました。
※こちらはネロさんへのインタビュー(2)の続きです。掲載順が異なってしまい、申し訳ございませんでした。


「ノーレイン、ノーレインボー」。


―― ビジネスを扱うクラスには、女性の方もたくさん参加されるそうですね。


ネロさん そうですね。仕事をしている人、経営をしている人、家族の仕事のために自分がクリーニングしたい人もいらっしゃいました。多くの女性が「主婦」という仕事を通して家計を管理し、「家庭」というひとつの会社を経営していますね。その仕事をこなしながら、さらにどこかで働いたり、違う会社を経営したりという方もいます。「物事を管理する」ということが、女性にとっては自然なのです。仕事と家庭を分けてしまいがちですが、実はどちらも同じ自分の人生のパーツにしか過ぎません。家庭内がうまくいっていると仕事もうまくいき、仕事がうまくいっていると、家庭内がうまくいく。繋がっているのですね。


―― だからこそ、女性がクリーニングすることが大切だと、ヒューレン博士もよく話しておられましたね。


ネロさん クリーニングで自分自身の「内なる家」が整うと、それが反映されて外も整ってくるわけです。たとえば職場で誰かが仕事を時間までに仕上げないことで、全体の進行が遅れたりすると、「その誰か」のせいにするということが起きがちですね。そうすると、自分の内側にも外側にも争いが始まります。
 しかしクリーニングして自分の内側を整え、何か起きたらそれは外に原因があるのではなく「記憶に原因がある」とすることで、平和な場が保たれます。それで生産性は伸びるし、仕事も楽しくなり、家庭も平和です。
 ハワイの人たちは、問題をあまり問題として捉えません。「ノーレイン、ノーレインボー」ということわざがあります。「雨が降らなければ、あの美しい虹が見られない」という意味です。問題がなければ、美しい虹も見られない。クリーニングの機会が与えられた結果、またひとつ自分の本来の姿を見ることができる。自分や誰かを責めるのではなく、「手放す」ことで、常に「レインボー・虹」が見える状態でいたいのです。


―― 雨が必要があって降っているように、問題も、記憶を手放すために起きているのですね。嫌ったり、避けたりしなくて良いわけですね。


ディヴァインラブシール
ホ・オポノポノでも虹は重要なツール

記憶を記憶として、ただまっすぐに。


ネロさん クリーニングに慣れてくると、起きることに「問題」というラベルを貼らなくなります。「記憶を記憶として、ただまっすぐに捉える」ことができるようになると、クリーニングがすごく楽になるし、感情的にもならない、反応もしなくなる。ものごとが流れやすくなるのです。手放すのが上手になれば、「ただ起きている出来事」と見ることができます。たとえばあなたが誰かの行動を見て完璧だと思えないなら、それはあなたの中にある記憶です。どういう状況でも、その人を完璧だと思えるなら、あなたも完璧で、その人も完璧です。


―― 毎朝、会社のアイデンティティに話しかけるようになって、これまでは問題だと捉えて対処してきた出来事も、会社が選んでいるのだとわかり、驚いたことがありました。記憶でそれが問題のように見えていたのですね。


ネロさん 会社のアイデンティティと話すのは良いですね。何か問題が起きた時、「対処」をすれば、一旦解決されたように見えるかもしれませんが、「原因」、「記憶」は消えていません。起きる現象と「関わる」のではなく、ただ「記憶」として向き合い、クリーニングする。向き合わないのではなく、「記憶として向き合う」のが大事なんです。
 クリーニングの後、インスピレーションで「これをしたい」と思ったら、それはぜひ実行してください。「クリーニングだけすればいい」と誤解しがちですが、クリーニングによって何かが勝手に起きるのを、何もしないで待つわけではありません。「この現実に存在しながら」クリーニングしていくのがホ・オポノポノです。人生という枠組みの中で、必要不可欠な、実践のための道具、楽に人生を進むための「道具として」使ってほしいのです。


―― クリーニングをして手放したら、「本来の流れ通りに動ける」ということですね。今回もありがとうございました。
(インタビュー:滝澤 朋子)



(2014年2月『元気な暮らし』掲載)




ネロ・チェッコン (Nello Ceccon)ネロ・チェッコンさん
20年間エンジニアとして役職についていたが、辞職と同時にホ・オポノポノに出合う。2006年、アイルランドでヒューレン博士がトレーナーを務めるクラスに初参加。3年後、初のイタリアでクラスを開催、以来、コーディネーター・講師として活躍。夫、父親としての自分を常にクリーニングして生きている。



当記事に関して


※当記事は(株)トータルヘルスデザイン発行の無料月刊情報誌『元気な暮らし』に掲載された記事を元に再構成をしております。
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Posted by THDstaff at 10:00 │講師の方々に訊く