このブログでは「ホ・オポノポノ」を長年実践している講師をお招きし、様々なお話を伺います。


ホ・オポノポノ手帳2025

アイリーン・シュウォネックさんへのインタビュー(4)

2021年12月24日

今回は、イハレアカラ・ヒューレン博士の元でクリーニングを実践してこられた講師の一人、アイリーン・シュウォネックさんにお話を伺いました。


(前回の続き)

私たちの本質は、神性無であり、無限


―― 人間関係で問題が生じたときのクリーニングで、「愛があったからこそ傷つき悲しんでいる」その感情は、分析もジャッジもせずに手放して神聖なる存在の手に委ねるというお話でした。さまざまな変化のなかでこれまでになかったような出来事や人間関係で道に迷ってしまう方々も多いように思います。アイリーンさんが自分を整えるためになさっていることはありますか?


アイリーン・シュウォネックさん(以下、アイリーンさん) 私にとって一番大事なツールは「愛しています」です。心身の不調、人間関係のトラブルや問題などの出来事に直面して、怒り、恐怖、相手や自分自身を責める気持ちなどの感情のスイッチが入ってしまい、その感情が沸騰して囚われてしまうと、それこそが確固たる現実だとしか思えなくなりますね。そんなときは「ありがとう、愛しています」という言葉さえ難しくて、「問題に対して、“愛してます”だなんて言えないよ!」と感じてしまうものです。でも、だからこそ「どんな感情もすべては単なるエネルギーで、私たちの本質ではない!」という基本に立ち返ることが大切なんです。どんな出来事も「持っていた記憶を浮き上がらせる」スイッチにすぎないので、そこで内省し、握りしめているものを手放して神聖なる存在に対して降参して委ねる、記憶を消去できるチャンスなんです。ブルーソーラーウォーターやクリーニングカードなどのクリーニングツールに助けを借りてもいいですよね。委ねて手放して平和に戻っていくと、そのエネルギーの違いもわかってくると思いますよ。
 ホ・オポノポノのクラスでは、私たちの本質は記憶ではなく、神聖なる存在という源であり「無」であり「無限」だとお伝えしています。クリーニングをすることで、物事を聞くときは神聖なる存在の耳を通じて聞き、見るときは神聖なる存在の目を通じて見て、話すときには神性なる存在の言葉を表現して、何かに触れるときには神聖なる存在の愛で触れられます。そのように、本来の「神性」に戻ることで、血脈のように愛が循環していきます。思考にふけって分析やジャッジをしても、神聖なる存在のエネルギーが流れてくれません。私たちは「蓄積された記憶」ではない、この認識はとても重要です。


―― 私たちは記憶ではない。クリーニングで浄化して、無と無限に戻るだけで神性を生きられる。本当に日々すぐに忘れてしまうのですが(苦笑)、基本は本当にシンプルで重要ですね。明確に心に留めておきたいです。


溺れてハマっているときは俯瞰してケアしてクリーニング


アイリーンさん 何年クリーニングを実践していても、「頭ではわかっているのについ外側に向かってしまう」状況ってありますよね。思考がグルグルしたり感情におぼれたりジャッジしたり言い争いになっている真っただ中でも、自分を俯瞰して、「ハマっている」ことが認識できると、転換しやすくなります。たとえば私の場合、「今、考えすぎている」「批判している」「言い争っている」と気づいたら、すぐに「今、彼女/彼(自分のウニヒピリ)は考えている、考えている」「批判している、批判している」というように、ウハネ(母)として客観的な視点からウニヒピリの状態を繰り返し呟くようにしています。これは自分自身をジャッジして裁くのではなく、ただウニヒピリの状態(感情に囚われていること)を客観的にとらえて心の中で表現してみるのです。そうすると感情と一体化してしまっている状態がほぐれて、苦しんでいるウニヒピリに「大丈夫よ」と声をかけるなどの余裕ができますし、ケアもしやすくなります。そこでツールを使ったり「愛しています」を唱えたりする余裕が生まれるんです。クリーニングに向かいやすくなりますよ。


―― (今、自分は)「考えている、考えている」「批判している、批判している」「悲しいんだね、悲しいんだね」と呟いてみたら、どこか片隅でも冷静さを取り戻して「この感情や思い込みこそが、ウニヒピリが持っていた記憶なんだ!」と気づけそうです。感情に押し流されそうなときに使ってみます。


アイリーンさん 以前は私も多くの時間を分析や批判や思考に費やしたり、感情に溺れたりしていたのですが、この1年ほどで大きく変化できたのはこの「切り替え」の点がうまく機能していると思います。
 職場でのやり取りはもちろん家族間のコミュニケーションなど、公私に関わらず意見の食い違いで言い争いに発展することは少なくないと思います。そんなときすぐに、「あ! 今、言い争いになりかけている。思考が渦巻いている」と、記憶の存在に気づければ、クリーニングして手放せるようになります。ウハネ(母・表面意識)として、「彼女(ウニヒピリ・潜在意識)は感情に流されそうになっている」と、ケアをする視点で第三者的に呟いてみることも、クリーニングに向かいやすくなりますし、感情をラクに手放せるようになります。「瞑想をしたいのに思考がグルグルしている」というときにも、「思考が渦巻いている」と認識したら、「それは要りません」と俯瞰したまま手放すとスッと瞑想に入れますので試してみてください。
 このウイルス騒動が始まったばかりの頃の私の体験をお話しましょう。当初、私の家族が「コロナウイルスが存在する」とかたく信じている一方で、私自身は「ウイルスそのものも記憶にすぎないのだから、みんなが盲目的に騙されている」と思っていたので、家族を説得しようとして揉めていました。ですが、私のなかに「この人たちはわかっていない。知らせなくてはいけない」というジャッジがあることに気づいてからは、何も彼らに求めず説得もせず、目の前の出来事をクリーニングのチャンスとして、彼らを純粋に愛することもクリーニングも楽にできるようになったんです。そして食卓の中心にいつも神聖なる存在という柱を立てるようにして、愛だけを表現することにしています。




(次回に続く)


(インタビュー:高木みのり)
(『元気な暮らし』2022年1月号掲載)




アイリーン・シュウォネックさんアイリーン・シュウォネック


ドイツ出身。2009年よりイハレアカラ・ヒューレン博士の元、SITHホ・オポノポノを実践。ミュニック(ミュンヘン)の民放テレビ局の教育チャンネルにて長年プロデューサーを務め、同時に作家、ロミロミセラピストとしても活動している。





当記事に関して


※当記事は(株)トータルヘルスデザイン発行の無料月刊情報誌『元気な暮らし』に掲載された記事を元に再構成をしております。
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Posted by THDstaff at 10:00 │講師の方々に訊く