このブログでは「ホ・オポノポノ」を長年実践している講師をお招きし、様々なお話を伺います。


ホ・オポノポノ手帳2025

メリーさんへのインタビュー(7)

2017年04月21日

前号に引き続き、メリー・コーラー女史のインタビューをお届けします。


「今」「この地点」から、クリーニング


―― 前号に引き続き伺います。ビジネスにおけるクリーニングも、家庭でのクリーニングと同じ、ということでしたね。


メリーさん そうですね。何をクリーニングするにしても、まずは「今、体験していること」から始めるのが大切です。「今」の体験、「今、目の前にあること」をクリーニングしていると、今まで支えてくれた何かに気づける場合もあります。
 私の主人は前の会社に20年勤めていました。そのときは、会社にアイデンティティがあるなんて、そんな認識はありませんでしたから、主人に対して毎日「どうしてそんなに働かなきゃならないの」「そんなに仕事ばかりして!」と言い続けて…会社も毎日、その私の文句を聞き続けてきたというわけです。
 目の前のことからクリーニングを始めて、ようやくそのことに気づいて、「ごめんね、あなたのおかげで私も子どもたちも養われ、この生活を保つことができました、ありがとう」という気持ちが出てきました。20年分の「ごめんね」と「ありがとう」を会社に伝えていくと、すべてがシフトし、主人との関係も一気に良くなり、さらに主人の今の仕事にも感謝が生まれ…そうして本当に、何もかもが大きく変わったのです。「今」感じたことをクリーニングしていることで、過去のことも浮かび上がってきて、結果、未来への新たな流れも開けました。


―― 女性が家で「今」感じていることをクリーニングすれば、ご主人の会社や家のこと全体に影響するというわけですね。


メリーさん その通りです。私は日本にくるたび、女性の役割の大きさを再認識させられます。女性のクリーニングの影響力は絶大で、「主婦」は、本当に重要なビジネスであり、立派な実業なのです。そのもっとも難しいクライアントは「家族」ですね(笑)!


「私」のクリーニングの機会。


―― 最近、子育てについて、周囲のお母さんが悩んでいる声をよく耳にするのです。学校や社会も不安定で、必要以上に強いクレームを学校におしつける親御さん「モンスターペアレント」などのニュースもよく目にします。それで子どもが学校に行きづらくなるケースもあるようですね。


メリーさん アメリカでは「ヘリコプターペアレント」と呼びます、クレームが止まらないという意味で(笑)。国は違っても、同じような問題が起きているわけですね。子どもに対する不安と恐れがあって、それを学校に投影しているのでしょう。その「ペアレントたち」が恐れているものは「私の中にある」ので、「私」がクリーニングをしたいのです。


―― そうですね、「私」が、ですね。私自身、「学校も先生も社会も政治家も、警察さえ信用できない」と思わせるニュース記事を目にしているので、その体験もクリーニングします。「私」がクリーニングする機会を与えてもらっているのですね。


メリーさん 私たちの中にあるわけです。クリーニングして手放しましょう。
 私の子どもも、親として子育てしていますが、親同士の中にも「比較」があるようです。自然に子育てしている親を、管理でがんじがらめの親が見ると、自分はダメだと思い込んでしまったり、親同士でグループができたり、「あなたは間違っている」「この人のやり方がいい」とお互いにジャッジしたり、周囲から強制されたり、誰かのやり方に振り回されたり、子育ては簡単だというフリも必要だったり…(笑)。本来、それぞれの家で、その家族にあった方針で育てればいいだけのことですが、複雑になっているんですね!


―― 私は子育ての経験がありませんが、それを大変だ、怖いと思う記憶はあります。子どももお母さんも一人ひとり違うので、本来の姿で進んでいけるよう、クリーニングしていくのはとても大事ですね。


メリーさん 本当に。これはクリーニングの大切な機会ですね。


メリー・コーラーさん


一番に投資すべきはウニヒピリ


メリーさん 女性って、本当に大きなことができるんだ、すごいんだって、クリーニングしていると感じるんです。「子どもが自分でやりたいことをする、そのお世話をするのだ」というスタンスに立って女性が手放すだけで、子どもは自分で道を選んでいけるようになるんですから。


―― 子育てが怖くなくなりますね!
 ところで…メリーさんを始め、講師の皆さんは、お会いした当時から一向にお年を召さない印象ですが、何かそのことでクリーニングをされていますか?


メリーさん 本来ならすべきかもしれませんが(笑)、ほかのクリーニングで忙しく、考えたこともありませんでした。でも、もしそれらのクリーニングをしていなかったら、今もっとたくさんシワがあったかも(笑)。何のクリーニングがどこに影響しているかは誰にもわからないですからね!
 昔、ヒューレン博士が「ウニヒピリといい関係さえ保てれば、人から美しいとか、健康だと思われるために何かをする必要はない」と言っていました。モテたいと思わなくてもモテまくるそうですよ(笑)!


―― メリーさんの「一番に投資すべきなのはウニヒピリ」という言葉が心に残っていますが、まさにそれですね!
 今回もどうもありがとうございました。
(文責:滝澤 朋子)




クリーニングで大漁に!?


 先日、生まれて初めて釣りに行きました。あいにく魚さんたちの朝ごはんタイムがちょうど終わったタイミングで、1匹も釣れず…その日は雨が降ったり止んだりで風も強く、連れて行ってくれた人の「釣らせてあげたい」という気持ちに反し、私の中に渦巻く「すぐにでもやめたい」「釣れるまで帰れない」「寒い」「眠い」「疲れた」などのいろんな想い…。
 1時間ほど過ぎたころでしょうか、「ホ・オポノポノ創始者・モーナさんの幼少時代、彼女を漁に連れていくと、いつも大漁だった」という話をやっと思い出して、そのとき出てきている気持ちや、体験のすべてをクリーニングしました。するとほどなく1隻の舟が通り過ぎ、それをきっかけにたくさんの魚がこちらへ寄ってきたのです! 釣り人から見れば容易に釣れる「コアジ」ながら、入れればかかる「イレグイ」状態が続き、2人で100匹以上釣れて…夢中になっていたら寒さも忘れていました。そして舞い上がって、「モーナさんがいつも最初の1匹を、海に返していた」というところもすっかり忘れていました…。その後悔も、クリーニングです。
(スタッフ滝澤)


(『元気な暮らし』2016年9月号掲載)



メリー・コーラー
(MARY MY WILD IRISH ROSE KOEHLER)
メリー・コーラーさん

IZILLCが主催するSITHホ・オポノポノクラスのマスターコーディネーター。長年に渡って、アメリカをはじめ世界各国で開催されているクラスの主催に携わり、自身も世界中でクラスのトレーナーを勤める。 私生活では夫と七人の子どもとの家族の関わり合いの中で、またビジネスでもクリーニングを実践し、役立てている。


当記事に関して

※当記事は(株)トータルヘルスデザイン発行の無料月刊情報誌『元気な暮らし』に掲載された記事を元に再構成をしております。
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Posted by THDstaff at 10:00 │講師の方々に訊く