
アイリーン・シュウォネックさんへのインタビュー(7)
今回は、故イハレアカラ・ヒューレン博士の元でクリーニングを実践してこられた講師の一人、アイリーン・シュウォネックさんのインタビューです。
(前回の続き)
クリーニングで想像もつかない道が開かれる
アイリーン・シュウォネックさん(以下、アイリーンさん) 振り返ってみると、クリーニングを通じて本当に不思議で奇跡的な出来事ばかり起こりました。すべてのことが変化した今、手に入れたいと願ったものはすべて与えられ、元夫と親友になってとてもよい関係ですし、家族みんなが元気でそれぞれの道を歩んでいるんですよ。
―― わかるような気がします。私自身はクリーニングを実践して15年経ったときに離婚したのですが、元夫とよい関係を保っていますし、息子は社会人として自立した道を歩んでいます。
じつは離婚で一人暮らしをするようになって初めて、本当の意味でちゃんとウニヒピリを見てあげられるようになったように思います。クリーニングしているつもりだったというか、いつも自分を疎かにして家族の面倒をみるために操作画策コントロールを試みては、内側にたくさんのゴミを抱えていることに気づけなかったんです。
それらを全部手放して、「自分のものといえるものは何一つない、すべて恩恵で与えられ生かされているんだ」と気づいて、ちゃんとウニヒピリの世話をする機会を与えてもらった。自分自身からは逃げられないですからね。そこから丸一年間、ウニヒピリのお世話に専念しました。すると息子も元夫も自分自身のお世話をする機会ができてちゃんと暮らせていて、息子は「あのときはすごく辛かったけど、あのまま一緒に暮らしていたら依存しきって自立できなかったから今はよかったと思う」と明かしてくれました。今では息子の彼女を交えて出かけたりもするんですよ。
アイリーンさん クリーニングの働きには驚かされますよね。内なる導きで決断されることによって何が開かれるのかは、それまで想像もつかなかったようなものばかりですから。
ネガティブも無制限の恩恵へのクリーニングチャンス!
アイリーンさん 私たちにとって何が正しいことなのかは、それが与えられるまで私たちにはわかりません。でも驚く必要も、何が起こるんだろうと不安に思って準備する必要もない。ホ・オポノポノがもたらしてくれる恩恵には、制限のない可能性が開かれているということをお伝えしたいですね。
もちろん渦中にいるときには「ポジティブなことが起きている」だなんて到底思えないこともあるでしょうけれど、クリーニングで変換することによって、新たな道が開かれたのだと後になってわかります。
ネガティブな現実が表出してきたのなら、それはすべてただクリーニングのためだけに出てきたのだということなのですから。
―― 本当にまったくそうなんです!「これをネガティブと言わずして何と表現するの⁉」という苦痛に満ちた出来事も、じつは大きな飛躍のために必要な変化かもしれません。私も離婚を経たクリーニングで、好きなように飛び回って挑戦するという自由を手にしています。
アイリーンさんが経験された変化にはどんなものがありましたか?
アイリーンさん これまで誰も経験したことのないポジションに昇格して給料が上がり、この上なく素晴らしいと感じられる仕事に従事することができました。どん底では破産宣告を受けていたにも関わらず、ね。来年引退したら、他の人がこのポジションを引き継ぐことはなく、事業は縮小されるそうです。
―― 失礼ですが、引退には早すぎませんか?アイリーンさんはまだそんなお歳ではありませんよね?
アイリーンさん そうですか?日本では普通、何歳で引退するんですか?
―― 平均で65歳だと思います。
アイリーンさん 私も来年で65歳なんですよ。
―― え!?そうはとても思えません!
内なる子どもを大切にするとわかわかしさも保たれる
―― ほかの講師の方々も、年々どんどんわかわかしくなっておられる気がします。どうしてクリーニングを実践するとわかわかしくいられるのだと思いますか?
アイリーンさん そうですね。ホ・オポノポノではウニヒピリという内なる子どもの面倒をみることがとても大事でカギになっていますよね。その幼い内なる子どもが楽しく幸せでいられるよう努めることが、同時にわかわかしさを保つ秘訣になっているのかもしれませんね。私もいつもウニヒピリを尊重していて、楽しく過ごせるように面倒をみているんですよ。
―― ウニヒピリのケアの話で、子どもの側面を大事にしているとのことなので、どんな風にウニヒピリと仲良くしているのかを教えていただけますか?
アイリーンさん ホ・オポノポノのクラスではウニヒピリに愛情を注いでお世話をするための具体的な方法を学びますが、その中からウニヒピリを喜ばせるツールを使ったり、ウニヒピリと遊んで楽しんだりしています。
それと13歳になる犬を飼っているのですが、その犬とのお付き合いがまるで自分自身のウニヒピリと仲良くするのと重なるところがとても大きいように感じるんですね。犬と遊ぶのもすごく好きなのですが、ウニヒピリそのものと遊んでいるような感覚になるんです。
それと孫たちを見ていても、まるでウニヒピリが投影された姿のような気がしています。無垢で誰も何も裁くことがなく、いつも愛らしくて楽しいことだけを喜んでやっていて、時間を気にするということもない。いつも今この瞬間を楽しんでいる。ですから孫たちと関わると、私自身のウニヒピリとつながっている感覚になるんです。
―― 自分のまわりの大事な人たちがウニヒピリと重なるというのは、きっとアイリーンさんがウニヒピリのケアをしっかりされているという証のように感じました。いつもいつでも外側に問題は何もない!ということなのかもしれませんね。本日も貴重なお話をありがとうございました!
(インタビュー:高木 みのり)
(『元気な暮らし』2025年4月号掲載)

アイリーン・シュウォネック
ドイツ出身。2009年よりイハレアカラ・ヒューレン博士の元、SITHホ・オポノポノを実践。ミュニック(ミュンヘン)の民放テレビ局の教育チャンネルのプロデューサーであり、ロミロミのマスタープラクティショナーや作家としても活動している。
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アイリーン・シュウォネックさんへのインタビュー(6)
今回は、故イハレアカラ・ヒューレン博士の元でクリーニングを実践してこられた講師の一人、アイリーン・シュウォネックさんのインタビューです。
休息と愛を求めたのに、真逆の出来事が起きた
―― 弊社はホ・オポノポノを教える立場ではないのですが、小冊子を通じてご紹介しているためか「どうクリーニングしたらいいですか?」「4つの言葉(ありがとう・ごめんなさい・許してください・愛しています)を唱えるだけでいいですか?」といったお問い合わせがたまにあります。4つの言葉も大事だけれど、日々の実践のためにはクラスで学ばれた方がいいですよとお伝えしているんです。
アイリーン・シュウォネックさん(以下、アイリーンさん) クラスに参加するというのは導かれるようなものなので、自然な流れが大事ですよね。電話でクラスを勧められるというのもひとつの導きかもしれませんけれど。
今日は、問題まみれで何もかも嫌悪して生きていた私が、ホ・オポノポノのプロセスを通じて愛に溢れる人生に180度変わったことを中心にお話したいと思います。そのこと自体がそもそもの奇跡で、どんな問題に直面しても対処できるようになったという体験を皆さんとシェアすることが大事かなと感じました。
途中で投げ出さず、実践し続けて本当によかったと思います。過去の自分の言動が別人のもののように感じられますし、昔の記憶を思い出して苛まれそうなときにも「それはもう私ではないよ」と自分自身に伝えてクリーニングの機会にしています。それほど私自身が変わったんですよ。
―― ドイツの教育テレビ局で長年要職に就かれているアイリーンさんが、問題と嫌悪にまみれていたなんて意外です。何をそんなに嫌悪されていたのですか?
アイリーンさん 特に自分自身に対して、「役立たず!生きている価値もないバカで、物事に適切に対処したり家族をひとつにまとめたりする能力もない」と嫌悪して裁いていました。職場でも家庭内でも嫌悪感でいっぱいで、同僚と揉めることも多かったですし、問題が尽きませんでした。表面を取り繕って生きていたんですよ。
ホ・オポノポノのクラスに参加したのも、休息と愛を求めていたからです。ところが求めていたものとは真逆で、究極の嫌悪に溢れ返ってしまったんです。以前もお話しましたが、当時お付き合いしていた方に全財産を持ち逃げされて、貧乏のどん底に陥ったというね。
―― どうしてこんなことに!?ってなりますよね……?
アイリーンさん なりますよ。絶望で途方に暮れて犬の散歩をしながら、「今晩眠りについたら二度と目覚めさせないでほしい!もうこれ以上は耐えられない!」と神聖なる存在に訴えましたからね。
パラドックスも、自分を知りクリーニングするチャンス!
アイリーンさん 後々、ホ・オポノポノのプロセスを通じて気づくことになるのですが、愛を求めてクリーニングを始めると、記憶を消去するためにまず「愛のない現実」と嫌悪が立ち上がってくる。期待があると失望するというような、パラドックス(矛盾・逆理)を経験したんです。
私の場合はこのパラドックスがあまりに厳しかったので、「ホ・オポノポノなんて何にもならない!」とクラスでもらった資料丸ごとゴミ箱に投げ捨てて、「もう明日目覚めなければいい!」と訴えた。でも翌朝、目覚めたときにハッとして捨てたものを拾い集めたんです。それこそがインスピレーションで、そこから180度ガラッと変わったんですよ。
クリーニングで経験することは千差万別なので、ホ・オポノポノが簡単だという人もいれば、パラドックスを経験しない人もいるでしょう。でも私のように厳しいパラドックスを経験しても、180度の変化ができる。ホ・オポノポノを実践する方々の助けになればと思います。
―― パラドックスのお話が、冒頭の「どうクリーニングしたいいかわからない」というお問い合わせに対する答えにもなる気がしました。
求めていたものや期待と真逆のことを体験したら、迷いや疑念や、「わからない!」でいっぱいになります。でもそんなときこそ内省して、自分の内側でどんなことを請い願っていて、そもそもそれを願う前提として何を頑なに決めつけて握りしめているのか?に気づいて手放すチャンスで、記憶を消去するという選択もできますね。
アイリーンさん 一概には言えないけれど、ホ・オポノポノに困惑して止めてしまうか、続けるかの分かれ道はそのあたりにあるのかもしれませんね。
どんな状態でも自己をケアしてクリーニングできる
―― じつは私にも、クリーニングを始めてしばらく経ったとき、急にパンドラのフタが開いて問題が噴出するような出来事がありました。振り返ってみると、それは自分を抑圧して記憶を溜め込んだことによる結果で、記憶を消去するためだったとわかりますが、当時は「ホ・オポノポノなんて何にもならない!むしろしなければよかった!」と思って離れていた時期もあるんです。
アイリーンさんが「クリーニングをしよう」と持ち直したきっかけは何だったのですか?
アイリーンさん 神聖なる存在に対して「これ以上は耐えられないから、私の人生を終わりにしてください!」と訴えて眠った翌朝に、普通に目が覚めて、人生の終焉ではなく始まりを迎えたことがターニングポイントだったと思います。自分自身の中に、内なる力の源泉のようなものが不思議と湧いてきて、「クリーニングを続ける。進む」と選択できたからです。
―― 仕事もしていて子育てもある中で、どう乗り越えたのですか?
アイリーンさん どん底でボロボロのときは自分専用のオフィスに引きこもって誰とも話をしませんでした。絶望的なうつ状態で、最低レベルの振動周波数だったと思います。同僚もあえて何があったのかと聞いてくるでもなく、そっとしてお
いてくれたんです。その間ずっとブルーソーラーウォーターを飲んだり、さまざまなクリーニングツールを使いながら少しずつ変化を体験して、1ヶ月くらいでようやく外に出られるようになったんですよ。
でも理屈で理解してクリーニングをしていたわけではないんです。ただ自分のケアをするための行動を取っていた、そのように神聖なる存在に導かれたという感じです。気づけば自分で自分の責任を取れるようになっていたんです。
問題を解決するには、どんな出来事もすべては記憶を消去するために起きているんだ!と思えるかどうかが大事です。そして、実際に消去できるんですよ。
(次回へ続く)
(インタビュー:高木 みのり)
(『元気な暮らし』2025年3月号掲載)

アイリーン・シュウォネック
ドイツ出身。2009年よりイハレアカラ・ヒューレン博士の元、SITHホ・オポノポノを実践。ミュニック(ミュンヘン)の民放テレビ局の教育チャンネルのプロデューサーであり、ロミロミのマスタープラクティショナーや作家としても活動している。
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ワイレア・クレイヴェン・Xさんへのインタビュー(1)
今回は、創始者のモーナ女史に学んで以来およそ40年にわたり公私ともにSITHホ・オポノポノを実践されてきたワイレア・クレイヴェン・Xさんのインタビューです。
そもそもウニヒピリがわからない?
―― 講演会のテーマ「信頼する力」について。神聖なる存在の流れに乗っていくには、ウニヒピリとの信頼関係がすごく大事なのに、「そもそもウニヒピリの存在も、ウニヒピリが何を求めているのかもわからないし認識できない。だからインスピレーションもわからない」という方々はどこから始めたらいいでしょう?
ワイレア・クレイヴェン・Xさん(以下、ワイレアさん) オッケー!悲しいと感じる、孤独を感じる、ハッピーと感じる。怒りも後悔も嫉妬も孤独も喜びも、すべてがウニヒピリの発する訴えです。孤独は、ウニヒピリが「ひとりぼっちで放置されている」という訴えだし、ハッピーなら、ウニヒピリは喜んでいる。感情を通じていつでもコミュニケーションを取ろうとしているのです。
たとえば「おなかがすいた!アイスクリームが食べたいな」と思うのも、ウニヒピリの訴えです。そこで表面意識(母・ウハネ)として、「あと20分で会議が始まるから、これが終わったらすぐに食べに行こう!」と内なる子ども(ウニヒピリ)を尊重して優しく労わります。あるいは怒りがフツフツと湧き上がってきているなら、「OK、ウニヒピリ。その怒りの原因を全部集めて、神聖なる存在に消去してもらって手放そう」と伝える。行き届いたケアがウニヒピリを進化させ、新鮮な全体性と情熱を取り戻してブループリントに沿った能力を発揮し始めるのです。神聖なる存在が新たな情報を与えて人生が開かれていくんですよ。
―― 今、まさにこのケアを皆が必要としているんだなと感じました。そのように感情を拾って、自分のケアをすることで信頼関係が育っていくのですね。
ワイレアさん その通りです。現実とは自分の内面の写し鏡ですから。ホ・オポノポノが素晴らしいのは、クリーニングがその投影である私たちみんなの現実につながっていることです。今、晴れているのに霧雨がパラつきました。正しい道を歩いているよという祝福のメッセージですね。
自分をやさしく労わって、ケアをする!
―― 自分(ウニヒピリ)を責めてばかりいると、信頼や自信を持つことはすごく難しいですよね。
ワイレアさん 表面意識(ウハネ)には「わたしには全部わかってるのよ!」と支配・コントロールの癖があります。怒り、後悔、恐怖、すべてウニヒピリが記憶を取り出して見せてくれているだけなのに、抑えつけても自信にはつながりません。
たとえば私は70歳を超えていますが、先ほどまでハシゴを使って6mの高さでペンキ塗りをしていました。大きなお尻が邪魔でうまく動けないし、落ちるのも怖いでしょう?その恐怖を無視して焦燥感に任せて「今日中に仕上げないとダメよ!」というのではなく、「怖いよね、大丈夫だよ、手をつなごう。これまで無視してきてごめんね、高い所から落ちた記憶があるのかもしれないね、どんな記憶も一緒に消去しようね」とやさしく接して、クリーニングを決めると、記憶が消去されて純粋なエネルギーを受け取れる、流れに戻ることができるんです。
―― 自分自身の内なる子ども「ウニヒピリ」に対してだけでなく、まさに母親が自分の子どもに対してどう接するのか、と同じですね!
ワイレアさん 母親って「学校に行かなくちゃダメじゃない!この靴を履きなさい!早くしなさい!」「〜すべき!」と規律と制限でがんじがらめにしがちですよね(笑)。
ウニヒピリに対して「こっちにおいでウニヒピリ。長いこと無視して、支配強制してばかりでごめんなさい。ずいぶん長く恐怖や醜いものを抱えさせてしまったね。怒りも罰ももう与えないよ、記憶を持ち上げて消去しようね。」とケアします。それが心の傷や苦痛を手放して、自分自身と信頼関係を築くことになり、神聖なる存在の流れに戻って、新しいエネルギーの循環が始まって、よき人生に繋がっていくんですよ。
―― ウニヒピリは、怒られることや罰を受けることにすごく怯えています。
ワイレアさん 私たちの魂は何度も何度も生まれ変わる中で、処罰を受けたり裁判所で裁かれたり、あるいは指を切断されるような記憶を抱えているかもしれません。表面意識ではわかり得ない、あらゆる記憶に対して「大丈夫、手放して委ねようね、愛しているよ」とウニヒピリに愛を伝え続けてクリーニングする。
逆に感情をほったらかしにするとエネルギーが停滞して、精神的なうっ滞が身体的な不調の形になったりして問題が火山のように爆発します。手放すのは常に今!この瞬間なんですよ。
心の自由度がわかわかしさにつながる
―― ワイレアさんは、障がい者施設や老人ホームで長くお勤めだったとのこと。年齢や物理的制限からくるさまざまな問題をクリーニングするポイントがあれば知りたいです。
ワイレアさん どんな状況でも同じです。母・ウハネ(表面意識)が、内なる子ども・ウニヒピリ(潜在意識)の手を取って、父・アウマクア(超意識)とつながって、内なる家族をひとつにする。すると神聖なる存在から新しい変換のエネルギーが下りてくる。その繰り返しですよね。変化は期待したものとは違うかもしれません。でも、赤ちゃんが世界を学ぶように新たな現実を生きることができる。いくつになってもわかわかしく目的を持って生きられます。
凝り固まった思考で自分を縛ったり、内なる子どもをネグレクトした結果、燃え尽き症候群や不調に陥ったり、老け過ぎたりします。心の自由度が高いと、わかわかしく自由に動き回れます。「私はもう若くないから……」「年老いた私を愛してくれる人なんて誰もいない……」と縮こまってメソメソするくらいなら、「〜べき」「ねばならない」なんてクソくらえ(笑)!とクリーニングして、変換のエネルギーで吹き飛ばすんです。
人生は「ねばならない」の制約にまみれています。それこそが、思考の鋳型で「クソくらえ!」です。…… 上品な言葉でオブラートに包んでもいいけれど、同じことですよね(笑)。
―― 鋳型で縛っているのは、外ならぬ自分自身ですね(笑)。
ワイレアさん そう、鋳型を受け入れたのは誰?人生の選択をするのも、責任を取るのも自分自身です。イキイキとした子どものような感覚にフタをせず縛りつけず、自分に愛を注いで信頼してクリーニングする。なにも高学歴で上流階級である必要はなくて、2歳のお子さんでも実践しているシンプルなことです。
落とし穴をひとつご紹介します。うちの犬は近所の人と仲が悪くて、10年以上クリーニングしていてもトラブルが絶えません。遠くで犬が吠えるのが聞こえると、「今度は何!?」と駆けつけたい衝動に駆られますが、まずはクリーニングが先。何事にも原因となる記憶が隠されているので、クリーニングしないのはウニヒピリを犠牲にして無視するのと同じことだからです。「記憶さん、私にクリーニングの機会を与えてくれてありがとう。犬があの隣人の足を噛みつこうとする原因が何かはわからないけれど、クリーニングしよう!」。「犬を追いかける」というインスピレーションがあれば、それに従います。とっても簡単だけど、継続は難しいですよね(笑)。
―― ワイレアさんから直接お話を伺うと、曇っていた目の前が晴れ渡るように取り組める気がします!講演会も大変楽しみです。本日はありがとうございました。
(インタビュー:高木 みのり)
(『元気な暮らし』2025年2月号掲載)

ワイレア・クレイヴェン・X
37年前に創始者のモーナ女史からSITHホ・オポノポノを学び、高齢者、身体障がい者、依存症患者の在宅医療支援の中で活用することで、特定の記憶に焦点を当てる重要性を体験。またビジネスに適用することの大切さを認識するとともに「自分の内側で健康とビジネスの秩序が整わない限り、外側で健康的かつ機能的な関係を築くことはできない」と実感している。欧米、オーストラリア、カナダ、南米、アジアで開催されるクラスと個人セッションのインストラクターを務めている。
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モミラニ・ラムストラムさんと中脇雅裕さんの対談(2)
前回に引き続き、長年音楽に人生を捧げてきたホ・オポノポノ講師のモミラニ・ラムストラムさんと、音楽プロデューサーでメンタルコーチの中脇雅裕さんの対談をご紹介します。
(前回のつづき)
記憶を消去すると、すべての神性とつながれる
モミラニ・ラムストラムさん(以下、モミラニさん) 原子や粒子という小さな存在から、都市や国などの大きな存在まで、すべてに神聖なる存在が宿っていて唯一無二のアイデンティティと目的があります。それはいつの瞬間も無限に永遠にそうあるのに、私たちが気づけないだけなんです。
私たち自身の内なる家族(表面意識(ウハネ)、潜在意識(ウニヒピリ)、超意識(アウマクア)と神聖なる存在)がひとつになって初めてそれらとつながれるのですが、分析したり調整したりあれこれ画策すると、つながりが断たれてしまうのです。
中脇雅裕さん(以下、中脇さん) では雅楽やバッハの歴史といったことも含めてクリーニングすると、どうなりますか?
モミラニさん それは誰にもわからないし知る必要のない分野ですが、頭に浮かんだならクリーニングです。
どんな音楽も長い歴史を背負っていて、音に演者や楽器、演奏される場所が経験した伝統、儀礼、出来事によって生じた感情などの記憶が含まれています。怒りや悲しみにまみれて演奏されている可能性もありますよね。それが具体的に何かを知る必要は一切なくて、ただ自分の内側に湧き上がる思考や感情に焦点をあてて、クリーニングして手放します。アイラブユーと伝えてもいいし、ブルーソーラーウォーターを飲んでも、クラスで与えられるクリーニングツールを使ってもいい。私はブルーソーラーウォーターを入れたスプレー容器を持ち歩いて、いつでもシュッとしてクリーニングしています。
するとゼロ、空の状態に戻って、自分の中に、そしてすべての存在の中に神聖なる存在を感じられるようになります。それぞれのアイデンティティが記憶から自由になり、無限で完璧な存在に戻るので、本来の目的を達成する流れに乗っていけます。何が開かれるかは、神聖なる存在に委ねたらいいんです。
中脇さん じつは今、伊勢神宮の杜で収録した自然音とそこに含まれる高周波を使った音響療法を模索しているのですが、音楽は治癒に使えるでしょうか?
モミラニさん その質問はとっても重要で、もちろん可能です。神聖なる存在は、いつも私たちに源の力を無限に与えたいと望んでいるので、クリーニングをすると演奏者、観客、そこにあるテーブルや椅子、ベル、カップ、どんな存在でもその影響を受けて、その恩恵を音や調べのエネルギーとして受け取ることができるからです。つまり、そのエネルギーに浸ることで意識が向上して、お互いの周波数を通じて全員が同時に波動共鳴して周波数を上げていくことができる。とても神聖な仕事になると思いますよ。
中脇さん それはありがたい。実戦あるのみですね。
自分自身の神性を信頼して期待と執着を手放す
中脇さん 少し質問が変わるのですが、メジャーな音楽の世界では、ロックンロールやデスメタル(死をテーマに極限まで過激さを追求したジャンル)といったパワーがあるものや、失恋や悲しみを表現したネガティブなものの方が売れるんです。どうしてでしょうね?
モミラニさん 私も理由はわかりませんけれど、教え子の中にもデスメタルなどの音楽を好む男の子がいて、「扇動的な音楽の方が彼自身が解放される、気持ちが落ち着く」と言っていました。面白いですよね。
創作する音楽がどんな結果をもたらすにせよ、期待や執着があると神聖の流れを妨げるんです。「私はわたしのインスピレーションによってこの音楽を創造しました。あとはお任せします」と神聖なる存在の手に委ねて手放すことが大事だと思います。
以前KRさんがボディワークをしていたとき、彼女はクライアントさんに対して、治そう、よくなってほしい、助けになっているかな?という意図も期待も疑問も持たないと言っていました。治療の結果についても一切関心を持たないし、クリーニングして受け取ったインスピレーションを実行することだけに集中する。もしも、「この人はここが悪い」「こうなったらいいのに」と判断を下していたら、何の成果もなかったと。
重要なのは、インスピレーションを通じてご自身にとって完璧な音楽を創作すること。それらの曲は自分の子どものような存在で、子どもたちが独立して自分の道を歩むように、どんな表現になるかはその子の意識で行くわけです。親として子どもを見送りたいですし、個人的・実践的・感情的レベルで楽曲という子どもの可能性を疑ったり、「どれだけの人が癒されているのだろう?」と邪魔をしないこと。
何を経験していたとしても、どんな思考や感情が出てきたとしても、潜在意識であるウニヒピリを抑圧・操作・コントロールせず、ただシンプルに「オッケー。わかったよ。それを手放してみよう。愛しているよ、この記憶を見せてくれてありがとう」と純粋無垢なウニヒピリと対話してクリーニングですよ。
いつでも神聖なる存在の無限の恵みを信頼する
中脇さん じつはハイパーソニックエフェクトと呼ばれる高周波を含む自然界の音を聞いたり浴びたりすると、前頭葉の働きが活性化するとわかっているんです。そこで医学的な見地から、音楽療法についてのエビデンスを取っていて、たとえば認知症改善になるのかや、音による細胞の変化などについて、ある大学と音楽療法の基礎研究をしています。今の「結果を手放す」お話とは逆のことに感じるので、どのようにクリーニングを適用したらいいでしょうか?
モミラニさん 進捗するあらゆる場面であらゆる側面から詳細にわたってクリーニングします。たとえば楽器、機材、電子機器、接続装置、ワイヤー、時間、場所、メディアやオーディエンスや技術職など関わるすべての人々など、できる限り多くのことをそこに含めます。高周波の音に、その各々が持っている思考形態や感情のエネルギーの色彩が混ざって、影響を与えるからです。「過去・現在・未来」という時空間についても今、クリーニングできます。未来なら、たとえば「これから音はどこに向かうべきなのか?」と自分に問いかけて、沸き起こる思いをクリーニングします。
「消去してください」と神聖なる存在に請う「嘆願の意識」は、どんな事象よりもパワフルです。でも生きていく中では誰でも「大丈夫、そばにいるよ」と言ってくれる助けが必要な局面があります。それが必要な人たちの元に行き渡るには、自分自身の中に、神聖なる存在から膨大で無限の恵みが常に流れ込んでいるのだと信頼することが大切です。あなた自身も楽器ですから、ただ笑うことだって癒しの音楽になれるでしょう?
中脇さん ジョン・レノンさんの「イマジン」という素晴らしい曲に対して多くの人が共感をして、そうありたいとシンプルに願っていますが、世界にはまだまだ戦争も災害もあって実現は厳しい。SITHホ・オポノポノを実践する人たちが増えたら「イマジン」の世界に近づくと思いますし、そのような音楽をつくりたいと思っています。芸術にはまだまだできることがありますよね。
モミラニさん 素晴らしいです。アートも音楽もあなたの愛からくるものですから。いつか一緒に音楽をつくりましょう。
中脇さん ぜひ!どんな音楽になるか楽しみです。
編集部 お二方のクリーニングで音楽の可能性がますます開かれていきますね!曲も大変楽しみにしています。本日はありがとうございました。
(インタビュー:高木みのり)
(『元気な暮らし』2025年1月号掲載)

モミラニ・ラムストラムさん(写真右)
1983年SITHホ・オポノポノ創始者のモーナ女史と出合って以来スタッフとして活動し、講師として500回以上ものクラスに携わる。人生を通じて芸術との関わりが深く、カリフォルニア州サンディエゴ、メサカレッジの教授兼音楽監督を務めるとともに自身の描いた絵画の展覧会も開催されている。
中脇雅裕さん(写真左)
音楽プロデューサー・メンタルコーチ・ミュージックセラピスト・著述家。大学卒業後、財団法人ヤマハ音楽振興会にてポピュラー音楽指導ディレクターとして音楽教育法の研究および講師の研修を担当。その後、レコーディングディレクター・プロデューサーとして、Perfume、きゃりーぱみゅぱみゅ、坂本龍一など、数々のアーティストの音楽制作を手掛ける。
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モミラニ・ラムストラムさんと中脇雅裕さんの対談(1)
今回は、ホ・オポノポノ講師のモミラニ・ラムストラムさんと、音楽プロデューサーでメンタルコーチの中脇雅裕さんの対談が実現。長年音楽(アート)に人生を捧げてきたお二人に、振動周波数やリズムなどの観点を交えた貴重なお話を伺いました!
「思考」もクリーニングで神聖の響きを増幅できる
編集部(以下、編) まずはモミラニさんに伺いたいのですが、SITHホ・オポノポノでは音楽のことをどのようにとらえていますか?
モミラニ・ラムストラムさん(以下、モミラニさん) 私たちは本来、自分の内側に完璧さを備えた存在です。そのゼロの状態で奏でられた音楽は、完璧な和音を響かせるようなもので、あらゆる音の振動周波数や歌詞を共振共鳴させて「自分が何者であるか」に気づくこともできるし、神聖なる存在(ディヴィニティ)との繋がりを保つこともできるんです。
ところが日常のあらゆる場面で渦巻いている「思考」が、現実をゆがめて邪魔するわけです。クリーニングをするのは、ゼロの状態に戻って本来の完璧な自分を体験するためなんですね。
そして、特に音楽に込められた言葉(思考形態)はとてもパワフルです。「神聖なる存在と共振共鳴して大きな響きをつくれるか」「完璧さを壊して失わせるか」は、クリーニングするか否かにかかっているんですよ。
編 神聖の響きを増幅させたり、ポジティブに働いたりする「思考」もあるのですか?
モミラニさん 思考というのは、1秒間に何百、何千回もの爆撃に匹敵するほどの衝撃があるので、振り回されることがほとんどです。でも常にクリーニングをして自己の保護に努めると、「神聖なる存在に叶う思考」だけが、私たちに寄り添うことを許されるのです。そのような思考と音楽が結びついて融合することは、とっても大事なんですよ。融合によって、より素晴らしい感動を生んで、鮮やかな息吹のようになるんです。
ハワイの人々は伝統的に、「思考には形がある」と理解して、自分の思考に責任を持っていました。クラスや講演会でも40年も前から、愛情や執着、怒り、嫉妬などの思考を表す図や写真を見せていたんですよ。そういえば「思考と音楽」を教会で撮影したことがあるのですが、まるでオルガンから流れる振動が何マイルも先まで伝わるかのように四方八方に美しく放射した光を放つんです。
昨年ルーマニアに行った時、ヨーロッパで一番大きなパイプオルガンがあるブラッシュホルト町の教会に行きました。中に入ると、翌日に控えたコンサートのリハーサルをしていて、曲はバッハだったのですが、あまりにも美しくてパワフルで、すごく感動的でした。
音楽と思考を対立させたり分離したりする必要はないんです。万物すべてに振動があり、固有の音を奏でている。風や樹木、竹、鳥、水、石、地球の奏でる音も、人々の思考も振動という点では同じで、エネルギーを持っていて音楽でもある。お互いに深く影響を与え合っているんですよ。
森羅万象とつながる内に響く聖なる音の可能性
編 私たちは日常生活の中で、車の音や人々の喧噪といった雑音に振り回されがちです。多くの人々は、自分の中にある無限の音に気づいて、耳を澄ますこともありませんよね。でもクリーニングという「自己を知る方法」を実践することで、無限の可能性を秘めた「響き」への鍵が与えられるということですね!
モミラニさん そうです。その扉が開かれると、自分の感性がより鮮明になっていくわけです。
ところで私は今、石から音楽を引き出すという課題に向き合っているんですよ。
中脇雅裕さん(以下、中脇さん) 素敵ですね。その石の奏でる音楽というのは、物理的に石を叩いて音を鳴らすのか、それとも石と心を通わせることでインスパイアされた音楽を制作するのかどちらですか?とても興味があります。
モミラニさん まだ特定の楽器は決めていないのですが、自然の中で石が奏でる音を聴いて、それを曲にしたいと思っています。木々の音や鳥の音、私がそこに歌を入れて創ってみてもいいなとか、どのような共振共鳴を起こしてくれるのかとても楽しみなんですが、まだ具体的にはわからないんです。でも私は自分と石とか、そういうデュエットを楽しんでいるんですよ。
中脇さん コラージュみたいですね。ぜひ聴いてみたいです。
モミラニさん そう!コラージュのような感じです。私たちの中のすべての粒子や分子に宿っている神性、内なる家族につながってその「無限の音」を知ると、深遠な体験ができるんです。私たちはそのような本来の感性を受け継いでいるので、それが目覚めると、森羅万象のアイデンティティとの一体感や共振共鳴となっていくんですよ。
すべてに宿る「神性(アイデンティティ)」の奏でるハーモニーとは
モミラニさん ところで、中脇さんはベーシック1クラスにもご参加くださるそうですね。どうしてホ・オポノポオノに興味をお持ちになったのですか?
中脇さん じつはハワイで「ランターン・フローティング・ハワイ」というイベントの音楽ディレクターを20年務めています。そのためにハワイには50回ほど通っているので、古典的なホ・オポノポノについては存じ上げていましたが、SITHホ・オポノポノについての知識はありませんでした。
それが今年の6月に、伊勢神宮の吉川竜実先生とご一緒にハワイに行った際、KRさん、ジーン・ナカサトさん、オマカオカラ・ハマグチさんとお会いしたのです。私はほとんど「クリーニングって何だろう?」という状態だったので少し勉強をして行ったのですが……。KRさんの牧場に行ったときに、KRさんが「今年の税金は高かった」といったことまで牧場の木々や草に語りかけているという話を伺って、吉川先生がいつもおっしゃっていた「神道ですべては八百万の神々、すべてのものに神が宿る」ということを体感できた感覚があって、本当に木々が嬉しそうに生きている感じにすごく感動したんです。そして帰国してからSITHホ・オポノポノの本を何冊も読みまして、YouTubeの動画も拝見しました。それは、私が考えていたことの答え合わせだったのです。
私は長くエンターテイメントの世界で音楽を創ってきたのですが、これからは音を響かせることでみんながハッピーになる、そういう音楽ができないかと思っています。
そこでモミラニさんにお尋ねしたいのですが、音のアイデンティティというものは、場所・時間・演奏家などそれぞれにあって、さらに奏でられる音楽自体にもアイデンティティがあるのでしょうか?というのも、ある東京の雅楽演奏家が京都で演奏したら、彼の奏でる音に反応して、部屋がポルターガイスト状態になってしまったということを聞いたのです。もちろん彼が東京で演奏をしても、それが起こるわけではありません。それですべての存在一つひとつにアイデンィティがあって、そのアイデンィティや神性が、例えば、その土地という条件の中で共振共鳴するといったことがあるのかなと思った次第です。
(次回に続く)
(インタビュー:高木みのり)
(『元気な暮らし』2024年12月号掲載)

モミラニ・ラムストラムさん(写真右)
1983年SITHホ・オポノポノ創始者のモーナ女史と出合って以来スタッフとして活動し、講師として500回以上ものクラスに携わる。人生を通じて芸術との関わりが深く、カリフォルニア州サンディエゴ、メサカレッジの教授兼音楽監督を務めるとともに自身の描いた絵画の展覧会も開催されている。
中脇雅裕さん(写真左)
音楽プロデューサー・メンタルコーチ・ミュージックセラピスト・著述家。大学卒業後、財団法人ヤマハ音楽振興会にてポピュラー音楽指導ディレクターとして音楽教育法の研究および講師の研修を担当。その後、レコーディングディレクター・プロデューサーとして、Perfume、きゃりーぱみゅぱみゅ、坂本龍一など、数々のアーティストの音楽制作を手掛ける。
当記事に関して
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ネロ・チェッコンさんへのインタビュー(19)
今回は、、故イハレアカラ・ヒューレン博士の元でクリーニングを実践してこられた講師の一人、ネロ・チェッコンさんにお話を伺いました。
(前回のつづき)
学んだことを実践し、自分の選択に責任を取る
ネロ・チェッコンさん(以下、ネロさん) 私たちの人生を色濃くかたち作っている記憶のしがらみが、職場環境や家庭環境にある。これを断ち切ってゼロの状態に戻っていくには、日常から距離を置いてクリーニングすることが助けになります。そのような過程を経て日常に戻ったら、新しい認識の下で構築する現実は、当然それまでとは違っています。記憶とのしがらみが解消され、認識が変わると、外側の世界に存在していた問題は霧が晴れたようになる。相手が変化したように見えるけれど、変わったのはあなたなのです。
ホ・オポノポノの教えは素晴らしいですよね。「どうにもならない」というときは、変化を受け入れていくためにも積極的に一歩退いて、記憶のしがらみを消去することです。
―― ゼロの状態に戻る方法があることに、感謝の気持ちでいっぱいです。
ハワイ先住民の儀式が由来のSITHホ・オポノポノも含めて、これまでいろんな先住民の方々の叡智に触れる機会が多々ありました。なかでも命の本質を知るシャーマンの役割を持つ人たちから伺ったひとつに、「太古の時代にアメリカ大陸からハワイまで航海して移住したある部族の話」があり、それをイハレアカラ博士にしたことがあるのです。すると博士は、その部族が持っていた特殊な知識はいいことばかりではなくて、ハワイの土地や空間にカプ(エネルギー的な禁止事項)の記憶が持ち込まれたことや、それらをクリーニングすることがどんなに大変だったかを話してくれました。そして、いつの世にもどこの社会にも支配やコントロールのために知識を使う人々がいて、そのことを知り認識している以上、私にもその記憶をクリーニングする責任があると言われました。
日本でもアジアでも欧米でも、世界中いたるところに黒魔術的な記憶があって、それらをクリーニングしたり祓い清めたりする叡智もまたあります。博士に念押しされたようにシンプルに実践し続けるというのは、厳しい現実に直面すると特にとっても大変です……。
ネロさん SITHホ・オポノポノの創始者であるモーナ女史が、「カフーナの存在意義や叡智とは、知識そのものではなく、知識をどのように適用して実践するかにかかっている」とおっしゃった肉声を聞かせてもらったことがあります。私自身もすごく感銘を受けた一言です。ですから叡智や知識に圧倒されたり、どんなに知識を蓄えたりしたとしても、肝心なのはその知識をどのように使うかの方です。その実践は私たち個々人にかかっていますよね。そして知識をどのように使うことが正しいのか、何が間違っているのかについては、誰にも教えることができません。自分自身の内側にきちんと問いかけて、神性とつながって、正しい選択をするためのインスピレーションを受け取って進むことしかないし、それは私たち自身の叡智で行うことですよね。
知識の正しい実践こそが、真の霊性とシャーマニズムなのです。知識そのものは、霊性でもシャーマニズムでもないんですよ。ですから大事なことは、すべての選択において責任を取ることです。知識を正しく使うのも、悪用するのもその人の責任で選択することですよね。
―― ものすごく大事で本質的なポイントをありがとうございます!
ネロさん そしてこれはホ・オポノポノのクラスに参加した受講生にお伝えしたことなのですが、クリーニングの方法を知っても、実践しないと意味がないですよね。「ホ・オポノポノを知るためにクラスに参加しました」というのは、目的を取り違えてしまっているのです。真の目的は「自分自身を知ること」であって、そのためにクリーニングを実践する。方法を知っているだけでは意味がないんです。そこがすごく重要で、理解すべき点ですよね。
「私は20年前からホ・オポノポノを知っていますが、何かが足りないんです」と知識を溜め込んでも何にもなりません。足りないのは何ですか(笑)!?
―― 実践して、自分の本質を生きること!
ネロさん そう。実践して、自分自身の内面を探求し続けることが大事ですよね。そこが美しいのですから。
真の目的は、自己の探究人生を開くことにある
ネロさん ホ・オポノポノは問題解決法なので、クラスを受講する方々も解決したい問題を抱えていることがほとんどです。すると問題そのものに意識が囚われがちになるのですが、問題自体をどうにかするのではありません。本当に問題を解決したいのであれば、焦点を当てるべきは自分自身であり、「わたしとは何か?」を知ることが大事だし、変わるのも自分自身だからです。そのポイントを押さえてクリーニングを実践すると、ひとつの問題が解決される以上のことを与えてくれます。ホ・オポノポノとは内的な実践で、私たちの人生と生活のあらゆる側面を扱っているのです。これは実践を続けている方々にぜひお伝えしておきたいですね。
問題を解決するためには、自分自身を解決することが必要です。人はほかの誰かや何かを解決したいとばかり願って、自分自身を解決しようとは思わないでしょう?自分自身に無関心でいてはダメです(笑)。
―― すぐ外側に意識が囚われてしまいますから!でもホ・オポノポノの本質は「自己を知る」ことに尽きますね。
ネロさん モーナ女史もイハレアカラ博士も、いつもそう言っていました。ときに知識や技術に心を奪われて、どこに向かっているのかわからなくなってしまうことがあったとしても、戻るべきゴールはいつも自分自身なのです。
―― すごく、すごく大事で基本的なところですね!
ネロさん ホ・オポノポノの基本中の基本で、とても深いところです。
ホ・オポノポノが美しいのは、問題が解決されると同時に自分自身に新たな人生や経験が開かれること。「わたし」という存在が、それまでの認識や枠組みをはるかに超えて開かれていくのですから。
―― 私たち自身を「無」から再構築して開く時期が来たのかもしれませんね!?
ネロさん その通りです。そして無に立ち返ることでもちろん再構築できますが、そのためにはまず自分自身から一歩退いて、「これが当たり前だ」と人生を形づくってきた思い込みの記憶を消去していくことが大事です。記憶を手放していくと、人生には「当たり前」や「固定化」されたものなど何もなくて、無から生じるすべてが常に流動してダイナミックに変化していくものだと気づきます。人生のリズムの中で「無」の状態を瞬間的に体験することはできてもそこに留まることはできないんですよ。「問題が解決された」というのは、物事が納まって固定化されたのではなくて、私たちが変化を受け入れただけなのです。
―― 無の状態に安定して居続けることはできないのですね(汗)。クリーニングで自分自身に変化を受け入れ続けることを楽しもうと思います。本日はありがとうございました。
(インタビュー:高木 みのり)
(『元気な暮らし』2024年11月号掲載)
ネロ・チェッコン

イタリア・ヴェローナ在住。巨大企業のテクニカルディレクター、アーサー・アンダーセン(現アクセンチュア)経営コンサルタント、ヨーロッパ大手金属メーカーのコンサル指揮を経て同メーカー役員に。また現在ヴェローナ市裁判所の民事訴訟科テクニカルアドバイザーとして、法廷内における企業間ビジネス訴訟および裁判審査の技術的判断を行っている。ビジネスや法廷、個人(夫・父親)といったさまざまな立場の中でSITHホ・オポノポノを実践し、ヨーロッパ、日本、台湾で講師として活動している。
当記事に関して
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ネロ・チェッコンさんへのインタビュー(18)
今回は、故イハレアカラ・ヒューレン博士の元でクリーニングを実践してこられた講師の一人、ネロ・チェッコンさんのインタビューです。
からだの感覚はすべてウニヒピリの訴え
―― ホ・オポノポノの講師でいらっしゃるネロさんが、最近「思考に囚われて自分を見失う」ほどのご経験をされたと伺いました。日常生活を送る上で、そのような局面は誰にでも起こりうるので、どのようにしたら「内なる平和」の静けさを取り戻せるのかについて伺いたいと思います。
ネロ・チェッコンさん(以下、ネロさん) 私は講師として、「思考が堂々めぐりして止められない」状態を、どうクリーニングしたらいいのか熟知しているはずですよね(笑)。でも2、3ヶ月前から、人生で初めて「自分にはどうにもならない」出来事のオンパレードで、いかに「彼ら」が私を切り捨て裏切ったのかとか、どう対処すべきだったのかといった思考に囚われて、傷つき、寝込むほどだったのです。
もちろん「彼ら」という外側の問題ではなく、自分自身の潜在意識に溜め込まれた記憶の再生によるものだということも頭ではわかっています。パラドックスですよね。でもあまりに衝撃的な出来事に直面して、記憶のしがらみを断ち切ることができず、自分自身からどんどん離れていって体調も崩して、非常に難しい状態に陥りました。それまでの知識や経験を元に表面的に対処できるようなものではなかったので、一切の経験を超越して、「ゼロ(無)の状態」とはどういう意味なのかを、これまで以上に深く内省する機会としてとらえ直すことにしました。ウニヒピリと肉体との関係性を再構築することにしたのです。自分自身というものを再認識してつながり直すのは大変でしたが、結果的に素晴らしい気づきがあり、思考に悩まされることがなくなったのです。
―― 具体的にどんなことをされたのですか?
ネロさん まずは、痛みをはじめとするカラダの全感覚を、「ウニヒピリの表現」として受けとめました。「何をどのように感じているのか」を味わって内省し、「自分自身とつながり直す」機会にするよう務めたんです。日常から離れてミャンマーへ行き、携帯電話やパソコンを使うのを10日間断って、ヴィッパサナー瞑想を通じてクリーニングに集中したのです。
―― 日常を遮断するためにミャンマーまで!?それはすごく思い切った決断ですね!でも、そこまでして自分自身と向き合ったのですね。
ネロさん イタリアに留まっていたら頭にこびりついた思考が堂々めぐりをして離れず、消耗して気が狂いそうでした。私たちの意識は、すぐに外側に向かいがちになってしまいますしね。でもヤンゴンに入って瞑想センターで10日を過ごしたことで、「自分自身をジャッジする必要は一切ない」という、非常に重要で美しい気づきを得ることができたんですよ。
「ゼロの状態」とは、感覚的にはわかり得ない分野ですが、結果として「静けさの中でウニヒピリに耳を傾けることの大切さ」が身に染みてわかり、「カラダと魂のつながり」を取り戻すことができるというようなものです。
人生の中では、挑戦としか表現しようのない出来事が起こります。インターネットや通信手段といった交流のすべてを10日間も遮断して、自分自身だけに集中するというのも大変なことですが、私たちは思考でいかようにも自分自身と向き合うことから逃げられますからね。でも自分自身に誠実に生きることへの情熱があれば、乗り越えられる。流れに任せて手放せた、本当に感動的な体験ができました。
もちろんすべての痛みを手放せたわけではないし、ともするとエゴが立ち上がって「これが私だ」と主張し始めることもあります。でも想像してみてほしいのです。「私」という記憶こそが、私という形をつくり、「私を騙し傷つける人々とのつながり」を築いてきたわけです。「ゼロの状態であれば、私の本質を傷つけるものは何もない」。その真の意味を深く体験できたのは、大きかったですね。
―― 私たちの本質は「無と無限」なんだという気づきですよね。じつは、まさに私も似たような体験をしたので、すごく不思議に感じます……。
ネロさん まさに私たちのいのちはひとつで、分離がないという証ですよね。
「私」という鋳型をゼロにする
ネロさん 「自分自身をゼロの状態にする」ことに関連して、わかりやすいエピソードがあるのでシェアしたいと思います。先日のクラスで「どのようにして黒魔術から身を守ればいいですか?」という質問を受けたんですよ。
―― 黒魔術……ですか?
ネロさん 人の意識による呪いとか、地縛霊といったネガティブなエネルギーの類です。私自身も標的にされたことがあるのですが、そんな局面でも、自分自身が「ゼロの状態」に立ち戻ることができれば、「ゼロ」を的にすることはできません。ターゲットがないからです。ですから「原因と結果」でさえも記憶だということ。創始者のモーナ女史いわく「SITHホ・オポノポノは、“原因と結果”という概念そのものでさえも記憶として手放すことができる」のだということ。結果とは、誰か他の人との間で溜め込まれた記憶で、私たちの人生を形作り問題を引き起こすのも、この記憶があるためです。形、というのはスマホに縛られてしがらみを断ち切れないことだとも言えますよね(笑)。「ゼロに戻る」というのは、自分自身が抱えてきた古い記憶の鋳型を脱ぎ捨てるチャンスでもあるということ。
―― 私たち現代人はスマホに依存し過ぎていますからね(笑)。
じつは黒魔術と聞いてさらにビックリしています。ここ数年、黒魔術的な呪いのバイブレーションが常にまとわりついていたので、それに反応して自分自身の細胞が打ち震えてアナフィラキシー状態のようになってしまい、辛い思いをしてきたのです。ウニヒピリのケアに務めてクリーニングしてもどうにもならないし、逃げてしまおうかと何度も思いました。
ネロさん それで実際に逃げ出したの?
―― それが突然、何かが溶けて解決したんです。ちょっと前に伊勢神宮の吉川竜実先生に同行してハワイに行ったのですが、モーナ女史が「私はわたし」「わたしの平和」という2つの祈りを授かった海岸で、腰まで海水に浸かってその祈りを唱えていたら、さざ波やそよ風や陽射しといった身の回りの自然界全体が言葉に呼応してくれるという体験をしました。それはすごく深遠で、パワフルな出来事でした。それ以来何かが動き出したのを感じています。
ネロさん それはすごく大きな浄化を体験しましたね。
―― 「黒魔術の振動だと認識して、嫌悪で打ち震える」こと自体が、それにまつわる何かしらの記憶があるからで、そんな記憶をそもそも持っていなかったら、感じることも認識することもありませんよね。
ネロさん そう。だからこそ私たちは自分自身だと思い込んでいる鋳型を、リセットしてゼロに戻ることが非常に重要です。日常生活ではなかなか気づけないですが、私たちは過去の記憶のしがらみと強く結びついてしまっていますからね。
(次回に続く)
(インタビュー:高木 みのり)
(『元気な暮らし』2024年10月号掲載)

ネロ・チェッコン
イタリア・ヴェローナ在住。巨大企業のテクニカルディレクター、アーサー・アンダーセン(現アクセンチュア)経営コンサルタント、ヨーロッパ大手金属メーカーのコンサル指揮を経て同メーカー役員に。また現在ヴェローナ市裁判所の民事訴訟科テクニカルアドバイザーとして、法廷内における企業間ビジネス訴訟および裁判審査の技術的判断を行っている。ビジネスや法廷、個人(夫・父親)といったさまざまな立場の中でSITHホ・オポノポノを実践し、ヨーロッパ、日本、台湾で講師として活動している。
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モミラニ・ラムストラムさんへのインタビュー(13)
今回は、故モーナ女史から講師へのトレーニングを直接受けた数少ない講師の内の一人で、カリフォルニア州サンディエゴ、メサカレッジの教授兼音楽監督として活動されているモミラニ・ラムストラム博士にお話を伺いました。
内なる神性のリズムと振動を今この瞬間に選択する
―― 今回は音楽の専門家であるモミラニさんに、ぜひ伺いたいことがあります。SITHホ・オポノポノでよく「神聖なる存在のリズムや流れに乗る」という表現を耳にします。そのことから、個々のアイデンティティが持つ固有のリズムを乱して不協和音を生じさせる「記憶」のノイズを消去して、自己をメンテナンスすることがクリーニングとも言えるでしょうし、それが神聖なる存在のリズムと共振共鳴して生きるカギになるのでは?と思ったのです。
モミラニ・ラムストラムさん(以下、モミラニさん) 面白い観点ですね。私たちのそれぞれに内なる神性(アイデンティティ)のブループリントが備わっているという意味で、固有の振動周波数もまたあるということ。その完璧なリズムや音楽と毎瞬ごとにチューニングして、急な出来事や状況の変化でリズムが狂ってしまわないようクリーニングする。誰もがそのように人生を創造し、奏でていける音楽家でもありますね。
私は幼少期から音楽のある環境で生きてきました。そして単なる音楽鑑賞だけでなく、「生み出す」ことを好んできました。それは「本来の自分自身が持っている振動周波数に戻って、自分自身の人生を創造するプロセス」だったからです。そうして神聖なる流れに乗っていると、限界なく神聖なる存在の完璧なイメージに戻っていけます。これは特別な人だけに許された特権ではなく、皆に等しく備わっている能力です。
この能力が開かれるかどうかは「これまでに何をして、どのような人生を送ってきたか」ではなく、「今この瞬間に何を選択するか」にかかっています。「神聖なる自己」を経験できずに聖なるリズムから完全に外れて苦しみにまみれていたとしても、「今この瞬間に完璧な周波数であること」を自らに許せば、完璧なリズムで神聖な流れに乗っていけます。
些細な違和感も見逃さないウニヒピリを信頼すること
―― 「何かが間違っている」「リズムから外れている」と感じるときはクリーニングチャンスですね?
モミラニさん そのような微細なサインこそ見逃さないこと。ウニヒピリを信頼して向き合って記憶を消去すると、ウニヒピリが苦しまないで済むんです。
SITHホ・オポノポノ創始者のモーナ女史は、「どんな病気も必要ではない。本来私たちに備わっていたはずの周波数から外れてバランスを崩させているすべての経験と“過去のあり方”の記憶を消去して、“神聖なる自己としての自分”を取り戻す機会が与えられているのです」と言っていました。
私たちが発する振動周波数は、この宇宙全体に存在する分子原子のすべてに対して影響を与え合っています。そのため振り回されそうな局面も日常に溢れていますよね。「昨日はすべてが完璧に感じたのに、朝起きたら何かおかしい」というときでも、その「振動周波数の乱れや違和感」という経験に対して外に原因を追究したり罪悪感を抱いたりせず、「オーケー。本来の自己に改めるための機会を神聖なる存在が与えてくれているんだよ」と、その都度内省してクリーニングを選択し続けるんです。
「外側を責める」ことは私たちに染み付いたクセですが、気づいた瞬間にクリーニングに立ち戻ることで自分を救い出すことができる。そのように自分自身の人生に責任を取っていくと、ウニヒピリとの信頼関係は強固になっていきますよ。
出来事と結果に明確な因果関係はない
―― ところで「エゴの主張」と、「ウニヒピリを大切にすること」の区別がつかなくなってしまうことがあります。そのあたりを明確にしたいのですが……。
モミラニさん エゴは中毒のように「すべてを掌握して対処しよう」と正しさの情報を集めたり、頭で決めつけたりしているウハネの思考や主張です。ウニヒピリを大切にするというのは、どんなにネガティブな感情もその存在を認めて「オッケー。そんな記憶を抱え込んで辛かったね。見せてくれてありがとう。クリーニングしよう!」とウニヒピリの重荷を軽くして、認識を越えたところにある宇宙意識につながるものです。
木々やそよ風、鳥など身の回りのすべての存在が音楽を奏でながら宇宙とのダンスを楽しんでいても、ウニヒピリとウハネがひとつでないと共振共鳴できません。逆に「感情と思考を手放してクリーニングする」というウハネの仕事を果たせば、神聖なリズムとの一体感や平和をはっきり感じられますよ。
最後に「記憶とは何か」についても触れておきたいと思います。それは過去に起きた嫌な出来事に対するもの、ビジネスで抱えている案件、上司、家族、まわりの人々……対象が何であれ誰であれ、この大宇宙が創造された瞬間から今現在に至るまでに溜め込まれた膨大な記憶のこと。表面意識では認識できませんが、これらをクリーニングに含めることが大事です。そして、そのように溜め込まれた記憶が、カラダに不調として表れます。クリーニングは、この三次元に生きる私たちが自由になるために、神聖なる存在から与えられたギフトです。ウニヒピリの重荷になっている期待もジャッジも諦めも消去していきたいですよね。未来についても内省して「先に」クリーニングしておくと、直面する出来事に右往左往して打ちのめされず、自己を保護できます。
「出来事と結果に明確な因果関係はない」という2つ事例をご紹介しましょう。あるとき知人が熱湯を私の手の上にこぼしてしまうという出来事があったのですが、その瞬間にウニヒピリをケアしてクリーニングしたら痛みを感じずヤケドも負いませんでした。また左右の親知らずを抜歯した直後に人前で講師を務めねばならないことがあり、先に不安や心配、恐怖をクリーニングすることで難なく切り抜けられました。
この物理世界において、私たちの意識が持つ力は絶大です。記憶を消去して癒しの根源につながって、ウニヒピリに愛と保護を届けると結果が変わってきます。神聖なる存在という無限の源と同調して、本来のブループリントを生きていきたいですよね。
―― 理解を超えたところに内なる平和がありますね。本日はありがとうございました。
(インタビュー:高木みのり)
(『元気な暮らし』2024年9月号掲載)
モミラニ・ラムストラムさん

1983年、オアフ島でモーナ女史が開催したSITHのミニレクチャーに参加して以来、スタッフとして活動。カリフォルニア州で行われるSITHのクラスのメイン講師として33年以上を教え続け、講師として携わったクラスの数はカリフォルニアを始め、日本、台湾を含め500回以上となる。近年ではクリーニングのインスピレーションから絵画を始め、展覧会が開催されている。
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平良アイリーンさんへのインタビュー(1)
今回は、SITHホ・オポノポノの日本上陸から17年、イハレアカラ・ヒューレン博士やKR女史を始めとする講師陣と長く接しておられるホ・オポノポノアジア広報の平良アイリーンさんにお話を伺いました。
あがいて切羽つまって降参する日々です
―― 日々の出来事にかき乱されて意識が外に向かってしまうときに、ホ・オポノポノの基本となる内省と、クリーニングのカギである「ウニヒピリ」との良好な関係を保つために、何かなさっていることがあれば伺いたいです。
平良アイリーンさん(以下、アイリーンさん) 正直なところ自分を「トラブルメーカー」だなと感じることが多くて。ホ・オポノポノの仕事に携わらせていただいているのもそのためだと思うのです。
日々のさまざまな出来事に対しても、ウニヒピリを無視して、「説明して理解してもらおう」「逃げてみよう」「この人を変えてやろう」と頭の中で考えたことをどんどん実行に移して、何とかしようとあがいてしまいます。切羽つまって「もう本当にムリだ!」となった時、ようやく降参して、ウニヒピリに向き合うといった具合です。
でも「本当にごめんなさい!」と真摯にウニヒピリに手を差し伸べて、操作も画策もコントロールもない「悔悟と許し」のゼロの状態になると、自分の中に慈愛や母性、純粋なものを感じるし、神聖なる存在の流れに戻っていけるんです。本当はもっとリズムに乗って、クリーニングができたらいいんでしょうけれど……。
―― キレイ事ではないですから。他人事とは思えないです。
アイリーンさん 子育てと年老いていく親とのはざまで葛藤もあります。子どもとのやり取りに疲弊して思ってもないことを言ってしまったり、「それが私の思いなんだ!」と信じて疑うことなく一生懸命叫んでしまったり。ヘトヘトになって「もう、すべてが本当に無力……」という時こそ、外側ばかり見ていたことに気づいて、ウニヒピリに「ありのままの自分を見せてくれてありがとう。これは私たち(ウハネとウニヒピリ)が遥か昔から持っていたことだよね。一緒にクリーニングしてくれるかな?」と謙虚な状態になって、ひたすら謝ってみたり、愛の存在を伝えてみたり、クリーニングツールを駆使したりして、ウニヒピリとの関係を再構築している気がします。
―― 結局はウニヒピリと向き合うしかないですものね。
アイリーンさん そのウニヒピリに向き合った時、その場で変化を体験することもあれば、時間差で変わることもあるけれど、肩の荷が下りて自然と落ち着く時が必ず来ますよね。目の前に変化が見られなくても、自分自身とウニヒピリだけに注意を払っていると、必ず私の体験として変化が訪れます。
―― とにかく自分自身と対話をして、何を抱え込んでいるのか問いかけることですよね。
アイリーンさん 「どうやってウニヒピリに話しかければいいかわからない」という質問をよく見聞きするのですが、ウニヒピリは私たち自身の一部であり、自分そのものだから、「今ここにある、心臓をえぐり出されるような苦しみ」さえも、ウニヒピリが「今」訴えていることですよね。「見せてくれて本当にありがとう」と伝えて、次に見せてくれる出来事をウニヒピリからのメッセージだと思ってクリーニングするようにしています。
とにかく泥臭く、一生懸命やっています
アイリーンさん もともと私は時間を守れなかったり、物事を溜め込んで追い込まれないと取り組めないので、「自分は怠け者なんだ」という体験が沢山あるんです。
でも最近は、まず朝起きて、ベッドから出る前に必ずウニヒピリに「おはよう!一緒に居てくれてありがとう」と声をかけるようにしています。家族に声をかけたり、スマートフォンをチェックしたり、急いで朝ごはんの支度を始める前に。そうすると、とても穏やかに一日を始められるし、必要な情報を必要なタイミングできちんと受け取れます。
―― 神聖なリズム、流れに乗っている感覚ですね。
アイリーンさん ウニヒピリと朝一番にコミュニケーションを取ると、「スケジュール帳を見る」よりも遥かにすごいシステムが働いて、神聖なる存在からインスピレーションがパッパッと届いて必要なことに気づけます。意図的に何かを仕組む必要もなく、物事が自然にスムーズに開かれていきます。
創造性をかきたてる元気の源からアイデアが次々と湧き出てくるといったことも、すべてウニヒピリの協力なしにはあり得ないですよね。ウニヒピリが記憶から自由になって、軽ければ軽いほど、どんどん新たな展開を見せてくれるので、ウニヒピリの最短ナビゲーション術はすごいなぁと思います。
逆に、ウニヒピリを無視して、頭で決めた結果に向かってガツガツしていると、疲れだけが残ります。その差は歴然です。
―― 何か大きなものの一部になったように自然な流れで、自動ドアが次々と開いて整っていくような体験は、それを起こしているのは自分ではないとわかりますよね。
その自覚があるからこそ、私の場合は「次に同じようにできるとは限らないかも」という不安と恐怖に陥ることが多かったです。「神聖なる存在に対する信頼のなさ」を自覚して以来、それを日々のクリーニングに含めているんですよ。
アイリーンさん 私も全く同じタイプです。期待と不安と恐怖が入り混じっていることも、ウニヒピリが見せてくれているんだ、と気づいてクリーニングしています。「やっぱりダメだった」という体験を重ねた結果の不信感かもしれないし、その失敗によって過去世では自分か家族が殺されちゃったの?というほどの恐怖を感じることもあります。
イハレアカラ博士も講師の方々も、「その湧き上がってきた自分の気持ちを、小さく見積もって見過ごすな」「何の記憶とつながっているかは表面意識でわかり得ないし、ウニヒピリが見せてくれるものこそが最優先事項だよ!」って。たとえばCMを見て不快感を覚えた時、その違和感を軽んじないで、クリーニング。それをするか否かが生死に関わるほどに重い記憶かもしれないし、本来の目的や達成すべきことにつながるかもしれない。それはもちろん分かり得ない分野なので、追求する必要もないんですけど……。
とにかく一生懸命、泥臭くやっていて、キレイ事ではないです(笑)。でもウニヒピリと一緒にクリーニングしていくことの恩恵は、いつだって想像を遥か超えたところにあるので、続けていたら過去も現在も未来も全方向で整っていくことも感じるので、お互い実践し続けましょう!
―― 本当に。クリーニングを始めた時が前々前世のように感じられるほど、当時には想像もできなかった現実を今、生きていることを改めて感じました。実践し続けましょう!本日はありがとうございました。
(文責:高木 みのり)
(『元気な暮らし』2024年8月号掲載)
平良アイリーン

1983年、東京生まれ。明治学院大学文学部卒業。2007年にホ・オポノポノと出会って以来、生活のあらゆる場面で実践中。現在はSITHホ・オポノポノ・アジア事務局広報担当として、日本をはじめアジア各国の講演会の際に講師に同伴し活動している。また、ヒューレン博士やKR女史のそばで学んだ自身の体験をシェアする講演活動を行っている。著書に『ウニヒピリのおしゃべり』、『ホ・オポノポノジャーニー ほんとうの自分を生きる旅』、翻訳書に『ホ・オポノポノライフ ほんとうの自分を取り戻し、豊かに生きる』『ハワイの叡智ホ・オポノポノ 幸せになる31の言葉』(すべて講談社)ほか。
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ジーンさんへのインタビュー(15)
今回は、1982年に創始者のモーナ女史に出会って以来、30年以上に渡って公私ともに実践しておられるジーン・ナカサトさんにお話を伺いました。
(前回の続きです)
健康とは霊的・精神的・身体的なバランスを取ること
ジーン・ナカサトさん(以下、ジーンさん) ホ・オポノポノで「健康」とは、人の身体だけでなく、この宇宙に創造された有機物、無機物、生物、非生物といったすべての存在の原子分子まで含めた「包括的な健康」を扱っています。たとえば「お金さん」が病気にかかることもあれば、地球さんや土地さんは糖尿病かもしれません。地震が多発するのは、地球さんが頭痛を訴えているためかもしれませんよね。
つまりクリーニングで「健康」を扱うとき、すべての存在の霊的・精神的・身体的な健康を包括して、神聖なる存在の視点でバランスを取ることを大切にしているんです。
―― 一般には「人の健康」しか思い至らないですよね。
ジーンさん ホ・オポノポノで、「すべての存在にアイデンティティがある」というとき、その霊的・精神的・身体的な健康が含まれているのです。たとえば家や土地を扱うとき、歴史を通じた数々の戦争の記憶、振動が残っているところへ引っ越したり売買に関わったりすると、理由のわからない病気になることだってあります。それが土地の記憶とは気づかずにね。
―― だからクリーニングが必要なのですね。
ジーンさん そうです。自分自身のクリーニングだけでなく、私たちに付属するすべてのものについてもね。特に家族、親類、先祖代々については、かつて誰がどんな職業でどんな人生を歩んだのか知り得ませんよね。「腹痛に悩んでいる」という原因が、前世の切腹にあるかもしれないし、戦中に爆撃を受けた土地にあるのかもしれない。そのようにあらゆる振動が残っている場所にクリーニングをしないで行くと、悪夢を見たり頭痛や呼吸トラブルに陥ったり、どうなるかはわからないですよね。
―― 事前にクリーニングをすることも大事ですね!
大切なのは、逆境に耐えうる「しなやかさ」
ジーンさん ホ・オポノポノでは、問題があるときも「何も起こっていない」と感じるときも、予防としてクリーニングすることを伝えていますね。
―― そして日々クリーニングを実践しているからといって、何の問題も起こらないというわけではないですよね。
ジーンさん その通り!「クリーニングをしているから問題が起こるはずがないのに!」とか、「どうしてクリーニングしているのにこんなことが起こり得るの!?」と皆さんおっしゃいますが、どれほどの過去世と記憶を積み重ねて今に至っているのかはわかりません。そこでクリーニングを継続するために「レジリエンス(逆境に耐えうるしなやかさ)」が大切だということをお伝えしたいと思います。
どんな出来事も、どのように反応するかなのです。カオスの渦中でも、平和のうちに対応することもできるのですから。
―― まさにそのレジリエンスを育ててこられた講師として、ジーンさんのご体験をシェアいただけますか?
ジーンさん 以前にお話しましたが、ピットブルに襲われた出来事がわかりやすいでしょうね。
あちこち噛みつかれて血まみれになり騒然とした混乱状態でも、自動的にクリーニングをしていたおかげで、完全な穏やかさを保っていられました。そして、「これは犬ではない」という神聖なる存在のインスピレーションを受けたので、すぐに「オーケー。それなら“私自身の内側の何か”が原因で、この出来事が起きているんだ」と取り組むことができたんです。
ヒザの大手術をしたときは、その数年後に、ヒザに埋め込んだロッドから何かが緩んで外れた音が聞こえたという出来事もありました。みんなは「医師を訴えるべきだ!」と言いましたが、その医師は一万件以上のヒザの手術経験もあり、「あなたのヒザは見たこともないほどひどい状態だ」と特別な専用ロッドをつくってくれた人です。そこでクリーニングをして、やはりその医師に診てもらいました。もともと粉々に砕けていたヒザを回復まで導いてくれたのですから。ホネが折れた程度ならレーザーで治っても、「コレは回復は見込めないんじゃないか」とリハビリにあたった専門の方々にも言われたほどなんですよ。3度に渡るヒザの手術を受けてクリーニングを続けた結果、今では完璧な健康状態を取り戻しましたからね。
―― エクササイズに週3回通って、200回ものスクワットをこなしていらっしゃるとか。ヒザの大手術をした人とは思えません。
ジーンさん ほかにも4分間のプランクをしています(笑)。このようなエクササイズができるようになるなんて、40代のころは想像もできませんでしたよ。
歳を重ねることは人生の最終局面ではない
ジーンさん だんだんできることが増えて、強くなってきました。同世代もエクササイズ仲間も「歳を取ると病気ばかりで動きもニブくなるし、太ってきた!」と嘆いているんですけど、それを聞くたびにクリーニングをして、「それは真実ではないわよ」って言うんです。医師たちにも、「疲れを感じたりしないのかい!?」って聞かれるのだけど、「全然」って、答えています(笑)。今年74歳になりますが、年齢を感じませんから。
―― すごすぎます。それに昨夏にお会いしたときよりも、さらにお若く見えます。
ジーンさん 私たちが普段からどのような「思考」でいるか。それをクリーニングあるのみですよね。歳を重ねることは、人生の最終局面というわけではないですから。
―― 世の中に溢れる「思考の型」こそが、人生を行き詰まらせているように感じます。
ジーンさん その通りですね。だからまずはクリーニング。そしてクリーニングに基づいたアクションを取ることと、継続すること。ここが一番難しいところだし、モーナ女史はよく「ほんの一瞬の意識が大事で、やるかやらないかなのよ」と言っていました。
それにはウニヒピリとウハネのケアがすごく重要。もしも双方が「神聖なる存在がどのように機能するか」と、自分たちにどんな役割と目的があるのかを理解できたら、いちいち考えなくても自動的にクリーニングしてくれます。自己をしっかりケアすることが大事なんです。
犬に襲われたときに穏やかでいられたのも、ウニヒピリが自動的にクリーニングをしていたからなのです。
―― 「自己のケア」というとき、「自分のことを優先してはいけない。人の面倒を見ることを優先すべきだ」という社会通念が邪魔をしているなとも感じます。
ジーンさん その思い込みは洗脳のようなもので、クリーニングですよね。
社会で求められる責務、たとえば両親や祖父母の介護や、コミュニティの分担を続けていいし、それらを放り出せというわけでもないの。「何事も行動を起こす前にウニヒピリの準備が整っているかどうかを確認して、クリーニングすること」が大事。それをせずに誰かの世話ばかりを続けていたら、彼らの問題と記憶を引き受けることになります。すると疲労やストレスが溜まって、「何でこんな責務を自分自身に押し付けるの?!」とイライラが募りますよね。常にウニヒピリが大丈夫かを確認すること。すると人助けもラクにできますよ。
―― 健康を包括してクリーニングすることなど、とても大事な視点を伺うことができました。本日もありがとうございました。
(文責:高木 みのり)
(『元気な暮らし』2024年7月号掲載)
ジーン・ナカサト

2007年から現在までマウイを中心にSITH講師として活動。ハワイ州教育省の教育スペシャリストとしてハワイにおける教育施設の環境向上に務める。クラスの中では自身の生活の他に職場でのクリーニングに関してもシェアをしている。イハレアカラ・ヒューレン博士からの長年の支持を受け、SITHファウンデーションにもクリーニングを通して常に参加している。
当記事に関して
※当記事は(株)トータルヘルスデザイン発行の無料月刊情報誌『元気な暮らし』に掲載された記事を元に再構成をしております。
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