このブログでは「ホ・オポノポノ」を長年実践している講師をお招きし、様々なお話を伺います。


ホ・オポノポノ手帳2025

マハヤナさんへのインタビュー(4)

2019年10月25日

今回は、ホ・オポノポノ講師としてクリーニングを実践されている、マハヤナI. ドゥガストさんにお話を伺いました。
前回のマハヤナI. ドゥガストさんのインタビュー(3)は、こちらをご覧くださいませ。


自分の性に対する自信を取り戻す



―― 女性がビジネスに邁進するうち、内なる男性性が強固になってしまう。そのことで女性性を表現できずに苦しくなってしまうというお話でした。


マハヤナI・ドゥガストさん(以下、マハヤナさん) 女性の生き方が多様化しているなかでも特に、女性が共通して抱えている問題のように感じます。クライアントの中には管理職についている女性がとても多いのですが、彼女たちと接しているうちに、あまりにたくさんのことをマネージメントしているうちに男性性が強固になると同時に、女性性を抑圧したり否定したりしてしまうことに気づきました。

人は本来、誰もが男性性と女性性の両方を持っています。ウニヒピリが苦しんでいることに気づいたら、女性らしく振る舞うことを否定しないで、ゆるしてあげるのです。そして、表現してみる。たとえば肌寒いことを感じたとき、「寒いから窓を閉めてよ!」と命令しないで、「なんか寒いなぁ…。窓を閉めてくれたら嬉しいなぁ」と頼ってみるとかね(笑)。


―― 良い悪いではなく、いわゆる「男女平等」が進んだ国々では、「あるある」話かもしれませんね。誰かに頼らず何でも自分でしなくちゃいけない! 弱い自分を認めてはいけない! 強くなくちゃ生きていけない! という隠された信念が自分自身の内にあることにも気づきます。


マハヤナさん 「男性の世話をすることが女性の仕事」だというある種の常識、行き過ぎた父権に対して男女平等を推し進める一方で、境界線を越えて行き過ぎてしまった。男女平等の流れには、そのような側面があると感じています。たとえば女性の内にある本来の女性性が失われて、女性は男性に対して何が適切な対応なのかわからなくなっています。男性の側でも、本来の男性性を殺してしまうので、女性をどう扱ったらいいのかわからなくなっているんです。たとえば女性のためにドアを開ける「レディーファースト」の文化ですが、昨今の女性は「私のことを見下さないで! ドアくらい自分で開けられるわ!」と言い放ってしまいます。ある男友達は、好きな人のためにドアを開けたら、そう突き放されたので「傷ついて立ち直れそうもない」と言っていました。お互いに自分の性に対する自信を回復させる必要があるんです。


本当の愛を育てる時代へ



マハヤナさん ところが、まだまだ世の中には、「経済的に面倒をみてあげるのだから、女性がすべてを捧げてくれるのは当然」という古いデータに支配されている男性も、50代後半以上で大多数を占めています。特に私が住んでいる南フランスでは根強くて、「養ってあげるのに、何が不足なんだ!」という具合です。不足というより自由がないのだからむしろ監獄、「あら、それならバイバイ♪」ですよね。働くのは自由を得るためかもしれませんね。


―― 日本でも熟年離婚という言葉があるので、状況は似ているように感じます。でもそれを見たらクリーニングということですね。


マハヤナさん そうです。あなたのなかの記憶と男性性、女性性をクリーニング。それがどんなことであってもです。誰もが皆、古いデータに支配されているんです。フランスでは結婚と離婚を繰り返す人々がとても多いのですが、自分が支配されているデータに気づいて根っこを断たない限り、誰かがつくった慣習に支配されて、パターンに振り回され続けるだけ。相手を犬のように従わせていたら、お互いに尊敬できませんよね。パートナーであるためには極性が必要です。バッテリーのようにね。情熱を生み出すのは極性なのですから。

私の答えは「あなたを愛しているわ。でももっと愛しているのは私の神性なの」です。今、私たちは次の段階に進もうとしています。男女問わず、それぞれ自分の世話ができることを認識して、自己の中にある女性性と男性性を統合して、本当の愛を育てる段階に入ったのではないかと感じます。自分を愛している人は輝いています。もしもそれぞれが自分を愛して、自分を愛する二人がお互いを愛せたなら、素敵だと思いませんか?


―― 現代人を救出するためのクラスを開いてもらいたいです(笑)。本当にビジネスを超えた生き方、在り方ですね! 多くの示唆をいただきました。ありがとうございます。
(インタビュー:高木みのり)


(『元気な暮らし』2019年11月号掲載)




マハヤナ I. ドゥガスト (Mahayana I. Dugast)マハヤナさんプロフィール
自然回帰からくるセルフヒーリングを教えるヒーラーとして、また自己啓発の講師や執筆者として活躍する中、導かれるようにホ・オポノポノに出合い、公私にわたり実践。2010年にステージ2の癌を告知され、クリーニングとインスピレーションの実践を重ねて治癒を経験。自己ヒーリングが脳に与える数々の影響を学び、マインドフルネスについての造詣も深い。3人の息子と1人の孫を持つ。自然回帰からくるセルフヒーリングを教えるヒーラーとして、また自己啓発の講師や執筆者として活躍する中、導かれるようにホ・オポノポノに出合い、公私にわたり実践。2010年にステージ2の癌を告知され、クリーニングとインスピレーションの実践を重ねて治癒を経験。自己ヒーリングが脳に与える数々の影響を学び、マインドフルネスについての造詣も深い。3人の息子と1人の孫を持つ。



当記事に関して


※当記事は(株)トータルヘルスデザイン発行の無料月刊情報誌『元気な暮らし』に掲載された記事を元に再構成をしております。
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Posted by THDstaff at 10:00 │講師の方々に訊く