このブログでは「ホ・オポノポノ」を長年実践している講師をお招きし、様々なお話を伺います。


ホ・オポノポノ手帳2025

デルーカさんへのインタビュー(3)

2019年02月22日

イハレアカラ・ヒューレン博士の推薦によって講師になられ、20年以上クリーニングを続けておられる、ジーン・ピエール デルーカ氏にお話を伺いました。


ウニヒピリに助けられた!


―― こんにちは! 今回のビジネスクラスでは、どのようなお話をされたか教えてください。


ジーン・ピエール デルーカさん(以下、デルーカさん)まず、ホ・オポノポノでは「ビジネス」そのものも個性と意志を持つ存在、アイデンティティーとして捉えます。はるか昔、生命がこの世に誕生したとき、私たちのアイデンティティーである3つのセルフ、子ども(ウニヒピリ)・母親(ウハネ)・父親(アウマクア)はつながっていたんです。いつしかそこに分離が生まれ、母親の子どもに対するケアも失われました。SITHホ・オポノポノでは、3つのセルフのつながりを取り戻すことを大切に考えています。関係性を取り戻すことで、アイデンティティーが本来の状態になっていきます。ウニヒピリは仕事においても、人生においても、最も重要なパートナーです。ウニヒピリとのパートナーシップが、どんな銀行から融資を受けるより、どんなにいいスタッフが来るよりも大切なことなんです。


―― ウニヒピリとの関係を取り戻すことが重要ですね。


デルーカさん ウニヒピリはこの世が誕生してから今日までの記憶を保存しています。記憶から、さまざまな感情や考えが浮かんでくるんです。クリーニングとは、この世が誕生してから受け入れてきたこと、つくりだしてきたことを変換してゼロに戻していくプロセスです。ウニヒピリが記憶を抱えているので、何か問題が起こると「原因はこれだ」と思いがちですが、本当の原因はわからないんです。


―― ウニヒピリとうまく関わるにはどうしたらいいでしょうか。


デルーカさん 感情はウニヒピリからのメッセージです。ですから、感情を受け取ることがコミュニケーションになっていくんですね。私は毎朝必ず「私のからだを守ってくれてありがとう」「健康にしてくれてありがとう」「幸せな気持ちをありがとう」と話しかけています。仕事をしているときも「忙しくしてごめん」などと話しています。クリーニングをしていくと、だんだん感情に踊らされなくなってきます。

ウニヒピリはからだの管理もしてくれています。私はいつも車に乗る前に「からだの管理をしてくれてありがとう」と声をかけています。

あるときのことです。家の近くに大きな橋ができたので、便利になったと喜んでいました。青信号になって、さあ行こうと思ったとき、なぜだかわからないのですが、私はゆっくりとスピードを落として運転をしていました。次の瞬間です。こちらが青信号にもかかわらず、大きなダンプカーが横切っていきました。もし私がいつも通りスピードを上げて走っていたら、ぶつかっていたでしょう。ウニヒピリが助けてくれたんです。頭で15の情報が処理できるとしたら、潜在意識は1100万の情報が処理できるので、どうしたらいいかがわかるのです。

クリーニングをしていくと、思考も整理されていきます。何かあったときには、神聖なる存在に「こんなときはどんなツールを使いますか?」などと聞いてみます。あとはインスピレーションによって行動するだけです。


―― ウニヒピリ、すごいですね! 神聖なる存在からの回答は、どのようにキャッチされていますか。


デルーカさん 神聖なる存在は必ず答えてくれています。ただ、ほとんどの場合は多くの記憶に埋もれてしまい、どれが神聖なる存在からのインスピレーションなのかわかりません。スピーカーがガガーッと大きな音を出している中で、コソコソッと耳打ちされているようなものです(笑)。ここは、ひたすらクリーニングあるのみです!ツールはどのように使ってもよいのでなるべく身近なものを利用して、シーポートシールを貼ったり、ブルーソーラーウォーターを飲んだりします。浮かんだ答えがインスピレーションなのか、記憶なのかはわかり得ません。ただクリーニングを続けているうちに、自然と道が開いていきました。今では経済的にも精神的にも豊かですし、孫と遊ぶのも楽しいですし、こうして世界中いろんなところに出かけられます。


―― うらやましいです(笑)。


デルーカさん その「うらやましい」をクリーニングですよ(笑)! ここで注意しなくてはならないことは、神聖なる存在に期待をしない、ということです。神聖なる存在はコンシェルジュではありませんからね。ですが、あなたにとって最大の恩恵を提供してくれます。


デルーカさん
ジーン・ピエール デルーカさん


期待をクリーニング!


―― 怒りや悲しみなどのため込んだ感情は、いくらクリーニングをしても出てくるので、クリーニングになっているのかなと思ってしまいます。


デルーカさん 期待がたまっていますね(笑)。私の例をお話ししましょう。私が結婚したときに、妻には連れ子がいました。当時、12歳の女の子で、「私が悪い子だから、親が離婚したんだ」と思い詰めているようなところがありました。彼女は、平日は実のお父さんのところに行き、土日だけ一緒に過ごしていたのですが、私とは全く口をきいてくれません。私は彼女の両親を離婚させた悪者になってしまいました。学校も変えなくてはいけない、今までの友達にも会えない。その辛さを私にぶつけているようでした。土日は一緒に朝ご飯を食べていましたが、ずっと無視され続けていました。

長い年月を経て、あるときのことです。テーブルの私の席のところにプレゼントが置いてあったんです。「間違いじゃない?君のじゃないの?」と妻に言ったら、「いいえ、あなたのよ」と。開けてみると、娘からのプレゼントだったんです。彼女は半年前にお母さんになりました。お産のときに、妻と病院に行ったら、赤ちゃんを妻にではなく、私に「抱っこしてあげて」と渡してくれました。

ここまでくるのに9年かかりました! どうか根気強くあってください(笑)。


―― 期待せずに続けることが鍵ですね!「何も変わらないのかな」という不安や期待をクリーニングすることから始めたいと思いました。


デルーカさん 変わっていないように思っていても、実はいろんな場面で救われていたということがあります。もしかしたら、待ち合わせに遅れていったおかげで事故から免れていたのかもしれない。ですが、普段の生活でそのように考えることは難しいですね。健康であっても、当たり前のように思ってしまいます。私たちの思考には制限があります。わからないことばかりなんです。クリーニングを続けて、インスピレーションに沿って行動していくことで、無限の可能性につながっていきますよ!


―― 気負わずに自然体でクリーニングすることが大事だと、改めて思いました。本日はありがとうございました!
(インタビュー:太田 陽子)



(『元気な暮らし』2019年3月号掲載)



ジーン・ピエール デルーカ
ジーン・ピエール デルーカさん
1992年、ボストンでホ・オポノポノのクラスを受講、イハレアカラ・ヒューレン博士と出会って以来、クリーニングの実践を続ける。数々の出来事でこのメソッドの力強さを体験。自らの治癒例が、クリーニングとからだの変化について、学者が医療的研究を始めるきっかけとなった。イハレアカラ・ヒューレン博士に推薦され講師になった一人で、アメリカ・ボストンを中心にイギリスやフランスでも長年にわたり講師を務める。人間関係、家族関係、仕事など、日常生活の中での具体的なクリーニング実践法に焦点を当てたクラスが好評。


当記事に関して


※当記事は(株)トータルヘルスデザイン発行の無料月刊情報誌『元気な暮らし』に掲載された記事を元に再構成をしております。
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Posted by THDstaff at 10:00 │講師の方々に訊く