メリーさんへのインタビュー(3)
☆今回は、世界中でホ・オポノポノのマスターコーディネーターとしてクリーニングを実践されている、メリー・コーラー女史のインタビューを、引き続きお届けします。
インスピレーションで動きたい。
―― 放射性物質による汚染は気になる問題の一つです。今、日本の女性にとって子育て中のお母さんには特に、だと思います。いろいろな見方があって、私もどう捉えていいのかわからなくなります。
メリーさん すべては、「クリーニングして、手放していくため」に現れています。福島の爆発事故も例外ではなく、どんな問題も「自分の中の記憶」の再生で、外側には存在しません。
「何かが“悪い”」と判断している、そのみんなの想念が集中して目の前に映し出されている。それをクリーニングすることで、みんなが大きく前進できます。
―― クリーニングだけではなく、行動も必要では、というお声もありますね。
メリーさん 「クリーニングとは、何もしないことですか?」という質問をいただいたのですが、そうではありません。「すべての行動を“インスピレーションによって”起こしたいために」、クリーニングするのです。
私たちは多くの場合、不安だからとか、守るためにとか、当然だからとか、「記憶」によって動かされてしまいます。そうではなく、クリーニングして「無」の状態をつくった結果、反対運動なのか、引っ越しなのか、新しいエネルギーのアイデアなのか、何らかのインスピレーションを得るかもしれません。そういうときは、いつもと違う感覚で、考える間もなく実行してしまうでしょう。そして振りかえったとき、「あぁ、クリーニングでこういうことが起きていたのか」とわかる感じですね。
―― 実感がなくても、知らないところで変化が起きていることもあるのですよね。
メリーさん そう、クリーニングによってどんなことが生み出されているのかは、誰にもわかりません。先日、私がなにげなくクリーニングしていたことが、もしかすると世界情勢に一石を投じたのでは、と感じる出来事がありました。起きたことが私のクリーニングに関係しているかもしれないし、していないかもしれない。でもそれを感じてから、自分のクリーニングについて認識が変わりました。来日中も、日本の新聞記事一つひとつに真剣に取り組み、読んだときに起こる自分の反応をクリーニングしています。
ヒューレン博士は、「もしクリーニングによってどれだけの結果が生み出されているのか目に見えれば、みんなもっとクリーニングをするのに」と言っています。実際、女性の持つクリーニングの力は、絶大なるものです。一人の女性がクリーニングすることで家族全員に、さらに社会全体に、世界に影響を与えます。「自分の役割はクリーニングだ」と、女性がその力を自覚する必要があると思います。
「幸せになりたい」、その前に。
―― 女性というところでもうひとつ。近年、望んでいてもお子さんを授からないご夫婦が増えているそうです。
メリーさん それはまず、「子どもがほしい」と思うところからクリーニングできます。「女は子どもを産むのが幸せ」、「夫婦は子どもを持つべき」などのいろいろな観念、「子どもを持たないと女性が宣言することで受ける社会からの批判」など、すべてクリーニングしていけば、子どもを産んでもいいし、産まなくてもいいという自由がもたらされます。結果、赤ちゃんは正しい時期に、正しい場所に生まれ、必要のない人のところにはやってきません。自分が平和であるなら、どちらも正しいのです。「自分にとって完璧なこと」を選択していくことが大事です。私のように7人も授かるというのは、過去世で子どもを持てなかったのかもしれません(笑)!
―― さらに、ホ・オポノポノの講師として世界を飛び回るママになる可能性もあるわけですね(笑)。
メリーさん そう、正しい姿は、神聖なる存在だけが知っています。多くの女性は「幸せになりたい」と思うものですが、この前提に、「自分が不幸だ」という思いがあるのはわかりますか? この「不足感」を、先にクリーニングするのが大事です。
―― なるほど、そうですね。「何かをしたい、やりたい」という気持ちがあっても、どう動いてよいのかわからない、たとえば、海外在住という夢があっても、実際どう行動していいかわからないなどの場合はどうでしょう?
メリーさん 「海外に住みたい」と思っていることからクリーニングすると良いでしょう。その感情は過去の記憶によって現れているかもしれません。望んでいることがその人にとってふさわしいかどうかは、その人自身も、誰も知らない。神聖なる存在だけが知っているのです。「行きたい」「住みたい」という思いをクリーニングすると、その思いが消えるかもしれませんし、道が開いてチャンスが得られるかもしれません。いずれにしても正しい場所に導かれるでしょう。瞬間瞬間クリーニングして、正しい場所にいたいですね。
―― 大切なお話の数々、ありがとうございました! (インタビュー:滝澤 朋子)
(2014年4月『元気な暮らし』掲載)
(MARY MY WILD IRISH ROSE KOEHLER)
IZILLCが主催するSITHホ・オポノポノクラスのマスターコーディネーター。長年に渡って、アメリカをはじめ世界各国で開催されているクラスの主催に携わり、自身も世界中でクラスのトレーナーを勤める。 私生活では夫と七人の子どもとの家族の関わり合いの中で、またビジネスでもクリーニングを実践し、役立てている。
当記事に関して
※当記事は(株)トータルヘルスデザイン発行の無料月刊情報誌『元気な暮らし』に掲載された記事を元に再構成をしております。
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