モミラニ女史へのインタビュー(3)
☆今回は、ホ・オポノポノ講師としてクリーニングを続けられている、モミラニ・ラムストラム女史に引き続きお話を伺いました。
「クリーニングしたか」だけ
―― 先日、あるネットワークサービス(SNS)へ誘っていただいて、自分の中にあったセキュリティの不安などをクリーニングしないままに使いはじめたところ、2日とたたずに大きなトラブルを起こしてしまいました。とても後悔しました。
モミラニ女史 誰でも間違いは起こしますよ。私なんか、もうしょっちゅう(笑)。ホ・オポノポノの素晴らしいところは、タイムトラベルのように過去に後悔したことについてもクリーニングできるところですね。恥ずかしかったこと、間違えちゃったこと、あの時ああしなければ…、そういう気持ちも、過去に体験してクリーニングしないままであれば、あなたの中にまだ在るのです。それを思い出した時、すかさずクリーニングするだけで、また平和に戻れるんですよね。過去のことも全部、「今の私たち」が自由自在に時間を超えてクリーニングできます。
何をしたか、何を言ったか、ということより、最終的に自分に問いかけたいのは「クリーニングしましたか?」ということなんです。問いかけて、「した」というところに戻れることこそが、貴いのです。
―― いつまでもうじうじ後悔しているとずっと苦しいですが、「自分はクリーニングをしたのだ」と終わらせていくことができるのですね。
モミラニ女史 そう、それが一番賢いわけです。私たちはどうしようもありません。記憶の再生で間違ってしまうし、やってしまうし、本当に、どうすることもできなかったのです。過去世でも、今世も、何度も何度も繰り返されてきました。そして、今世はその「どうしようもなかったこと」を、「今、この瞬間にクリーニングすること」が選択できます。「アイラブユー」と言う、その選択肢があるわけです。クリーニングをしなければ、また悪循環が繰り返されていくだけです。
クリーニングを常に忘れないようにする
再会できた「問題」は宝物
モミラニ女史 今までは人をとがめたり、自分の物語を信じ込んだり、自分はバカだとか価値がないのだとか、自分を過少評価したり、逆に過大評価したり、そんな過去の記憶の繰り返しの中で生きてきたわけですよね。
―― 耳が痛いですね…一通り全部やっています(笑)! 正当化したり、言い訳したり…。
モミラニ女史 みんな同じなのです。それを続けるのか、クリーニングを、自由を選択するのか、ということだけ。とてもシンプルなのです。あなたがもし人生の中で「ストレス」を感じたとしたら、自分の深い部分に蓄積されていたものが、今、湧き上がって、「やっと」目の前に流れてきたわけです。クリーニングしなければまた通り過ぎていって、今世、あなたは「そのストレス」と再び出合うことはできません。
探しものが川の流れにのってきたのを拾えなかったかのように、流れてきたそのときに向き合わなければ、流れていってまた川の奥底へ沈んで行ってしまいます。
―― やっと出てきた「宝物」なわけですね。
モミラニ女史 そう、だから「その瞬間にしか湧き起こらない感情」は、逃したくないのです。「起きていることは、今新しく生まれたものではない」ということを忘れず、「一回できたから、はい、終わり」としてしまわずに、瞬間瞬間、注意を置いて、気が付く度にそこへ戻ることが大切ですよね。
―― いつも、「はい、終わり」としてまた忘れてしまうのですよね…。「クリーニングを実践している人とは思えない(笑)」と同僚に笑われます。いつも大切なお話をお聴きしていながら進歩しない、ということをクリーニングします。ありがとうございました!
(インタビュー:滝澤 朋子)
(2013年2月『元気な暮らし』掲載)
Wave Media LLC最高経営責任者。音楽教材の著者でもあり、サンディエゴ・メサ・カレッジの音楽科主任教授として音楽論、聴覚発達教育家の中で日々教鞭を取る。1983 年、ハワイにて「SITHホ・オポノポノ」を初めて学んだ後、創始者の故モーナ女史の元でスタッフとなり、1985年よりマスタートレーナー・ヒューレン博士の元で50以上のクラスを担当。29年間で500を超えるクラスでトレーナーとして活動している。
当記事に関して
※当記事は(株)トータルヘルスデザイン発行の無料月刊情報誌『元気な暮らし』に掲載された記事を元に再構成をしております。
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