このブログでは「ホ・オポノポノ」を長年実践している講師をお招きし、様々なお話を伺います。


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クリスティーンさんへのインタビュー(1)

2021年03月26日

今回は、数字(お金)のクリーニングを通じて建設会計2社でご活躍のクリスティーン・レイマカマエ・チュウさんにお話を伺いました。ビジネス(仕事)のクリーニングについて奥深いお話を頂戴しました。



心を開いて、まわりのものに話しかけたら対話が始まった!


―― クリスティーンさんは20年以上クリーニングを実践されてきた中でさまざまな経緯を経て、現在は2つの会社で建設会計を担っていらっしゃるとのこと。数字やお金のクリーニングについて伺う前に、まずはホ・オポノポノを始めたきっかけと、今に至るまでのクリーニング体験を教えてください。


クリスティーン・レイマカマエ・チュウさん(以下、クリスティーンさん) :友人の誘いで初めてイハレアカラ博士の講義に参加したのは、それまでとは別の「在り方」を模索していたからです。どんな方法を試しても霊的に機能せず、平和が見出せず、私自身の内側もまわりの世界との関係性もうまく回っていませんでした。開催地は車で2時間もかかる場所。しかも金曜日の夜でしたので退勤してすぐ車を飛ばして向かいました。結果、内容以上に講義のリズムが心地よくて「これは試したい!」と翌日以降のクラスに参加したんです。


―― それで実際に何かが変わったのですね?


クリスティーンさん :状況が一変しました(笑)。私はカトリック教徒だったので、祈りが聞き届けられるための数々のルールや形式に縛られていたのですが、ホ・オポノポノでは、「あなたのグルはあなた自身で、必要としている答えを得るためにあなたの外側に行く必要はどこにもない」というのが衝撃的でした。ですが、これこそが進むべき完璧な道だと内なる自分が知っているような感覚があり、だんだん自分自身を信じられるようになったのです。私たちは誰でも既に、自分自身にとって何が正しく完璧なのかを知っていて、必要なのはただ「内なる声」に耳を傾けて実行に移すことだけ。それを繰り返すうちに人生を楽しめるようになりました。本当に大きな変化でした。


―― 精神的な大転換があったのですね。日常ではどんな変化がありましたか?


クリスティーンさん 生物・無生物にかかわらず、いろんなものに話しかけてみました(笑)。道を走る車とかね。すると、彼らが感じていることがわかるようになって、私の世界に存在するすべてのものが感謝をほしがっていること、「愛されていない」と切実に感じていることがわかったんです。そこで「愛しているよ、ありがとう」とシンプルに伝え続けるようになりました。そうするうちに、まわりの世界がどんどん広がっていったのです。


―― 私も自分が小さなお店を営んでいた頃、お店に話しかけたことがあります。感謝してほしい、愛されたいと感じているのは人間だけではないですよね。仕事はどうなったのですか?


自分と神性を信頼してインスピレーションを実行する


クリスティーンさん 当時は別の会社で嫌々、会計の仕事をしていました。それがあるとき「その仕事、辞められるわよ!」という内なる声がして…。全体像もわからずビジネスプランがあるわけでもないので、「それは面白そうだけど仕事を辞めてどうするの??」と思いましたが(笑)、それをクリーニングしてインスピレーションを実行し続けました。するとテストに合格したかのように次のステップが聞こえるようになったんです。まるで、「クリーニングをしたら次のステップを、もっともスムーズに運ぶ道を教えましょう。でもあなたが実際に一つひとつのステップに責任を持って取り組むのを待たなくてはいけません」というかのようにね。
 一つひとつの事象に対する自分自身の反応と丁寧に向き合って関わり合いながら、「そんな感情を見せてくれてありがとう、大丈夫、愛しているよ」と伝え続ける。そしてふと立ち止まって耳を傾けると、次にすることがわかって実行する。そうするうちに、いちいち質問を投げかける必要がなくなって、どんなことでも流れに乗って動けるようになっていったんです。


―― ただ呪文のように4つの言葉を唱えるのではなく、内なる家族(母であるウハネとして、ウニヒピリという子どものケアをする)にフォーカスしてクリーニングする。そしてインスピレーションを得たと感じたら、それに対する自分の思考・感情・判断をクリーニングして、責任を持って行動することが大切という点で、普通の人生とはまるで異なりますよね。でも実際に行動してみたら「どうしてこんなことに…(大泣)」というときもあります。


クリスティーンさん (笑)わかります。それは起きた出来事や自分自身を裁いているので、「OK、そう感じているのね」と受け止めて優しく抱きしめるように愛を注いで、「大丈夫!クリーニングしよう!」って続ければいい。ウニヒピリをおろそかにせず、どんなときも放置しないこと。ケアを怠らないからこそ開かれる扉があるのですから。助けを求めて祈って天に降伏しても、インスピレーションに基づいて行動しなかったら、「あなた自身には力がない」と認めているようなものですし、誰もあなたに耳を傾けることはない。自分自身の力と神性を信じ切って人生の責任を取ること。内なる真の力を利用するということです。ここが、ホ・オポノポノの最もエキサイティングなところだと思います。
 それでも日常の仕事や設定したゴール、〆切などに追われると簡単に忘れやすいですよね。そんなときはたいてい「ちょっと待った!休憩が必要!それはダメ!」とか、私が従いたくないことをウニヒピリが言いだすんですよ(笑)。そこでハッとして、「この世界に存在している理由はただひとつ。クリーニングのためだ!」と思い出せるかどうか。「タスクが何だ!仕事がどうした!クリーニングしないでいたら、どんなことでも意味がない!」と自分自身に立ち返ってウニヒピリのケアをする。転んでも立ち上がって、自分自身を整えてやり直せばいい。それだけで、毎日が「私自身について働きかける」という新しい学びの連続になるものです。


―― 私も、自分の内側をおろそかにするとウニヒピリが怒り心頭になったりやさぐれたりして転ぶので、また立ち上がってクリーニングの繰り返しです(苦笑)。そうして続けた先に何が起きたのですか?


クリスティーンさん 「花の仕事ができるわよ」と聞こえたので、花屋さんを開業することになったんです(笑)。


―― えっー!?会計の仕事を辞めて、突然花屋さん!?それはすごい挑戦ですね!


美しい世界で創造性豊かで楽しい日々がやってきた


クリスティーンさん (笑)でしょ。しかも花のこともフラワーアレンジメントのことも何にも知らない状態からのスタートです。でもね、それは「私の中心にある真実のまま、生きていけるのか?」という本当の意味のテストだったと思います。
 たとえば市場で何の脈絡もなく「この花を買って帰りなさい」とインスピレーションを受けたら、「そんなこと言ったってこの花は高すぎるでしょ」とか「その花の注文は受けてないから要らないでしょ」と却下したくなる。でもそんなときこそ「おっと!そうよね、ゴメンゴメン!」と内省してウニヒピリに謝って、市場でその聞こえたままの花を買って店に持ち帰ってみる。すると、その日の終わりには電話がかかってきて、まさにその花がほしいと注文が入る。そんな風に、すべてのことがステップバイステップ。目を覚まして、もっと美しい世界で創造性豊かに生きていけるようになるためのテストのようなものでした。それはすごく楽しくて、遊びに満ちていました。最終的にはブライダルのフラワーアレンジメントを専門にするようになって、予約が一年先まで埋まるほどだったんですよ。


―― 素敵。自分も楽しくて、相手も幸せになって、経済的にも回って行ったのですね。


クリスティーンさん 新郎新婦さんとご縁を持ったときからクリーニングを始めて、人生の節目である式当日を完璧に迎えるというありがたい仕事でした。そしてこの間ずっと、数字との関わりを通じて経済的なクリーニングが不可欠だったんですよ。



次回に続く
(文責:高木 みのり)


(『元気な暮らし』2021年4月号掲載)




クリスティーン・レイマカマエ・チュウクリスティーンさん



1998年に初めてSITH®クラスに参加して以来クリーニングを実践し、現在はアメリカとカナダで講師を務めている。3人の子育て、建設会計で2つの仕事、クリーニングを通して人生そのものを実用的な側面にも応用している。


当記事に関して


※当記事は(株)トータルヘルスデザイン発行の無料月刊情報誌『元気な暮らし』に掲載された記事を元に再構成をしております。
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Posted by THDstaff at 10:00 │講師の方々に訊く